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今週の気圧配置と風と波~台風7号の波と地形の変化【2023.8.18】

サーファーと台風についてのKindle電子書籍
【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識

今週の気圧配置と風と波の様子です。

8月もお盆休みが終わり
夕方の日が暮れるのがだいぶ
早くなってきました。

昼はまだまだ危険な暑さですけど
夜になるとふと秋を感じさせるような
空気も入ってきて
季節は着実に進んでいます

ここ最近は海での事故のニュースを
よく聞きます。
昨日も由比ヶ浜で事故が発生したとのことや
鹿児島ではサーファーが30㎞も流されて
発見されるなども発生しています。

まだまだこれから台風はどんどん発生するでしょうし
サイズの大きなパワーのある波でサーフィンできる
時期ではありますが

くれぐれも慢心にならないように
自然の力を甘くみないことは
いつも意識して
安全にサーフィンを楽しみたいですね。

台風に関してまとめたKindle電子書籍です。
災害への備えについても書いてますので
本格的な台風シーズン前に
一度目を通していただくとよいかと思います。

サーファーが知っておきたい台風の知識:
台風スウェルをあてるための知識・経験則と
災害への備え Kindle版
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今週の風と波(千葉・湘南エリア)

台風7号の経路図

T2307

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/yoho/typhoon/route_map/bstv2023.html

先週末3連休からジワジワと
北上して近づいてきた台風7号は
お盆の時期に日本列島を直撃し
各地で大きな被害が出てしまいました。

当初の台風進路予想では、
日本に近づいてきたところで
北東方向に進路を変えて
北上する予想となっており、

はるべえ
関東地方に大きな影響が出るのではと
ヒヤヒヤしたのですが・・・、

台風7号は北西進を続けて、
紀伊半島の潮岬付近に上陸。

その後は近畿地方を縦断し
日本海に抜けてから、
間宮海峡に差し掛かったあたりで
温帯低気圧に変わりました。

この台風により近畿地方を中心に
被害が発生してしまっており、
鳥取県では大雨特別警報も発表されました。

台風から離れた関東地方も
南からの湿った空気が入り込み
大気の状態が不安定となって、
所々で激しい雨が観測されています。

関西エリアを中心に
新幹線や在来線までも
計画運休が実施され、

お盆の時期に直撃したということで
交通網も大混乱となりました。

今回は関東地方には
大きな影響はありませんでしたが、
関東地方へ直撃となっていたら
更に大きな影響と大混乱になっていた
のではないかと思います。

はるべえ
今回被害に遭われた方々が
1日も早く元の生活に戻れますように・・・。

今週の気圧配置の推移

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
今日午前9時の
気圧配置です

今週は台風7号が中心の気圧配置
の推移となりましたが、

今朝は台風7号から変わった低気圧が
オホーツク海を北東へ進んでおり、
南海上には高気圧があってほとんど
停滞しています。

台風7号が日本海を北東へ進んだことで、
千葉と湘南エリアは南よりの風が
入りやすい日が多くなりました。

千葉と湘南エリアには、
先週の台風6号からの
南西うねりに続いて、

台風7号からの南東うねりが
十分なサイズで反応が続きました。

千葉の外海エリアでは
ハードなコンディションで
クローズアウトな状況が続いた
ポイントがあったものの、

強いうねりをかわすポイントや
上級者向きのリーフのポイント
などでは、

サイズも十分ないい波が
続いたところもあったようで、

湘南も鎌倉エリアを中心に
いい感じの波が続いた
お盆休みとなったようですね。

台風の波と地形の変化

台風6号と7号の強いうねりが
入ったことにより、

砂が沖に持ってかれてしまい
地形が深くなってしまった
ポイントもあれば、

逆に地形が良くなってきた
傾向のポイントもあるようです。

 

多くの場合、台風などの強いうねりが
入ってくることで
汀線部付近の砂が波でエグられて
削り取られるような感じとなり

沖に砂が移動してしまって
地形が深くなってしまうことが
多いのですが、

これまで地形が深かったところは
かき混ぜられたことで逆に砂がついて
地形が戻ってくる場合もあるようです。

一度砂が沖に持っていかれて深くなってしまうと
なかな砂が戻ってこなくて深い地形な状態が
続くことがおおいです。

大雨が降って川の土砂が海へ流れ込むタイミング
で復活してくることもありますが
近年はあんまり大雨で川の水が流れこんでも
地形が復活しにくい傾向になってきたと感じます。

