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台風6号はカットバックして北上⁈来週は台風7号候補の動向が気になる【2023.8.4】

サーファーと台風についてのKindle電子書籍
【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識

今日と明日の気圧配置と
風と波の様子です。

ここ最近の記事には
ざっくり風と波のイメージをつけて
沿岸部の風向きと遠方からのうねりの向きを
ざっくりイメージできるように
表現しています。

昨年までは毎日この図を作成していたのですが
ちょっとそこまでは対応できなくなって
しまったので、、、

せめて週末の記事更新のときには
なるべく作成してイメージをつけて
もらえればと思っています。

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今日の風と波(千葉・湘南エリア)

午前9時の気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
今日午前9時の
気圧配置です

今週も暑い日が続きました。

はるか東海上の太平洋高気圧の
張り出し部分に覆われる気圧配置が続いており

台風6号がフィリピンの東から北西に進んで、
そのまま大陸方向に行くかと思いきや

東シナ海でほとんど停滞するようになっており、
さらに今日になってからは進路を
東に変えて進みだしています。

 

気圧配置としては
同じような状況が続いてますが

水曜後半あたりから太平洋高気圧の
張り出しがやや後退してきており
後退した東海上には低気圧が発生して
北に進んでいるところです。

 

太平洋高気圧の張り出しが
東へ後退したことで、
日本付近には南西ベースの風が
入りやすい等圧線となって

台風6号も東へと進みやすくなってきた
気圧配置になりました。

千葉エリアには、
はるか東海上の太平洋高気圧からの
東〜南東ベースのうねりの反応が
先週からずっと続いており

月曜には
西日本の太平洋側の南向きポイントから
台風6号の南西ベースのうねりの反応が
ではじめました。

火曜日には千葉エリアにも
南西うねりが届き始め、

南西うねりが入りやすい
南向きのポイントでは
胸肩〜頭サイズの反応が
続いています。

 

朝早い時間帯は
風の影響は少ないものの
午前中から南よりの風が
やや強めに入り

夕方にはまた風が落ちつく
といった感じの風の吹き方が
続いてます。

 

南向きのポイントでは
朝夕はできる時間帯があり
ワイドながらもサイズのあるセットの波で
サーフィンできましたが
昼は風の影響でよくありません。

 

一方で南西の風をかわす
一宮周辺などは
台風からの南西うねりの反応は
やや鈍い感じですが、

それでも腰腹〜胸くらいの
程よいサイズ感で十分サーフィンは
できていたようです。

台風6号の動向

2023年台風6号_230804

大型で強い台風6号は
東シナ海で少し停滞していましたが
東へゆっくりと動き出しました。

中心気圧は965hPa、
中心付近の最大風速は秒速35mとなり
風速25m/s以上の暴風域を伴っています。

 

台風6号は強い勢力のまま
沖縄・奄美地方を通過する見込みとなり
その後は進路を北に変えて
九州から四国方面へと向かう
現時点での予想コースとなっています。

台風6号は九州南部に強い勢力のまま
接近する可能性があり、
西日本の太平洋側は来週は厳重警戒な
日が続きそうです。

 

台風6号の動きが遅いことから
千葉・湘南エリアにも南西ベースの
周期の長いうねりの反応が
しばらく続きそうです。

この週末も
南西うねりは強弱がありつつも
反応が続きそうであり

週明けからのうねりは
さらに強くなってきそうです。

 

沿岸部の風がネックになる日が
多くなりそうでして、
土曜日は南西の風、
日曜以降は南東の風が入りやすく

強いうねりと沿岸部の風をかわす
ポイントへ移動すれば、
中級者以上の方はサーフィンできる
コンディションが続きそうです。

今週の波

7月31日(月)

8月1日(火)

8月2日(水)

8月3日(木)

8月4日(金)

明日の風と波(千葉・湘南エリア)

明日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
明日午前9時の
予想天気図です

明日の気圧配置は
今日とほとんど変わらずな状況で

東シナ海にある台風6号がゆっくり東進し
後退した太平洋高気圧の縁辺を回って

北海道付近にかかる前線に吹き込む
南西ベースの風が吹きやすい
気圧配置です。

 

