サーファーのクルマには車載用の非常食を積んで自然災害に備えよう

サーファーのクルマには車載用の非常食を積んで自然災害に備えよう

気象庁は2024年8月8日に、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について
https://www.jma.go.jp/jma/press/2408/08e/NT_202408081945sv.pdf

これは同日の8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性がふだんと比べて高まっているとして「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を出したものです。

この地震は、日向灘の深さ31キロを震源とするマグニチュード7.1の地震であり、九州から四国の太平洋沿岸には津波注意報が発表され、宮崎港では50センチの津波を観測するなど、九州から四国の各地に津波が到達しました。

この「南海トラフ地震臨時情報」は今回はじめて発表されたものであり、この情報の受け止め方もはじめて知ったという方も多いかと思います。

ボクの解釈ですと、「巨大地震注意」なので「警戒」の1つ下のランクの発表となり、この情報がでたからといってすぐに地震が発生すると思うのではなく、「改めて地震や津波への備えをこの機会にしておく」という「構え」を持つことが大事なのではないかと思います。

 

ボクはこのブログで、いつも「サーフィン×気象」をテーマにしてこれまでいろいろ記事を作成してきましたが、一応「防災士」という資格も持っていることで、防災観点の記事もこれまでにいくつか作成しています。

たとえばサーフィン中に緊急地震速報/津波警報が出たときの避難行動に関する記事とか。

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サーフィン中に緊急地震速報2

今回の「南海トラフ地震の臨時情報」を見て、ボク地震も防災の意識を高めないといけないなと思ったところです。

そこで、改めてサーファーと防災について考えてみたところ、「海の中やビーチにいる時間が一般の人よりも多い」のがサーファーですが、加えて「クルマに乗ってる時間」も多いのではないかと思います。

都内から千葉の海に向かうにしても、往復4時間はクルマに乗ってるでしょうし、その道中で災害に遭遇したり、帰宅困難になったりする可能性は常にあるのではないかと。

もし運転中にそんな状況に遭遇し、2-3日身動きがとれない状況になるなんてこともあるかもしれません。

はるべえ
そんな時にクルマの中に食べるものがあればと思う訳ですが、車内の温度変化が激しいため、通常の非常食では劣化の心配があるんですよね・・・

そこで今回は、そんな過酷な車内の温度変化にも耐えられる「車載用の非常食」をテーマに記事にしていこうと思います。

車載用非常食」はあんまり聞きなれた言葉ではないかと思いますが、季節を問わず毎週末に海へと向かうサーファーのクルマには積んでおくと安心ですので、今回紹介させてもらおうかと思ってます。

「巨大地震注意」の情報が発表されたこの機会に、一度ご自身の普段の行動について振り返ってもらい、多くの時間を費やす行動に対して備えを持つことを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事をきっかけに、こんな普段の行動に対する「備え」をして少しでもリスクを軽減することにお役に立てたらなと思います。

