「40代後半からサーフィンを始めるなんて遅すぎるのでは?」
――サーフィンのイメージからすると、さすがに40歳もしかも後半になってからサーフィンを始めるなんて遅すぎるでしょって思いますよね。
若い頃に比べて体力が落ちてきたり、ケガのリスクを意識したりする年齢だからこそ、挑戦することをためらう人も多いでしょう。
健康維持のために運動を始めたい方、セカンドライフを充実させたい方、ストレスを解消したい方にとって、サーフィンはめちゃくちゃいい趣味になるんですけど…、
と思いますよね…。
年齢を重ねると、体力の衰えや回復力の低下により、無理な始め方をするとケガや挫折につながりやすくなります。ただ一方で、正しいボード選びや基礎体力作り、気象や海の知識を身につければ、安全に長く楽しむこともできます。
この記事では、40代後半からサーフィンを始めるための魅力や注意点、ボードの選び方、体作り、さらには風や潮など気象の知識まで、充実したサーフィンライフを実現するためのポイントを具体的にお伝えしていこうと思います。
40代後半から始めるサーフィンの魅力と現実
こちらの見出し画像は、40代後半の女性をあえてイメージしてみました。
海の中に入っていると、40代~50代とみられる女性の方も海に入っているのをよく見かけます。
「サーフィンは若い世代のスポーツ」というイメージを持たれがちですが、実際には40代後半から挑戦する方も多くいるんですよね。
といいますか、、、
もちろん地元の上手なキッズや中高生でプロを目指しているような上手い子は海の中にも多くいますけど、海から離れた都内などに住んでいる10代~20代の方で、毎週サーフィンのために海に通っているという人はかなり少ないと思います。
そもそも「クルマに乗らない」「アウトドアは苦手」という若い方が多くなってきているので、海に入って波に揉まれて砂と潮まみれになるサーフィンに手を出そうという人は少ないのかも…
ということで…、
ここでは、40代サーファーが感じる魅力と同時に向き合うべき現実について整理していきます。
40代サーファーが増えている理由
40代からサーフィンを始める人が増えている背景には、健康意識の高まりやストレス社会からの解放を求める気持ちがあるんだと思います。
海に入るだけで気持ちがリフレッシュでき、波に乗る体験は非日常的な喜びを与えてくれるため、多くの人が夢中になります。
健康維持やストレス解消として人気
40代後半になると、運動不足や生活習慣病への不安が増えてきます。
サーフィンは全身運動で有酸素運動と筋力トレーニングを兼ね備えており、楽しみながら体を動かせる理想的なスポーツです。
また、自然と触れ合うことで心身のリフレッシュ効果があり、メンタル面の改善にもつながります。
仲間づくりやセカンドライフ準備にも最適
サーフィンを始めると同年代の仲間ができやすく、共通の趣味を通じて交流が広がります。
特に40代後半は仕事や家庭の節目を迎える時期でもあり、新しい趣味を持つことがセカンドライフの充実につながります。
海に通う習慣は、生活のメリハリを生み出してくれるでしょう。
体力・ケガリスクの不安とどう向き合うか
一方で、40代後半からのサーフィンには現実的な課題もあるんですよね。
もうおわかりのとおり、
「体力の衰え」と「ケガのリスク」です。
若い頃に比べて回復力が落ちているため、無理に海に入ることは逆効果になりかねません。
サーフィン1回目の波のコンディションが大事
これまで全く運動する習慣のなかった人が、40代後半でいきなりサーフィンを始めるとなると、最初はかなりキツくて、すぐに辞めてしまう可能性も大きくなります。
はじめてのサーフィン時に、膝腿くらいの小さな面の整った波で、浮力のあるソフトボードで少しでも波に乗る間隔を味わえたなら、波に乗ることの楽しさを経験できたことで、またサーフィンやりたいという気持ちになる可能性は高いです。
しかし、はじめてのサーフィン時に、腰腹以上のサイズの波にいきなり入ったり、オンショアが強いコンディションで入ったりして、波に乗る感覚を全く味わうことなく海から上がってくるとなると、サーフィンはしんどくて面白くないというイメージがついてしまい、継続する確率はかなり下がってしまうでしょう。