沿岸部の風は
朝から南西の風が入りやすく

南向きのポイントでは
今朝よりも面がザワついて
まとまりに欠けるコンディションからの
スタートになってきそう

朝一だけは風が弱い時間帯が
少しあるかもしれないので
南に開いたポイントへ向かうなら
朝イチから入るのがよいでしょう

 

すぐに南西の風の影響がでてしまうのと
台風6号の南西うねり+高気圧の南東うねりが
続いているので、

朝一に間に合わないときは
南西の風をかわす一宮周辺、千倉・千歳エリア、
茨城は鹿嶋エリアなどに向かうほうが
無難なポイント選びになってきそうですね

沿岸波浪予想図

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/waveinf/chart/fwjp.html

 

沿岸波浪予想図を見てみると
房総半島沖では
周期9秒、波高1.6mの南うねりが
予想されており

相模湾沖では
周期10秒、波高1.4mの
南南東うねりとなっています。

 

サイズのほうは
概ね今日と同じくらいな感じの
反応があるのではないかと思いますが、

台風6号は東シナ海で
西に少し離れた日もあったので、
そのときの分の南西うねりが入ってきて
今日より少しサイズを下げる
傾向になってくる可能性もあります。

高気圧から吹きだす
南〜南東うねりの反応は
明日も同程度で続きそうなので、

風さえかわせば程よいサイズ感で
楽しめるポイントもありそうです。

湘南エリアも
台風6号からの南西ベースのうねりが
続いており、

今週は風の影響はあるものの
比較的にサイズのある日が続きました

 

明日は南西うねりが
少し落ちつくかもしれませんが
波は続きそうです。

南向きなので
風の影響でまとまりのない波に
なってしまいそうですが

ジャンクな感じにまではならない
ポイントもありそうなので

由比ヶ浜など湾の奥のポイントや
構造物で風を軽減できるポイントなどに
向かうのがよさそうです。

海水浴の時間帯とエリアは
事前にチェックしていったほうが
よいでしょう。

ざっくり風とうねり230804

明日のざっくり風と波のイメージです。
参考にしてもらえればと思います。

明後日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

日曜日の日本付近の気圧配置は
東から太平洋高気圧が張り出し、
西日本には台風6号が接近してきそうです。

沖縄と奄美地方は
2回目の台風6号の襲来ということで
被害も出ているようであり
引き続き警戒が必要な状況が続きます。

 

日曜日も沿岸部では
南ベースの風が入りやすく
土曜と同じような風の吹き方になる
見込みですが

今日よりも東の成分が入った
風となってきそうで
南東ベースの風にシフト
してきそうです。

 

土曜日よりも
台風6号からの南西うねりは
やや強まってきそうであり

後半はハードになってくる
ポイントもあるかもしれません

 

南東の風で外海のポイントは
風の影響が出てしまいそうですが
朝イチなど少しでも風の影響のない
時間帯に入っておくのが
無難となってきます。

すこしまわりくどい記載をしますが、
南西うねりが強めに入ってきそうであれば
南東の風をかわすエリアへ向かうと
楽しめるかもしれませんね

来週は台風7号が発生?

台風6号の現時点での進路予想図は
先ほど掲載したものになりますが、

はるべえ
気になるのが新たに南海上に予想された
熱帯低気圧の動向です。

こちら太平洋高気圧の縁辺を
北上してきそうであり

台風にまで発達しながら
高気圧の張り出し具合いによっては
関東地方に接近してくる可能性も
ありそうです

来週後半あたりのことなので
まだまだ進路や発達度合いなどはわかりませんが

台風6号と共にこの熱帯低気圧の動向も
チェックしておいたほうがよさそうです

今後の潮の動き

勝浦の潮位データ_230804

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

 

今日の記事は以上です。
本日もお疲れ様でした!
気圧配置

 

 

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はるべえはるべえ@波乗りお天気ブログを毎日更新している気象予報士です/貴重な週末の休みの日に海に行くならいい波に乗りたいですよね!\週末サーファーの方なら誰もがそう思っているかと思いま[…]

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