天気図の見方

6.天気図から風と波を予想する①~天気図の見方~

  • 2022年11月7日
  • 2026年2月11日
  • note

天気図から風と波を予想していい波をあてる!
LINE講座:6回目の配信です

はるべえ
こんにちは
はるべえです

今回からいよいよ後半戦です。

第1~5回では、

  • 風の基本
  • 波の仕組み
  • 周期の見方

といった「土台」を整理してきました。

ここからは、

実際に天気図を見て、
どう風と波をイメージするか?

に入っていきます。

今回から扱うテーマはこの4つです。

  1. 天気図の見方
  2. うねりの向きを見つける
  3. 波のサイズをイメージする
  4. 気圧配置ごとのうねり

目標はひとつ。

はるべえ
天気図をパッと見て
ざっくり風と波を想像できるようになること

完璧に読む必要はありません。

「ざっくり」ができれば、
週末サーフィンの精度は大きく変わります。


アジア太平洋地上天気図

まず基本となるのが、
気象庁が公開している地上天気図です。

私は基本的に

アジア太平洋地上天気図(ASAS)

を使っています。

なぜこれを見るのか?

理由はシンプルです。

うねりは遠くから来るから。

日本付近だけ見ても、
波の“発生源”は分かりません。

遠方の低気圧、台風、
発達した気圧配置。

それらを把握するには、
広い範囲の天気図が必要です。


2種類の地上天気図

気象庁のサイトには、

  • ASAS(広域)
  • SPAS(日本周辺)

の2種類があります。

基本はASAS。

日本周辺を拡大して細かく見るときはSPAS。

この使い分けが基本になります。


天気図を見るときの観点

では、どこを見るのか?

  • 高気圧・低気圧の位置
  • 等圧線の間隔
  • 移動方向とスピード

そして必ず意識するのが、

  • 沿岸部の風はどう吹くか?
  • どこで波が作られているか?

最初は分からなくて大丈夫です。

まずは

「どこが波源になりそうか?」

を探すクセをつけてください。

今回のポイント

はるべえ
天気図は
“波の発生源探し”から始める

高気圧と低気圧の風の流れ

ここは前半パートの復習です。

ただし今回は、
「知識」ではなく「使い方」として整理します。


北半球の基本ルール

  • 高気圧: 時計回りに外へ吹き出す
  • 低気圧: 反時計回りに中心へ吹き込む

これは中学理科レベルの話ですが、
ここからが重要です。


サーファー視点での見方

天気図を見たとき、

自分の行くポイントは
高気圧のどの位置にあるか?
低気圧のどの位置にあるか?

これを考えます。

例えば、

  • ポイントが低気圧の南側にある

この場合、
南寄りの風が入りやすい

逆に、

  • 高気圧の西側に位置する

この場合は、
北寄りの風になりやすい

この「位置関係」が読めるだけで、
沿岸の風向きがざっくり見えてきます。


等圧線の間隔=風の強さ

次に見るのが、
等圧線の間隔です。

  • 間隔が狭い → 風が強い
  • 間隔が広い → 風が弱い

これも基本ですが、

大事なのは、

その風が
波を作る側なのか?
波を潰す側なのか?

という視点です。

強いオフショアなら整います。

強いオンショアなら崩れます。

「強い風」そのものが問題なのではなく、
どの方向から吹く強い風かが問題です。


風は2種類ある

ここからが後半パートの核心です。

  • ① 波を作る風(沖で吹く)
  • ② 波の形を決める風(沿岸で吹く)

天気図を見たら、
この2種類の風を分けて考えます。

沖で強く吹いていれば、
将来的なうねりになります。

沿岸で強く吹いていれば、
その日のコンディションを左右します。


位置関係を立体的に見る

慣れてくると、

  • この低気圧が東へ進む
  • 明日は等圧線が締まる
  • 明後日は抜けて高気圧圏内

という流れが読めます。

つまり、

今日の風だけでなく、
明日の風まで想像できる

ようになります。

これができるようになると、
「波待ちの後悔」が減ります。

今回のポイント

はるべえ
高低気圧は
“風向きを決める地図”として使う

天気図に記載されている情報

天気図を見ると、
文字や記号がたくさん書かれています。

正直、
全部を覚える必要はありません。

ここでは、
サーファーが使う部分だけ整理します。


① 時刻(UTC)

ASASはすべてUTC(協定世界時)表記です。

UTC + 9時間 = 日本時間(JST)

例えば、

  • 0000UTC → 日本時間9時
  • 1200UTC → 日本時間21時

ただし、
気象庁サイトでは日本時間も表示されるので、
そこまで神経質にならなくてもOKです。

重要なのは、

その天気図が「いつのものか」

これを必ず確認することです。

古い天気図を見て判断するのは危険です。


② 等圧線(風の強さを見る)

等圧線は通常、
4hPaごとに引かれています。

そして太い線は20hPaごと。

ここで見るのは数字ではなく、

間隔の広さ・狭さ
  • 詰まっている → 風が強い
  • 広い → 風が弱い

特に注目するのは、

  • 自分のポイント周辺
  • うねりを作りそうな海域

この2か所です。


③ 高気圧・低気圧の移動

中心付近には、

  • 中心気圧(hPa)
  • 移動方向
  • 移動速度(KT)

が記載されています。

KT(ノット)は、

だいたい ×2 で時速km

と覚えておけば十分です。

例)

  • 10KT → 約20km/h

大事なのは、

その低気圧が近づいているのか?
遠ざかっているのか?