そうなると長い時間かけて
ゆっくりゆっくり砂が戻ってくるのを
待つようになるパターンが多いです。

これはあくまでボクの経験則であり
このビーチブレイクの砂の移動だけは
どのように変化するのかが
さっぱり見当つきません・・・

先週よりも砂の厚みが1m程度低くなった
なんてことはよくあることで
よく見てないと気づかないですが
思っているよりも砂の移動は激しいです。
(海岸にもよります)

このあたりの経験を踏まえKindle電子書籍に
まとめようかなと思っているんですけど
なかなか手が回ってないです・・・

今週の波

台風7号の南東うねりは
16日後半にはだいぶ落ち着き傾向となり、

17日の木曜からは
オホーツク海から南下してきた
高気圧からの東よりのうねりが
メインで反応してきてます。

千葉エリアは
今日の金曜日も東うねりが
十分なサイズで反応続いており、

南風をかわす一宮周辺などでは
コンディションが上向いてきていた
ようですね。

14日:月曜日

15日:火曜日

16日:水曜日

17日:木曜日

18日:金曜日

明日の風と波(千葉・湘南エリア)

明日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

はるべえ
明日午前9時の
予想天気図です

明日も日本の南には
高気圧中心が予想されており、
また千島近海にも別の高気圧が
予想されています。

この二つの高気圧の間には
カムチャツカ半島にある低気圧
からのびる前線が形成される
といった予想気圧配置です。

南海上の高気圧の
南東側には低気圧があって、
明日はこの低気圧の北側で流れる
南東ベースの風が入りやすく
なってきそうです。

明日のざっくり風と波の
イメージです。

ざっくり風とうねり230818

朝一は風の弱い時間帯が
ありそうですが、
次第に南東の風の影響が
出てきそうなパターンになってきそう。

東海上の高気圧からの東うねりの
反応は明日も続きそうですが、
今日より反応はやや鈍くなってきそうなので、

今日に比べてワンサイズくらい
ダウンする感じになるかもしれません。

 

東うねりに反応しやすく南風を軽減し、
今日の夕方もそこそこできていた
一宮周辺や千倉・千歳などのポイントに
向かうのが無難となってきそうです。

朝一は潮が多いので
割れにくい厚い波が中心かも
しれませんので、

少し潮が引いてくるミドルタイドの
時間帯に合わせて入るのが
よいかもしれませんね。

茨城の鹿嶋エリアも今日に続いて
出来そうな感じなので、
午前中のミドルタイド狙いで
入るのが無難になってくるでしょう。

明後日午前9時の予想気圧配置

引用:気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

 

高気圧中心は日本海側まで移動し
日曜日もすっぽりと
高気圧に覆われる予想気圧配置です。

これまではるか東海上の高気圧から
東よりのうねりが入りやすい
気圧配置がしばらく続いていたのですが

はるか東海上には勢力の強い
高気圧が描かれなくなってきており
気圧配置が次のステージに
進んだのではないかと想定されます。

今日も十分なサイズで反応していた
東よりのうねりは
土曜よりもうすこしダウン傾向に
なってくる可能性がありますが

これだけ続いた東うねりなので
そんなすぐにぱったりなくなるような
ことはなく、

残りのうねりで十分サーフィンできるだけの
波の反応はあるのではないかと思います。

東うねりに反応がよい一宮周辺や千歳・千倉
などでは、時間帯によってミドルサイズの
程よいくらいのブレイクはありそうなので

風の弱い時間帯を中心に
遊べるコンディションになるのでは
ないでしょうか。

沿岸部の風は
朝のうちは高気圧から北東っぽい風が
入る可能性がありますが
次第に南海上に予想されている
熱帯低気圧の北側で南東の風が
入りやすくなってきそうです。

朝のうちは風は弱そうなので
東うねりの反応がよいポイントで
入っておくと楽しめる波がありそうです。

今後の潮の動き

引用:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

この週末はお昼に大きく潮が引いて
朝夕は潮が多い時間帯となります。

午後の上げ潮の時間帯には
少しサイズアップしてくるかもですが
南東の風が少し影響してくるかも
しれません。

今日の記事は以上です。
本日もお疲れ様でした!

“天気図から風と波を予想していい波をあてる”をテーマに、週末サーファーがいい波にのるための、気象・海の知識と経験則についてKindle電子書籍にしました。

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