日が伸びて朝一は6時前から夕方は18時前までサーフィンできる【2023.2.25】

朝サーフィンって何時から入るのがベスト?
そんな疑問を持つ週末サーファーへ。

はるべえ
朝は風が弱く、海面が整い、混雑も少ない“ゴールデンタイム”です。

この記事では、季節ごとの日の出時間・潮の動き・風の変化をもとに、サーフィンを始めるのに最適な時間を詳しく解説します。
また、記事後半では千葉・湘南エリアを中心に、実際の気圧配置と波の様子もあわせて紹介します。


サーフィンは朝何時からできる?季節ごとのベストタイムを解説

今日と明日の気圧配置と風と波の様子を見ながら、
季節によって変わる「朝サーフィンの最適な時間帯」について解説していきます。

日の出時間と海に入れる目安

サーフィンを始められる時間は、基本的に日の出30分前〜日の出直後が目安です。
ただし、季節によって日の出時刻が大きく変わるため、朝に海へ入れる時間帯も異なります。

千葉エリア(勝浦)の例で見てみると、

  • 冬至(12月下旬)のころは、日の出が6時45分前後
    空が白み始めるのは6時過ぎで、実際に海に入れるのは6時半〜7時ごろが目安です。
    冷たい北西の風が吹きやすい時期ですが、朝のうちは風が弱く、面が整いやすい傾向があります。
  • 夏至(6月下旬)のころは、日の出が4時25分前後
    すでに4時ごろには薄明るくなり、早い人は4時前後から入水します。
    水温も高くなってきて、風も穏やかな日が多いため、まさに「朝一サーフィンのゴールデンタイム」です。

このように、季節ごとに「朝の海に入れる時間帯」は約2時間以上も違うため、季節の変化に合わせたスケジュールを意識するのがポイントです。

潮と風の動きを見極める

朝サーフィンで意識すべきは、潮位と風の向きです。

潮位はポイントごとに最適なタイミングが異なります。干潮のときにブレイクしやすい場所もあれば、満潮に近いほうが形が整うポイントもあります。したがって、「引き潮が良い」と一概には言えません。

はるべえ
一方で風については、気象学的に見ると朝の時間帯は陸風(オフショア)が吹きやすい傾向があります。

夜間に冷えた陸地と温かい海水の温度差によって、海から陸に向かう風(海風)が止まり、逆に陸から海に向かう風(陸風)が発生しやすくなるためです。
このオフショアが吹くことで海面が整い、うねりのラインがはっきりして、ブレイクが美しくなるのです。

つまり、「日の出前後+オフショアが吹く時間帯」を狙うことで、より良いコンディションでのサーフィンが期待できます。
その日の気圧配置や風向予報を確認し、潮位と合わせて“その日の最適な朝一”を見つけていきましょう。


今日の風と波(千葉・湘南エリア)

今日と明日の気圧配置と
風と波の様子です。

もう3年くらい前からでしょうか

Twitterには毎日の暦と潮回りを
勝浦、江ノ島、赤羽根、和歌山、宮崎、仙台新港
の6か所について毎日配信を
しているのですが、

2月25日の勝浦については
日の出:06:14 / 日の入:17:30
となっています。

1月は朝6時半でもまだ暗くて
7時前になって明るくなってきてましたが

今日はもう6時前くらいから
海に入れるようになってきました。

そして日の入りも遅くなり
17時はまだ全然明るい空ですよね。

これから6月中旬の夏至にむけて
どんどん陽が長くなり
サーフィンできる時間も多くなってきます。

まだまだ水は冷たいですけど
これからは三寒四温で暖かい日も
多くなってくるので

海に入るのも
更に楽しみになってきますね。

それでは今日も気圧配置から
見ていきましょう

午前3時の気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
今日午前3時の
気圧配置です

昨日と一昨日の木曜金曜の日本付近は
両サイドを高気圧に囲まれた
気圧の谷となり

南海上には前線が横たわって
停滞気味となっていましたが

昨日の15時にその前線上に
低気圧が発生し
ゆっくり東北東の方向へ
進んでいます。

午前3時の時点では
東海上の前線上に低気圧があり
また日本海から東進してきた
別の低気圧が三陸沖にあって
それぞれ東北東へ進んでいます。

西から大陸の高気圧が
張り出してきており

気圧配置としては
西高東低となりますが
本来の冬型がキマッたときの
ような西高東低ではありません。

それでも高気圧と低気圧の間で
等圧線が縦に間隔せまくかかることから

今日明日のこの週末は
北寄りの風が強めに吹く
時間帯も多くなりそうです。

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/

 

