台風2号の南うねり~上級者は北風に変わるタイミングを要チェック【2023.6.2】

サーファーと台風についてのKindle電子書籍
【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識

今日と明日の気圧配置と
風と波の様子です。

今日は南海上を台風2号が
東北東に進みましたが

今回の台風は本体の影響ではなく
台風から暖湿流が梅雨前線に大量に
流れ込んだことにより
前線の活動がかなり活発になって
大雨の影響が広がりました。

線状降水帯が発生したエリアも
いくつかあったようで
被害が大きくならないように
願うばかりです。

今日は大荒れな一日となりましたが
明日は思ったよりも早く北よりの風に
シフトしてきそうです。

波はまだまだサイズかなり大きく
クローズアウトなポイントが
ほとんどとなりそうですが

上級者の方はタイミングと
ポイント選びで出来るかもしれませんが
よほど技量に自信がないと厳しいでしょう

日曜の朝は風が弱そうなので
中級者の方は日曜の朝一を
狙ったほうがよいかもしれません。

くれぐれも無理のないように
ご注意ください

今日の風と波(千葉・湘南エリア)

午前9時の気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
今日午前9時の
気圧配置です

大型の台風2号ははるか南海上を
西へ進んだあとフィリピンの東で
次第に進路を北へシフトさせ

その後沖縄地方を直撃し進路を
東北東へとシフトさせ進んでいます。

西日本から東日本にかけて
梅雨前線がかかった状態が続いており
台風2号からの暖かく湿った南寄りの風が
前線に吹き込むことで
前線の活動が活発になってきています

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こちらは午前7時過ぎの雨雲の様子ですが
台風の周辺というよりも
梅雨前線の近傍で雨雲が発達している
ことがわかります。

九州から関東の太平洋側には
梅雨前線が停滞傾向となることから
今日から明日にかけては
大雨が続くところが多くなり
土砂災害などに警戒が必要です。

今日は太平洋側の各地で
線状降水帯が発生し大雨が続いた
所が多くなって一部では被害も
発生してしまっているようです。

南風が強すぎて
今日は海に入るような日では
ありませんでした。

風をかわす一宮周辺や千倉などでは
少しできたのかもしれませんが
極強い風の中で無理に入るような
コンディションにはなってなかった
かと思います。

台風2号の動向

2023年台風2号_230602

午後6時時点の状況です。

大型の台風2号は種子島の南南東250㎞のところにあり
時速30㎞で東北東に進んでいます。

中心気圧は980hPa
中心付近の最大風速は秒速23mとなり
勢力はだいぶ衰えてきてますが

今回は梅雨前線を刺激したことによる
顕著な大雨をもたらした台風と
なりました。

明日午後6時には
南海上で温帯低気圧になる
予想となっています。

今週の波

5月29日(月)

台風2号からの南よりのうねりの反応があるも
風の影響もあって南向きのポイントでは
まとまりのないコンディション。

南からの風とうねりをかわす千倉では
面クリーンながらもインサイドの腰くらいな
ブレイク。

5月31日(水)

6月1日(木)

6月2日(金)

朝から南よりの風が強く
まだそんなにサイズアップはしてなかった
のですが既に荒れたコンディション。

その後南風がかなり強くなって
大きくサイズアップも
クローズアウトなコンディションでした。

明日の風と波(千葉・湘南エリア)

明日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
明日午前9時の
予想天気図です

台風2号が南海上を東北東へ
進む予想となり
台風の北側には前線がかかり
千島近海にある別の低気圧まで
繋がる予想気圧配置です。

まだまだ警戒が必要な時間帯が
続きそうなので、
引き続き大雨や土砂災害などに
十分注意が必要となりそうです。

明日は台風2号からの南寄りのうねりが
引き続き大きく反応してきそうであり
いつものように朝一から海に入ることは
どのポイントでも無理そうです。

明日の注目は風向きの変化で
いつ北よりの風にシフトしてくるか
ですね

各種風の予想を見ているのですが
夜が明ける4時台はまだ南~南西の風が
強く吹いているところが多く

6時頃から西に位置する湘南から
北よりの風にシフトしてくる
可能性がありそうです。

千葉エリアが北よりの風にシフト
するのは9時くらいでしょうか

とはいえ
風が変わったからといって
海はすぐに落ち着くという訳ではなく
午前中のメジャーなポイントは
ほぼクローズアウトが続くと
思っていてよいのではないかと

上級者の方はクラシカルなリーフの
ポイントで記憶に残る波に乗れる
可能性もありそうですが、

技量によほどの自信がない限りは
明日は無理しない方がよいかと思います。

普段波の割れないエリア・ポイントでは
できる可能性がありますが

土曜ということもあり
迷惑駐車でパトカーが出動なんて騒動も
想定されますので、ここでは記載は
しないようにしておきます。

明後日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

台風2号から変わった低気圧と前線は
東海上を離れていき
北海道付近には小さな低気圧が
予想されています。

その低気圧の南側で
北日本は等圧線が東西に
3本かかりそうです。

台風2号が残した南よりのうねりは
まだ反応が続きそうですが
日中は南よりの風が入りやすそうです。

朝早い時間帯は
風が弱い可能性があるので
サイズが落ち着いてきたところでは
できるポイントが増えてきそうです

今後の潮の動き

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

今週末は大潮の期間となり
昼の干潮時刻には潮が大きく引いてきます。

週末では特に日曜の昼前に
かなり潮が少ない状態になってきますので
岩が露出するところも多くなってきます

サイズのある波で普段は入らないポイント
でサーフィンすることもあるかと思いますが
リーフの位置などは十分お気をつけください

今日の記事は以上です。
本日もお疲れ様でした!

“天気図から風と波を予想していい波をあてる”をテーマに、週末サーファーがいい波にのるための、気象・海の知識と経験則についてKindle電子書籍にしました。

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