今週と来週の気圧配置と
風と波の様子です。
明日の風と波の部分を
追記しました（1/28 19:00）
今週は10年に1度と言われている
最強寒波が来襲して
全国的に極寒と大雪となった
週になりました。
特に関西エリアを中心に
大阪や京都の市街地でも
積雪が多くなったことにより
JRが動かなくなって
車内に何時間も閉じ込められた
状態が続いたり
新名神高速道路でも立ち往生が
発生して大変な思いをされた
方も多くいらっしゃったかと
思います。
～
関東の沿岸部はというと
場所によって状況は少し
異なるかとは思いますが
南房総では24日の夜に
少しだけ雪が舞った時間が
あったくらいでして
都内では初雪も
観測されたようですが
積雪で交通が混乱するような
ことまでには至りませんでした。
ただし朝の最低気温は
マイナス3℃～4℃くらいと
一冬の中でも一番厳しい冷え込みに。
寒いながらも朝一の風は弱く
波はコンスタントにあって
楽しめる波が続いた平日でしたが
この週末はどんな感じに
なるでしょうか？
まずはこれまでの気圧配置の
推移から見ていきましょう。
～
これまでの風と波（千葉・湘南エリア）
今週の気圧配置の推移
気圧配置の動きです
24日火曜から27日金曜までの
気圧配置の推移です。
24日は北日本と南海上に
それぞれ前線を伴った
低気圧が東進
南側と通った低気圧は
陸地よりもだいぶ南の海上を
通過したことにより
大きな天気の崩れは
ありませんでした。
その後この低気圧が
北東方向に発達しながら
進んでいき
北日本にあった低気圧達を
吸収してまとまりながら
更に発達して
25日水曜の15時には
千島近海で中心気圧はなんと
938hPaとして解析されています。
こちらは寒波が北から降りてきた
24日火曜日21時30分の衛星画像です。
日本海には寒気を伴った筋状の雲が
びっしりと敷き詰められており
朝鮮半島の東側から山陰地方にかけての
日本海には「JPCZ：日本海寒気団収束帯」
がはっきりと見られました。
～
26日木曜も朝の冷え込みは25日と
同じくらいの厳しい冷え込み
となりましたが、
日中は日差しもあり、前日と比べると
だいぶ暖かさと感じられるくらいに。
北日本中心にまだまだ冬型が
強い状態が続きましたが
西日本から高気圧が張り出してきて
東日本も含め冬型は緩んできています。
～
なんですが、、、
27日金曜朝9時の気圧配置を見ると
四国の南には前線を伴った
低気圧が解析され
東北東方向に時速75㎞で進んで
きています。
この低気圧は27日夜には
関東の南海上を通過していく
予想となっており
通過コース次第では
関東沿岸部でも雪となる可能性が
ありそうです。
～
24日～26日のように
冬型の気圧配置が強まったときに
関東地方で降る雪は限定的で
積雪で交通が混乱というような
感じにはならないことが
多いのですが、
東京含め関東南部で
積雪して交通が混乱するのは
南岸低気圧が通過したときに
降る雪のパターンとなります。
大雪にはならないかとは
思いますが･･･
～
関東南部目線では
冬型が強まったときよりも
寒気が降りている状態で
南岸を低気圧が通過するときの
方が雪には警戒が必要。
雪が降るかどうかの予想は
低気圧が通るコースや気温・湿度の状態
などで変わってくるものですから
非常に難しいのです。
低気圧が北よりに通過した場合は
雨になることが多く
逆にだいぶ南よりに通過した場合には
雨雪の降るエリアから外れることになるなど
ちょうど八丈島あたりを中心が
通過したときに降りやすいといった
説もあるようですが
果たして今回はどんな結果に
なるでしょうか？
～
今週の波の様子
1月23日（月）
レフトの波がいい感じの朝の波。
1月24日（火）
この日もレフト方向に
たまにいいセットが入ってきます。
1月25日（水）
気温マイナス3℃～4℃の
極寒の朝一でしたが
いい波が入ってきてました。
1月26日（木）
この日の朝一もマイナス2℃～3℃くらい
海の中に手を入れておかないと
手がかじかんで使い物にならなくなります。
1月27日（金）
木曜よりもサイズダウン･･･
1月28日（土）★追記
今日も朝一から一宮周辺の様子を
送ってもらいました。
昨日の夜に雨が降ったこともあり
駐車場が凍っていたようでした･･･
こんなときは砂浜もコチコチに
なるんですよね
サラサラの砂が少し粘土状っぽく
なってきて、その上を裸足で歩くのが
冷たいんですよね･･･
今日は北よりの風が強めに吹くかと
思いましたが
一宮周辺は朝から強くは吹かなかったようで
影響はそれほどなかったようですね
朝からサイズもそこそこあって
楽しめる波があったのではないでしょうか
こちらは今日の夕方17時20分の空ですが
だいぶ陽がのびましたね！
千葉エリア：こよみと潮まわり(勝浦)
2023/01/28
日の出:06:41 / 日の入:17:02
中潮
満潮:08:51(133cm) / 21:34(100cm)
干潮:02:20(52cm) / 15:35(49cm)— はるべえ@サーファー×気象予報士の波乗りブロガー＆Webライター (@asasfsas24) January 27, 2023
千葉の日の入りは17時2分だけど、
今日はこの時間まで海に入ってられました。
来週はいよいよ立春を迎えます。
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これからの風と波（千葉・湘南エリア）