午前7時のアメダス風向風速データです。

千葉エリアは北西の風が
吹いているところが多く
やや強めに感じるポイントも
ありそうです。

はるか東海上からアリューシャン方面
へと中心を移動させた高気圧は
東海上で東よりの風が1,000㎞以上
長い距離吹くエリアがあり

ここで作られた東よりのうねりが
千葉エリアには今日もミドルサイズで
反応が続いています。

サイズとしては今日も
腰腹~胸くらいのサイズ感で
反応が続くポイントが
多くなりそうで

朝一は北西の風が吹いていて
多くのポイントで遊べるサイズの
波が反応してそうです。

午前中は潮が多い時間帯なことから
地形が深めなポイントは
割れにくいコンディションも
ありそうですが

昼前から1時間に20㎝くらい
大きく潮が引いてくるので
潮が動いてる時間帯に
北風を軽減するポイントで
入るのがよいかもしれません。

湘南エリアは
東よりのうねりが続いていることから
今日もスモールサイズなコンディション

もう少しサイズが欲しいところですが
ロングなど波に合わせて板を変えれば
少しはできる時間帯があるかもですね。

今日の波

一宮エリアの朝一の波。

風は弱く面もまあまあ良さげな感じで
セットは胸くらいはあったようです。

北風がこのまま強まらなければ
少し潮が引いてくると
もう少し良くなりそうですね。

明日の風と波(千葉・湘南エリア)

明日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
明日午前9時の
予想天気図です

今日の朝から昼にかけて
南海上にあった前線は
夕方前には東海上を離れていき

代わって西から高気圧の
張り出しが強まってきそうです。

日本列島には
高気圧前面の等圧線が間隔狭く並び

明日も千葉エリアは
北寄りの風が強い一日となり
体感的にも寒く感じられるでしょう。

昨日の予想よりも
等圧線が斜めにかかってきそうな
感じとなる予想気圧配置となり

北風になってくると
湘南エリアも鎌倉から茅ケ崎あたりまでは
やや強めに北風が入ってくるかもしれません。

千葉エリアには
明日もはるか東海上の高気圧からの
東よりのうねりの反応がありそうですが

海上で吹く強い北西の風により
波は抑えられてしまい

風をかわすポイントでは
今日よりもサイズは落としてきて
物足りないくらいのサイズ感に
なってくる可能性がありそうです。

湘南エリアも
サイズの小さい状態が続きそうであり
明日も物足りないサイズとなって
しまいそうです。

高気圧の張り出し部分の
等圧線のかかりかた・向きなどによって
風の入り方が変わってきそうですが

北西の風がベースとなってくれば
昨日の記事に書いたように
千葉よりも湘南のほうがだいぶ風の
弱い時間帯があるかもしれませんね。

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明後日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
明後日午前9時の
予想天気図です

明後日午前9時の予想気圧配置です。。

前日よりも西から高気圧の中心が
近づいてきて、冬型の気圧配置が緩んで
きそうです。

明日の日曜よりも風はおさまってきて
晴れて少しホッとするくらいな
陽気になってくるかも

はるか東海上の高気圧からの
東よりのうねりは弱くなりそうですが

明日から明後日にかけて
千島近海にある低気圧がまとまりだして
アリューシャンにある低気圧もあわせて

北東~北うねりの反応がでてきそうな
等圧線の形状の予想気圧配置となり
午後はこの北~北東うねりの反応が
少しでてくるかもしれません

今後の潮の動き

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php


よくある質問(FAQ)

冬至と夏至ではサーフィンできる時間帯はどう違いますか?

冬至(12月下旬)の千葉エリアでは、日の出が6時45分前後で、空が白み始めるのは6時過ぎ。実際に海に入れるのは6時半〜7時ごろが目安です。
一方、夏至(6月下旬)は日の出が4時25分前後で、すでに4時ごろには薄明るくなり、4時半ごろから入水できます。
季節によって「朝に海に入れる時間」は約2時間以上も違うため、季節に合わせてスケジュールを調整するのがおすすめです。

潮のタイミングは引き潮が一番良いのですか?

必ずしも引き潮が良いとは限りません。
ポイントごとに地形や水深が異なり、満潮のほうがブレイクが整う場所もあります。
その日の潮汐と地形の関係を観察しながら、コンディションを見極めることが大切です。

なぜ朝はオフショアが吹きやすいのですか?

夜間に冷えた陸地と、比較的温かい海水との温度差によって、朝は陸から海に向かう風(陸風)が発生しやすくなります。
この風がオフショア(岸から海へ吹く風)となり、波の面を整えて美しいブレイクをつくります。
気象学的にも、夜明け〜午前9時ごろは海面が最も落ち着きやすい時間帯です。

 

 

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