これを把握することです。

近づくなら風は強まりやすい。
抜けるなら回復方向。

この流れを読むことが重要です。


④ 台風の情報

台風には、

  • 進行方向
  • 最大風速
  • 警報エリア(SW・GW)

などが書かれています。

ただし、

LINE講座ではここまでの詳細は扱いません。

重要なのは、

どの海域で、
どれくらい強い風が吹いているか

だけです。

それが、
何日後にうねりとして届くか。

この発想が大事です。


全部読めなくていい

天気図は、
気象専門家向けの資料です。

だからこそ、

「波に関係する部分だけ」
抜き取ればいい

のです。

全部を理解しようとすると、
嫌になります。

波源と風向きだけ。

まずはそこからで十分です。

今回のポイント

はるべえ
天気図は全部読まない。
波に関係する部分だけ拾う。

天気図に2種類の風を書き込む

ここからが、
この講座の後半戦の本番です。

天気図を「見る」だけでは、
なかなか波は読めるようになりません。

そこでやることは、ひとつ。

天気図に、風を書き込むこと。

しかも、
書き込む風は2種類です。


① 波をつくるための風

まずは、
海上で吹いている強い風を探します。

ポイントではなく、
沖合です。

等圧線が詰まっている場所を見つけて、

  • どの方向に吹いているのか
  • どれくらい広範囲で吹いているのか

をざっくり把握します。

そして、

その風が、どちら向きのうねりを作るか

を考えます。

ここが最初の一歩です。


② 波の形を左右する風

次に見るのは、
自分のポイント付近の風向きです。

同じ天気図でも、

  • 沖で吹いている風
  • 沿岸で吹いている風

は違います。

ここで考えるのは、

オンショアか?オフショアか?

それだけです。

難しく考える必要はありません。

例えば湘南なら、

  • 北風 → オフショア
  • 南風 → オンショア

といった具合です。

これを天気図から逆算します。


なぜ書き込むのか?

頭の中だけで考えると、
意外と混乱します。

でも、

矢印を書くだけで、
一気に整理されます。

天気図上に、

  • 沖の風 → うねり方向の矢印
  • 沿岸の風 → 風向きの矢印

を書き込む。

たったこれだけで、

波が見えるようになります。


完璧を目指さない

ここで大事なのは、

「正確に」ではなく
「ざっくり」でOK

ということ。

気象予報士になる必要はありません。

サーファーとして、

  • うねりはどこから来るのか?
  • ポイントの風は整うのか?

これだけ分かれば十分です。


第6回〜第9回のゴール

この後の回では、

実際の天気図を使って
2種類の風を書き込めるようになる

ここを目標にします。

海に行く前日の夜。

予想天気図を見て、
矢印を書き込む。

そして、

「明日はこうなるな」

と、想像できるようになる。

そこまでいけば、
波チェックは一段レベルが上がります。

今回のポイント

はるべえ
天気図に2種類の風を書き込む。
それだけで波は見え始める。

次回のテーマは「うねりの向きを見つける」

第6回では、

  • 天気図の基本
  • 高気圧・低気圧の風の流れ
  • 2種類の風を書き込むこと

ここまでお話してきました。

ここからが、いよいよ核心です。


波は「どこで」つくられているのか?

天気図を見て、

沖のどこで強い風が吹いているのか?

それが見えてくると、

うねりの向きが分かるようになります。

そして、うねりの向きが分かれば――

  • どのポイントが反応するのか
  • どのエリアはスモールなのか
  • どこはクローズするのか

が、見えてきます。


次回はここを掘り下げます

第7回では、

波をつくる風がどこで吹いているのか
その風が、どちら向きのうねりを生むのか

これを具体例を使って解説していきます。

天気図を見た瞬間に、

「あ、これは南うねりだな」
「これは東混じりだな」

と判断できるようになるのが目標です。


後半戦は“実戦編”です

ここから先は、
知識ではなく「使える感覚」を育てるパートです。

難しい理論は増やしません。

やることはシンプル。

天気図 → 風 → うねり → ポイント

この流れを、頭の中でつなげられるようにするだけです。

次回もぜひ、ゆっくり読んでみてください。

はるべえ
後半戦、ここからが面白くなりますよ。

それでは次回の配信でお会いしましょう!

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