1/28(土)午前9時の予想気圧配置
予想天気図です
火曜日から水曜日にかけて
通過した低気圧は
カムチャツカ半島付近で
発達した状態が続きそうです。
今日の午前中に西日本の
南海上にあった低気圧は
前線を伴い発達しながら、
今夜には関東の南海上を通過
していく見込み。
この低気圧は
東海上を北東方向へ進むことで、
明日の日本付近は再び強い冬型の
気圧配置となりそうです。
明日の関東地方は
縦縞にかかる等圧線により、
北〜北西の風が強く吹きそう。
東海上へと移動した低気圧からの
北東〜東うねりの反応が
上向きそうであり、
前半は低気圧通過時の
南よりのうねりの反応も
あるでしょう。
また冬型の気圧配置が
強まることにより、
東海道沖からの西うねりも
湘南や千葉南エリアに
反応がありそうです。
〜
千葉・湘南エリアの風と波（28日：土曜日）
千葉エリアは
今日よりもサイズアップした
波の反応がありそうですが、
前半を中心に強い北よりの風の
影響がありそうです。
北から北西の風をかわす
南に開いたポイントでは
強いオフショアにより
波は抑えられつつも、
ミドルサイズ以上の波の反応で、
サーフィンできるだけのサイズは
ありそうです。
夕方には風が少し弱まるかもしれなく
風向きが不安定になる可能性もあるでしょう。
午前中はやや潮が多い時間帯が続きますが
夕方にはだいぶ潮が引いてきて
サイズも出てくるポイントもありそうです。
〜
湘南エリアも
南海上を通過する低気圧からの
南よりのうねりと東海道沖からの西うねり
の反応も少しあり
やや小ぶりなサイズかもしれませんが
遊べるだけの波は入ってきそうですね。
午前中は北からのオフショアが
続きそうですが
午後はやや風向きが不安定に
なってくるかもしれません。
入りたいところですね。
～
明日の朝一は路面凍結に要注意！
先ほども書いたとおり、低気圧のコースや
気温と湿度の状況によっては
関東沿岸部でも積雪となるような
雪が降る可能性があります。
雪にならなかったとしても
雨が降ったことで
夜明け頃の道路は凍結している
ところが所々で発生しそうです。
とくに橋の上や陽がずっとあたらない
影のところでは凍結しやすく
スリップしてしまう可能性もあります。
海に入ろうとしている方で
夏タイヤの方は
道路の路面凍結に
十分注意が必要です
～
1/29(日)午前9時の予想気圧配置（★1/28追記）
引用：気象庁ホームページhttps://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/
予想天気図です
東海上に抜けた低気圧は
更に北東方向へと進み
アリューシャン列島方面で
猛烈に発達する見込みです。
日曜9時の予想気圧配置を見ると
低気圧は同心円状に等圧線が
描かれており
まさに台風のような
等圧線の形状と中心気圧は948hPaで
予想されています
北日本はまだ冬型の気圧配置が
続きそうですが、
西日本から東日本は
冬型は緩んできそうで
北よりの風もおさまって
きそうです。
～
千葉・湘南エリアの風と波（29日：日曜日）
千葉エリアの午前中は
北西ベースの季節風がまだ
吹きそうですが
土曜よりはだいぶ風は弱くなって
きそうであり
午後は不安定に南よりの風が
吹いてくる可能性もありそうです。
北東方向に遠ざかっていった低気圧
からのバックスウェルとなる
北東～東うねりは
千葉北エリアを中心に反応が
続きそうであり
千葉南エリアは
低気圧が残した南～東よりのうねりと
前半は東海道沖の西風による西うねり
の反応が少し残るような感じでしょうか。
千葉北、千葉南ともに
サイズはそこそこな状態が続きそうです。
午前中は北西の風で
コンディションが整った状態からの
スタートとなる可能性もありそうで
サーフィン楽しめる日曜日に
なりそうですね。
午後は南よりの風が入ってきそうなので
午前の北西の風のうちに入っておきたいですね。
サイズがあるので、潮が多い時間帯でも
そこそこ割れる感じなコンディション
ではないかと思います。
～
湘南エリアは
低気圧が残した南よりのうねりは
今日よりは反応が鈍くなりつつ
東海沖からの西うねりが
物足りなくなりつつもなんとか出来る
くらいのサイズ感で波は続きそうです。
少し厚めの板を持参して
潮回りを考慮していいタイミングで入れば
そこそこ楽しめるかもしれません。
午後は湘南エリアでも
オンショアになってきそうですが
それほど風は強まらないかも。
まずは無難な感じがします。
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今後の潮の動き
引用：気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php
来週金曜日は節分
そして土曜日はいよいよ立春を
迎えます！
まだまだ寒い日は続き
水温はこれからが一番
低い時期となってきますが
なんだか嬉しくなってきますね！
日の入りが遅くなって
季節は着実に進んでいます。
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今日の記事は以上です。
本日もお疲れ様でした！
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