前書きがだいぶ長くなってしまいましたが、さっそく見ていきましょう。

サーファーのクルマに非常食があったほうがよい理由

車載用の非常食_01

サーファーにとって、車は単なる移動手段ではなく、サーフボードやウエットスーツなどを積んで海へ向かうときの相棒のようなもの?かもしれません。

時には仮眠をとる場所にもなりますし、災害が発生した時にはクルマの中で生活をしなければならない状況になるかもしれません。

地震や豪雨、台風といった自然災害はいつ起こるかわかりませんよね。

サーフトリップの途中で被災したり、海からの帰宅途中で道路が通行止めになったりする可能性も常にあります。

はるべえ
そんな時、車内に非常食があれば安心です。

非常食ですから、クルマを使うたびに毎回持って行くというのは面倒ですし、持って行くの忘れることもあるでしょうから、クルマの中に積みっぱなしをしておきたいですよね

しかし、通常の非常食を車に積んでおくのは適切ではなく、なぜなら、車内の温度変化が激しいからです。

真夏の車内温度は50℃以上にも上昇し、冬は氷点下になることもあります。

このような環境では、通常の非常食では劣化してしまい食べることができません。

そこで登場するのが、車載用に特化した非常食です。

車載用の非常食は、高温から低温までの幅広い温度帯での保存に耐えられ、長期保存が可能な非常食です。

サーファーにとって車載用非常食が役立ちそうなシーン

車載用の非常食_02

災害はいつ遭遇するかわかりませんが、サーファーの行動においてクルマの中に非常食があってよかったと思うであろう場面を記載します。

これはあくまで想定シーンです。

台風接近時の避難時

サーフィンのベストシーズンである夏から秋にかけては、台風の接近も多くなります。

台風スウェルを期待して普段は波が割れないポイントへ向かったものの、予想以上に状況が悪化して急遽避難しなければならないといった状況もありえるかもしれません。

台風が接近しているときは、大雨や強風によって河川が氾濫したり土砂崩れが発生する確率が高まることから、ポイントの駐車場から出れなくなったり、山の中を走ってたら倒木や土砂崩れで身動きがとれなくなったりすることも容易に想像できます。

このような場合、車内で一夜を明かすことになるかもしれないので、非常食があれば安心です。

 

地震・津波発生による孤立

大きな地震や津波の発生により、道路が寸断されたり、橋が崩落したりして身動きがとれなくなることも想定できます。

また周辺で大規模な停電が発生したり建物が倒壊してしまったりして、コンビニで買い物ができないような事態にもなるかもしれません。

もしかしたら数日は孤立した状態が続いてしまうかもしれません。

あまり想定はしたくはないですが、大変な状況になってしまった場合も車内に非常食があるだけで少し安心することができます。

 

豪雨による道路冠水や通行止め

台風接近時だけでなく、特に災害の危険度が高まる梅雨末期や真夏に大気の状態が非常に不安定になったときなどは、突然の豪雨で道路が冠水したり、通行止めになったりすることがあります。

そんな時、安全な場所に車を停め、状況が改善するのを待つ間の食事としても非常食が役立つときがありそうです。

 

冬季の大雪による立ち往生

冬のサーフィンを楽しむ方も多いですが、突然の大雪で車が立ち往生することもあります。

関東では立ち往生が発生するまでの大雪になることはほとんどないと思いますが、日本海側のサーファーは国道が立ち往生になることも想定しておいたほうがよいかと思います。

よくニュースで立ち往生が発生した道路の周辺住民の方が、おにぎりなどのさしいれをされている光景が映るときがありますよね。

でもそんな心優しいさしいれを期待する訳にもいきませんから、自身で備えをしておかなければなりません。

そんな時は、車内で体を温めながら非常食を食べることで、体力を維持することができます。

 

通常の非常食vs車載用非常食 – どこが違う?

車載用の非常食_03

非常食には様々な種類があり、それぞれの使用環境や目的に応じて選ぶことが重要です。

ここでは、通常の非常食と車載用非常食の違いについて詳しく解説します。

通常の非常食

特徴

  • 保存期間: 通常の非常食の保存期間は3〜5年が一般的です。
  • 保存条件: 常温での保存を想定しており、直射日光や高温多湿を避ける必要があります。
  • 種類: 缶詰やパウチ食品、フリーズドライ食品など、多様な種類があります。
  • 用途: 家庭内やオフィスでの備蓄用として利用されます。

メリット

  • 手軽に購入可能: スーパーやオンラインショップなどで簡単に手に入ります。
  • 種類が豊富: 多様な食品があり、食事のバリエーションを楽しむことができます。

デメリット

  • 温度管理が必要: 高温や低温に弱く、保存場所に注意が必要です。
  • 持ち運びが不便: 缶詰などは重くてかさばり、持ち運びが難しい場合があります。

車載用非常食

特徴

  • 保存期間: 車載用非常食は長期保存が可能で、7年程度の保存期間が一般的です。
  • 保存条件: 広い耐温度域(-20℃〜80℃)での保存が可能で、車内の高温や低温にも耐えられます。
  • 種類: 高耐久性パッケージに入った保存食、水、簡易トイレ、アルミブランケットなどが含まるセットなどもあります。
  • 用途: 車内での非常時に備えたものとして利用されます。

