天気図から風と波を予想していい波をあてる!
LINE講座:3回目の配信です
はるべえです
前回までは
サーファーにとっての2種類の風
についてお話してきました。
今回からは
「波・うねり」のパートに入ります。
テーマは
「波の要素と種類」
このパートは4つに分けて進めます。
- 波高と周期
- 風浪とうねり
- 波はどうして崩れるのか
- 波の周期を意識する
波高と周期
まずは波を構成する基本から整理します。
波の山と谷
波の山
海面が最も高くなった部分
波の谷
海面が最も低くなった部分
ここは基礎ですが、この後の説明で重要になります。
波を構成する3つの要素
① 波長
山と山(または谷と谷)を結ぶ水平距離
② 波高
山の頂上から谷の底までの高さ
③ 周期
1つの山(谷)が通過してから
次の山(谷)が来るまでの時間
波高はイメージしやすいですよね。
でも「波長」と「周期」は、
これまであまり意識していなかった方も多いと思います。
これから先、
まずは
波は波長・波高・周期で表現される、
ということを押さえておいてください。
今回のポイント
3つの要素で波を表現する
風浪とうねり①
次に、波の種類です。
波は大きく分けると2種類あります。
・うねり
風浪(風波)
名前の通り、風によって作られる波です。
海上で風が吹くと、
そのエネルギーを受けて波が発生します。
できたばかりの波、
まだ発達途中の波が風浪です。
たとえば、
朝はフラットだったのに、
昼前からオンショアが強まり、
夕方にサイズアップする。
これは典型的な風波です。
うねり
一方で、
風の強いエリアを抜け、
風の弱い海域に入ると、
波はだんだん整い、
丸みを帯び、規則的になっていきます。
これがうねりです。
・風波 → 不規則で尖っている
・うねり → 丸く、周期があり、整っている
サーファーが好むのはどちらか。
今回のポイント
「うねり」
風浪とうねり②
ここではもう少し具体的なケースで考えてみます。
台風からのうねり
遠く離れた海上で台風が発生すると、
その周辺では10m以上の波が風浪として発達します。
台風の近くでは強風によって
不規則で荒れた風浪が生まれています。
しかしその波が、
風の弱い海域へと進んでいくとどうなるか。
風の影響を受けなくなった波は、
だんだんと丸く整い、周期を持った波へと変わっていきます。
そしてその「うねり」が、
何百kmも移動して日本の沿岸に届きます。
これが、いわゆる
「台風うねり」です。
波源(波の発生源)が
同じ位置にしばらく留まると、
ということもあります。
サーファーにとっては嬉しい状況ですが、
もちろん台風自体は災害リスクも伴います。
ここで覚えておきたいのは、
整えられて「うねり」として届く
という流れです。
「風浪」から「うねり」へ
整理すると、流れはこうなります。
- 低気圧や台風で風浪が発生する
- 風の弱い海域へ移動する
- 波が整い、周期が揃ってくる
- うねりとして沿岸へ到達する
そしてそのとき、
沿岸がオフショア、または無風であれば…
というわけです。
今回のポイント
変化する過程を理解する
まとめ
① 波は3要素で表現する
波長・波高・周期
② 波には2種類ある
風浪(風波)とうねり
③ サーファーが狙うのは「うねり」
④ 風浪が整って「うねり」になる
ここまで理解できると、
波情報を見るときに
「波高」だけでなく周期も
自然とチェックするようになります。
これが次のステップにつながります。
次回のテーマは?
次回はさらに深掘りします。
波はどうして崩れるのか?
波と水深の関係、
ブレイクまでの過程、
潮の満ち引きとの関係などを解説していきます。
ここが理解できると、
「なぜ今日は割れないのか?」
「なぜ今日はダンパーなのか?」
が見えてきます。
ありがとうございました