南岸低気圧が東海上に抜けた日曜の東うねりがよいかも【2023.1.6-1.9】

今週と来週の気圧配置と
風と波の様子です。

今日は二十四節気
「小寒」
です。

いわゆる「寒の入り」ということで、
今日からはもう年賀状ではなく
寒中見舞いとして出すこと
になります。

年明けからは
西高東低の気圧配置が
続いてはいるものの
強い寒気の南下はなく、

日中は風も弱くて穏やかな
冬晴れとなってますが

ここ3日間は
どこも波がないですね・・・

明日は南海上を低気圧が
通過していきそうであり、

その後は東海上で発達して
アリューシャン方面へという
流れにもなりそうなので、
波のほうにも少し変化が
でてきそうです。

今週はこれまでの
気圧配置の推移から
見ていきたいと思います

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季節の移り変わりを感じる

これまでの風と波(千葉・湘南エリア)

今週の気圧配置の推移

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
これまでの
気圧配置の動きです

今週の気圧配置の推移を
動画で掲載してみました。

西高東低の冬型の気圧配置
が続いていますが、

関東付近にかかる等圧線は
間隔がそれほど狭くなっておらず

ここ数日は風の弱い時間帯も多くて
穏やかな晴れの日が続いています。

アリューシャン列島付近には
中心がばらけた低気圧が
いくつかあり、

だんだんと1つにまとまって
きそうな段階にはあるようです。

東の海上には
北西から南東方向へとのびる
長い等圧線がかかっていて

北西方向のうねりが発達しやすい
低気圧の形であることから

日本に向けての北東うねりは
入りにくい状況です。

千葉エリアの年末は
北東うねりが続いて、
いい感じの乗り納めができ、

年始は少しサイズが落ちながらも
3日まではなんとか出来る日があり
初日の出サーフィンを楽しめた
ポイントも多かったようでした。

なんですけど
4日の仕事はじめからは、、、

千葉エリア全域で
スモールサイズになってしまい、

今日もインサイドのショアブレイクが
中心で、和田エリアの朝は
海に入っている人はほとんど
いませんでしたね・・・

湘南エリアも
3日まではスモールサイズながらも
西うねりが少しだけ
反応が続いていたようで、

ロングなどで何とかといった
感じのようでしたが

4日以降はかなり厳しくなって
しまったようでした。

今週の波の様子

4日水曜日からの空と波の様子です

14日(水)

潮が少ない時間帯だけ
何とか割れる波もありましたけど、
だいぶ物足りない感じ

15日(木)

4日はまだ正月休みの方が
多かったのでしょうか?

海に入ってる人が多かったのですが、
5日になるといつもの平日に・・・

波がないというのも
ありますけど

16日(金)

インサイドで割れる膝波、
だいぶ待っても乗れそうな波は
ほとんどありませんでした

1月7日(土)

南海上を低気圧が通過しており、
東よりのうねりの反応は
昨日より少し良くなってきたかな
といったところ。

午後はもう少し
反応良くなってきたようで、
腿腰たまーに腹くらいのセットも
入ってきていたようです。

1月8日(日)

もう少しサイズが
出てくるかと思いましたが・・・

千葉南エリアへの
東よりのうねりの反応は
よくなかったです。

夕方は潮が多くなっても
少ししっかりしたセットが
入ってきているようにも
見えました。

こちらは朝一の一宮周辺の波の様子。
今日も波レポ送ってもらいました。

朝一は腰くらい
その後はサイズもう少しアップ
してきたようで

腹胸くらいのセットの波も
入ってきていたようでした。

こちらはそこそこ遊べる波で
楽しめていた時間帯も
あったようですね

1月9日(月)

こちらは月曜日の朝の一宮周辺の波の様子です。
今日も波レポを送ってもらいました。

朝は潮が多い時間帯で割れにくく
昼は風がオフショアとなってきて
もう少しサイズアップしてくるかと
思ったんですけど

北東うねりの反応はイマイチな感じで
それでも腰腹くらいで遊べる波で
夕方を迎えたようでした。

唐桑の波浪観測データを見ると
今日になってから周期10秒以上の
波長の長いうねりがコンスタントに
観測されはじめましたが

波高はまだだいぶ小さく
もうすこし波高に変化が出てくると
千葉エリアにもしっかり
反応してくることが多いです

唐桑の波浪観測データ
https://www.jma.go.jp/bosai/wave/#code=47594&type=point

一方で10日は冬型の気圧配置が強まるので
石廊崎の波浪観測データの値の変化を
よくチェックしておくと良さそうです。

石廊崎の波浪観測データ
https://www.jma.go.jp/bosai/wave/#code=47656&type=point

これからの風と波(千葉・湘南エリア)