メリット

  • 高耐久性: 高温や低温に強く、車内の過酷な環境でも長期間保存が可能です。
  • コンパクトで持ち運びやすい: クーラーボックスなどにまとめて持ち運びしやすいセット販売されている商品もあります。

デメリット

  • 価格が高め: 通常の非常食に比べて価格が高い場合があります。
  • 購入場所が限定される: 専門店やオンラインショップでの取り扱いが多く、手軽に購入できる場所が限られます。

通常の非常食vs車載用非常食の比較表

項目通常の非常食車載用非常食
保存期間3〜5年7年
保存条件常温、直射日光を避ける-20℃〜80℃の広範囲
種類缶詰、パウチ食品、フリーズドライ食品など保存食、水、簡易トイレ、アルミブランケットなど
用途家庭内、オフィスでの備蓄車内での非常時の備え
メリット手軽に購入可能、種類が豊富高耐久性、コンパクト、セット販売
デメリット温度管理が必要、持ち運びが不便価格が高め、購入場所が限定される

 

通常の非常食と車載用非常食は、それぞれの環境や用途に応じて選ぶべき特徴があります。

  • 車載用非常食は、車内の過酷な環境にも耐えられるように設計されており、長期保存が可能です。
  • 通常の非常食は家庭内やオフィスでの備蓄用として手軽に利用でき、多様な種類があります。

どちらを選ぶかは、使用するシチュエーションや必要な機能に応じて判断することが重要です。

 

サーファーのための車載用非常食選びのポイント

車載用の非常食_04

これまでに説明してきたとおり、車載用非常食は、車内での非常時に備えるための重要なアイテムです。

選び方のポイントを押さえておけば、万が一の時にも安心です。

ここでは、車載用非常食を選ぶ際の重要なポイントを詳しく解説します。

1. 保存期間の確認

📘長期保存が可能かどうか

  • ポイント: 車載用非常食は長期保存ができることが重要です。一般的に、5年以上の保存期間があるものを選びましょう。
  • 理由: 長期保存ができることで、頻繁に交換する手間を省け、常に備えをしておくことが可能です。

 

2. 耐温度域の広さ

📘高温・低温に耐えられるか

  • ポイント: 保存温度の範囲が広いものを選びましょう。理想的には-20℃から80℃の範囲で保存できるものがおすすめです。
  • 理由: 車内は夏場には非常に高温になり、冬場には極寒になることがあるため、広範囲の温度に耐えられる非常食が必要です。

 

3. 栄養バランス

📘バランスの取れた栄養素を含んでいるか

  • ポイント: カロリー、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、必要な栄養素がバランスよく含まれているかを確認しましょう。
  • 理由: 非常時には十分な栄養摂取が難しいため、バランスの取れた食事が重要です。

 

4. 食べやすさと調理の容易さ

📘簡単に食べられるかどうか

  • ポイント: 調理が不要で、そのまま食べられるもの、もしくは簡単な調理で済むものを選びましょう。
  • 理由: 非常時には調理が難しい場合が多いため、簡単に食べられることが重要です。

 

5. アレルギー対応

📘アレルゲンが含まれていないか

  • ポイント: 家族や同乗者にアレルギーがある場合、該当するアレルゲンが含まれていないか確認しましょう。
  • 理由: アレルギー反応を防ぐために、全員が安全に食べられる非常食を選ぶことが重要です。

 

6. コンパクトさと重量

📘保管しやすく、軽量かどうか

  • ポイント: 車内に保管するため、コンパクトで軽量な非常食を選びましょう。
  • 理由: スペースを取らず、持ち運びやすいことで、必要な時にすぐに取り出せます。

 

