天気図から風と波を予想していい波をあてる!
LINE講座:7回目の配信です
はるべえです
前回の第6回では、
天気図にはどんな情報が書かれているのか、
という内容についてお話しました。
今回はその天気図を使って、
- 波をつくる風がどこで吹いているのか
- 波・うねりはどこでつくられているのか
そこから
「うねりの向きを見つける」
というテーマで進めていきます。
天気図を見て、
ただ高気圧や低気圧の位置を確認するだけでなく、
どの方向から波が入ってくるのか?
ここまでイメージできるようになるのが今回の目的です。
うねりの向きとは?
まずは「うねりの向き」という言葉の整理からです。
これは文字通り、
のことを指します。
沖合で吹いている風によって波がつくられ、
その波がどの方向から届くのかを見つけることが、
今回のポイントになります。
ここではまず、
都内近郊のサーファーがよく通う
千葉・湘南・茨城エリアを例に見ていきます。
エリアごとのうねりの反応
まず大前提として、
ということを押さえておきましょう。
たとえば千葉や茨城エリアは、
東向きのビーチが多い地形です。
そのためベースとなるのは「東うねり」で、
北東〜南東まで幅広く反応します。
一方で湘南エリアは南向きに開いているため、
「南〜南西うねり」に反応しやすい特徴があります。
さらに冬型が強まったときには、
東海道沖から回り込む「西うねり」が反応することもあります。
つまり同じ関東圏でも、
- 東に強いエリア
- 南に強いエリア
- 西に反応するエリア
と、特徴がはっきり分かれます。
特に湘南の場合は、
東側にある房総半島が東うねりをブロックするため、
千葉や茨城に波があっても湘南はフラット、
というケースも珍しくありません。
このように、
ということをまず理解しておきましょう。
ポイントごとのうねりの反応
さらに細かく見ると、
エリアだけでなくポイント単位でも反応は変わります。
たとえば千葉エリアは東向きのポイントが多いですが、
- 南向きのポイント
- 北向きのポイント
- 入り江状のポイント
など、向きはさまざまです。
当然ながら、
となります。
そしてその向きによって、
オフショアになる風向きも変わります。
同じ湘南でも、
南向きのポイントと東向き寄りのポイントでは
ベストな風向きは異なります。
つまり、
- エリアの特徴を知る
- ポイントの向きを知る
この2段階で考えることが重要です。
ポイントの向きをどう調べるか?
では、ポイントの向きはどう調べればよいのでしょうか?
まず基本は地図を見ることです。
航空写真で見ると、
- どの方向に開いているのか
- 岬や半島に囲まれているか
- 堤防やヘッドランドの有無
がはっきり分かります。
さらに注目したいのは、
です。
小さな丘や岬があるだけで、
特定の風をかわすポイントになることもあります。
つまり、
- うねりの入り方
- 風の抜け方
は地形によって大きく変わります。
「このポイントはなぜ風が合うのか?」
「なぜここだけサイズがあるのか?」
そういう視点で地図を見ると、
波予想の精度が一段上がります。
どこからうねりがやってくるのか?
ここまでで、
- エリアごとに反応するうねりの向きが違う
- ポイントごとにさらに細かく違う
という話をしてきました。
では次に考えるべきは、
ということです。
うねりは突然ビーチの前に現れるわけではありません。
沖合の広い海域で、
強い風が・長い距離を・長い時間吹くことで作られます。
天気図を見るときは、
- どこで風が強く吹いているのか?
- どの方向に向かって吹いているのか?
- どれくらいの範囲で続いているのか?
をチェックします。
たとえば、
東の海上で等圧線が込み合い、
東風が何千キロも吹いているような配置であれば、
と考えられます。
また、南海上に台風があれば、
- その位置関係から見て南うねりなのか
- 南西うねりなのか
- 南東うねりなのか
ということも、ざっくり想定できます。
ここで重要なのは、
「沖で、どの方向に風が吹いているか」
を見ることです。
ビーチの風ではなく、
沖合の風がうねりを作るということを忘れないようにしましょう。
高気圧・低気圧のチェックポイント
うねりを探すときの基本は、
を読むことです。
■ 高気圧の場合
高気圧は中心から時計回りに風が吹き出します。
チェックするポイントは以下です。
- 中心はどこにあるか?
- 等圧線はどの方向に伸びているか?
- 等圧線の間隔は狭いか?
- 同じ場所にとどまっているか?
等圧線の間隔が狭いということは、
それだけ風が強いということです。
さらに重要なのは、
です。
同じ位置に高気圧があり続けるということは、
同じ方向の風が長時間吹いている可能性が高い。
つまり、周期の長いうねりに育ちやすいということです。
■ 低気圧・台風の場合
低気圧は中心に向かって反時計回りに風が吹き込みます。
チェックポイントは高気圧とほぼ同じです。
- 中心の位置
- 進行方向
- 等圧線の密度
- 滞在時間
特に台風の場合は、
が重要になります。
すぐ通過してしまう台風なのか、
ゆっくり進む台風なのかで、
- 一発的なサイズアップなのか
- 数日続くうねりなのか
という違いが出てきます。
3日前からの気圧配置の推移を見る
うねりを読むうえで、
当日の天気図だけを見るのは不十分です。
これが非常に重要です。
なぜか?
うねりは、
「今吹いている風」ではなく
「これまで吹き続けた風」の結果だからです。
たとえば、
- 3日前から同じ場所に高気圧がある
- ずっと東風が吹き続けている
という状況なら、
東うねりはすでに育っている可能性が高い。
逆に、昨日できたばかりの低気圧なら、
まだうねりは育ちきっていない可能性もあります。
ここで見るべきなのは、
- 同じような気圧配置が続いているか?
- 風向きが安定しているか?
- 強風域が広がっているか?
です。
この「推移を見る習慣」がつくと、
ようになります。
ここが、ただの波チェックと
「波を読む」ことの違いです。
まとめ:うねりの向きを見つける
今回は、
というテーマでお話してきました。
ポイントは大きく分けて3つです。
- エリアごとに反応するうねりの向きが違う
- ポイントごとにさらに細かく違う
- 天気図から沖の風を読んで、うねりの発生源を探す
そして重要なのは、
3日前からの気圧配置の流れを見て、
- 長く続いている風なのか
- 一時的なものなのか
ここまで考えられるようになると、
「今日はどのエリアに向かうべきか」
がかなりクリアになってきます。
なんとなく海に向かうのではなく、
これができるようになると、
週末サーフィンの成功率は確実に上がります。
次回のテーマは…
第7回はここまでです。
今回は
「どこから、どの方向のうねりが来るのか」
を見つけるところまで進みました。
次回の第8回では、
というテーマに入っていきます。
第3〜5回で学んだ
- 波高
- 周期
- 波長
これらを実際の天気図・気圧配置と組み合わせて、
どれくらいのサイズになりそうか?
を具体的にイメージしていきます。
ここができるようになると、
「胸〜肩くらいありそう」
まで想定できるようになります。
より実践的な内容に入っていきますので、
次回もぜひ楽しみにしていてください。
ありがとうございました