1/7(土)午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
1/7 午前9時の
予想天気図です

南海上を前線を伴った低気圧が
東進してきます。

午前9時の時点では
潮岬のすぐ南の海上に
低気圧中心が予想されており

その後は東海道沖を東進し
夜までには千葉の南東海上まで
移動してきそうです。

 

この低気圧の通過するコースにも
よってきそうですが

今のところ朝のうちは北西の風で
次第に西よりの風にシフト
してきそうな感じで

風はそれほど強まらない
予想がでています。

 

波のほうは何とも微妙な感じ
しておりまして

この低気圧の影響により
東よりの風波・うねりが反応
してきそうではありますが

低気圧中心は1012hPaとして
予想されており
あまり発達しない感じの
低気圧になりそうなので

大きなサイズアップとまでは
いかなそうな感じではないかと・・・

午後の千葉北エリアだと
北東~東うねりが反応しやすい
感じになっているかもしれませんね

ただ今日よりは
乗れる波は多くなって
くるのではないかと思います

湘南エリアも
大きなサイズアップといった
感じではなさそうです。

西うねりの反応も弱く
低気圧の北側で東よりの波が
回って少し反応する
くらいでしょうか・・・

こちらも今日よりはまだ少し
できるかもといった感じで
基本的にはスモールサイズの
ままとなりそうです。

1/8(日)午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
1/8 午前9時の
予想天気図です

前線を伴った低気圧は
やや発達しながら東海上へと進み
西高東低の気圧配置に。

関東付近は等圧線が縦にかかり
北西の季節風が吹きやすい
気圧配置です。

遠ざかる低気圧による
北東~東のうねりの反応が
良くなる可能性あり

明日土曜日よりも
日曜のほうがサイズ的には
期待ができるでしょう。

朝一は北西の風が吹いてそうなので
大きなサイズアップとは
いかなそうですけど

多くのポイントで
遊べるサイズなコンディションからの
スタートになるかもしれません

その後は北風にシフトしてきそうなので
風をかわすポイントでは
一日を通して遊べる波が
入ってくるかもですね

1/9(月)午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
1/9 午前9時の
予想天気図です

8日(日)の朝は
一時的に西高東低の気圧配置で
弱い冬型となりますが、

次第に東シナ海にある高気圧が
張り出してきて冬型は緩んできます¥した。

9日(月)の朝には
高気圧の前面にすっぽりと
覆われるようになり、

寒の入りしているこの時期としては
だいぶ暖かい一日となりそうです。

朝のうちだけ
北西のオフショアベースの風が
吹くところが多く、

昼前からは西〜南西の風に
シフトしてきそうです。

千葉エリアは
東海上を遠ざかる低気圧からの
東よりのうねりの反応が何とか続き

後半はアリューシャンの低気圧から
周期の長い北東うねりが混じって
反応してくる可能性もありそう
です

千葉南と湘南エリアは
東海道沖からの西うねりが
少し反応してくるかも
しれませんが

本来の強い冬型による
西うねりではなく
西風が強くなるエリアが
短かそうであることから

西うねりは少し反応してくる程度で
あまり期待はできなさそうです。

明日の後半は西~南西の風が
吹いてきそうなので

はるべえ
午後の一宮周辺や茨城の鹿嶋エリア
などを狙ってみては如何でしょうか?

1/10(火)午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
1/10 午前9時の
予想天気図です

9日(月)に北日本を通過する低気圧が
10日の朝には千島近海まで移動してきて
発達する予想気圧配置です。

西高東低の冬型の気圧配置となり
日本付近は気圧傾度が大きく
縦にかかる等圧線の間隔が狭く
なってきそうです。

月曜の暖かさとは打って変わって
北西の季節風が強くて冷たく感じる
寒い一日となりそうです。

千葉エリアは北東ベースの
うねりが弱くなってきそうで
オフショアが強くサイズも落ちて
物足りないコンディションに
なってきそうな感じに・・・

湘南エリアは
火曜日の日付になったくらいから
東海道沖で西よりの風が
強まってきそうであり

昼までに少し西うねりが
反応してくる可能性も
ありそうです。

ただし東海道沖の風向きが
西というより北西が強くなって
吹くのであれば

西うねりの反応はイマイチに
なってくるかもしれません。

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東海沖からの西うねり

今後の潮の動き

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

この週末は
朝一は満潮時刻に近く
潮が多い時間帯となり
昼に干潮時刻を迎えます

大潮回りですが
昨年末からと同様で

この時期の大潮は
夜中に潮が大きく引いて
昼はあまり潮が大きく
動きません

ですが
千葉南エリアなどの
地形が深くなっているポイントが
多いエリアでは

少しでも潮が少ない時間帯に
入ったほうが割れやすい
傾向にもなるので

潮の動きとポイントの特徴から
入るタイミングを決めておくと
よいかと思います。

潮回りについては
こちらに詳しく記載してます

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今日の記事は以上です。
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