7. 品質保証と信頼性

📘信頼できるメーカーかどうか

  • ポイント: 品質保証がしっかりしている、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
  • 理由: 非常時に本当に役立つかどうかは、品質に依存するためです。

 

8. 緊急時の多用途性

📘他の緊急アイテムが含まれているか

  • ポイント: 食品だけでなく、保存水、簡易トイレ、アルミブランケットなど、他の緊急アイテムがセットになっているものを選びましょう。
  • 理由: 非常時には様々な状況に対応するため、多用途性があると便利です。

 

9. 実際に試してみる

📘購入前に試食してみる

  • ポイント: 購入前に実際に試食できるのであれば、味や食感を確認しておきましょう。
  • 理由: 非常時に食べられないと意味がないため、事前に味を確かめておくことが重要です。

 

車載用非常食を選ぶ際には、保存期間、耐温度域、栄養バランス、食べやすさ、アレルギー対応、コンパクトさ、品質保証、多用途性などのポイントをしっかりと確認することが重要です。

これらのポイントを考慮して選ぶことで、非常時に安心して使用できる非常食を準備することができます。

 

おすすめの車載用非常食「Driver’s Guardian Evo」

ここまで車載用非常食の重要性と選び方について説明してきました。

はるべえ
これらの条件を満たす優れた製品として「Driver’s Guardian Evo」をご紹介します!

Driver’s Guardian Evo

7年保存車載備蓄セット【ドライバーズ ガーディアン EVO】

こちらの記事にて詳しく紹介してますので、合わせてご覧ください。

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クルマ移動中の非常時に備える!Driver’s Guardian Evoの特徴と活用方法

クルマ移動中の非常時に備える!Driver’s Guardian Evoの特徴と活用方法

 

📘7年の長期保存

「Driver’s Guardian Evo」は、-20℃〜80℃の温度帯で7年間の保存が可能です。車内に積んだままでも安心して使用できます。

📘加熱不要ですぐに食べられる

クッキーやパンはそのまま食べることができます。また、付属のファイヤレスヒーターを使えば、おかずと白米を温かく食べられます。このヒーターは自衛隊も採用している高性能な製品です。

📘栄養バランスに優れた3種類の味

朝食用クッキー、昼食用パン、夕食用おかずと白米など、バラエティに富んだメニューが用意されています。1日3食×3日分をカバーし、栄養バランスも考慮されています。

📘大容量クーラーボックス

13Lの大容量クーラーボックスを採用しているため、衝撃に強く、多くの非常食や必需品を収納できます。さらに、普段はアウトドア用クーラーボックスとしても使用できる実用性の高い設計です。

📘充実した付属品

食事や水だけでなく、LEDライト、簡易トイレ、ウェットティッシュなど、災害時に役立つアイテムが18種類38点も含まれています。これらのアイテムは、車内での長時間の滞在を想定して選ばれています。

 

まとめ:サーファーの安全を守る、車載用非常食の重要性

サーフィンを楽しむ上で、安全は何よりも大切です。

今回の記事で紹介したような車載用非常食を備えておくことで、万が一の事態に備えることができます

長期保存が可能で、調理も簡単、そして栄養バランスも考慮されているこの非常食があれば、いざという時の強い味方になってくれるはずです。

冒頭でも記載したとおり、「南海トラフ地震臨時情報」が発表されましたので、これまでよりも防災の意識を高めておく必要があります。

このブログでは主に週末サーファーの方に向けて書いてますので、週末サーファーの行動の中でどのような防災への備えがあるかという観点で記事は書いてきました。

普段の生活の中でもクルマを使って仕事をされている方や、特に海沿いにお住まいの方はクルマは必須の相棒となると思いますので、今回紹介したような車載用の非常食を1つ積んでおくだけでも安心が得られるのではないかと思います。

また「南海トラフ地震臨時情報」が発表されている間は、

はるべえ
海に入る際にもいつも以上に周囲の状況を確認するようにして、防災無線の音声が流れたらすぐに海から上がるように意識しておいてもらいたいです。

よろしければご参考にしてもらえればと思います。

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