はじめてサーフィンするときは、サーフィンスクールに入ったり、経験豊富なサーファーと一緒にボードとコンディションを選んで海に入ることが重要です。
無理なく楽しむための体力作り
最初に理想を言うと、週に数回のジョギングや水泳などで基礎体力をつけておくとよいでしょう。
特にパドリングを支える肩・背中の筋力を意識して鍛えると、海での疲労感が違います。
日常的な軽いトレーニングを継続しておくと、無理なくサーフィンを楽しめるようになります。
でも現実的には…、
平日は夜遅くまで会社で仕事をして、クタクタになって帰宅するという方も多いと思います。
そうなるとなかなかプールやジムに行く時間を確保するのもハードルが上がってしまいますよね。
柔軟性アップとケガ防止のストレッチ
サーフィンでは瞬発的な動きが多く、関節や筋肉への負担が大きくなります。
40代後半では特に腰・膝・肩のケガが増えがちです。
海に入る前後にストレッチを取り入れることで、柔軟性を高めケガを防ぐ効果があります。
いきなり激しい運動をして、体を痛めることのないように、海に入る前には準備運動と柔軟をやっておきましょう。
体は柔らかいに越したことはありませんので、習慣にできるなら普段からストレッチをしておきたいですね。
サーフボード選びの基本ポイント
体力や体格に合わないボードを使うと、波に乗る前に疲れてしまったり、思うように上達できない原因となります。
ここでは、40代初心者が失敗しないための基本的な選び方を解説します。
ボードの長さ・幅・厚みの基礎知識
サーフボードは「長さ」「幅」「厚み」によって浮力や安定性が大きく変わります。
40代初心者にとっては、この3つのバランスを理解して選ぶことが大事になってきます。
いきなりショートボードはおすすめしません
サーフボードといってもいろんな種類があります。
一般の方のイメージでいうと、よくチューブライディングの映像を見たときにサーファーが乗っている比較的短いサーフボードである「ショートボード」か、もしくは人の背丈よりもだいぶ大きいボードで優雅に波に乗っているイメージの「ロングボード」ですかね。
ショートボードを持っているサーファーのイメージ。
ロングボードを持っているサーファーのイメージ。
ここで、ショートかロングか、どっちがいいの?という件ですけど、、、
何故かといいますと、ショートボードは長さは短く、幅も狭く、厚みも薄いので、浮力がありません。
浮力がないと操作性や回転性は上がるんですけど、安定性が下がるんですよね。
つまり「安定しないボード」なので、いきなり初心者が波に乗ろうと思っても、なかなか難しいからなんです。
パドリングのしやすさと浮力を優先
ショートボードのように浮力のないボードだと、サーフィンの基本動作である「パドリング」もなかなか前に進みません。
それに40代後半では、体力面でもどうしてもしんどい部分がありますので、パドリングで疲れにくいボードがいいですよね。
波に乗るには、波が崩れるところまでパドリングで移動しなければなりません。
浮力のないショートボードだと、コツをつかまないとなかなか前に進まなかったり、パドリングするだけで疲れてしまって、波に乗る前にヘトヘトになってしまうかもしれません。
安定感を求めるならロングやミッドレングス
ではその浮力があるボードはどんなものがあるかといいますと、
- ロングボード(9ft前後)は抜群の安定感を誇り、パドリングが楽でテイクオフもしやすいのが特徴です。
- ミッドレングス(7ft前後)は安定感と取り回しやすさのバランスが良いボードです。
サーフィンのスクールでは、まずは波に乗る感覚を味わってもらうためにも、このような長くて浮力のあるボードを使うことが多いかと思います。
初心者の方にはこのようなボードから始めるのがよいのですが、最初の1本として「購入」するとなると、いろいろな事情を考慮したほうがよいでしょう。
いろいろな事情とは、ボードの長さ・大きさに起因するものがほとんどで、例えばですけど、
- マイカーに積むことが出来るか?
- 家の中に保管場所があるか?
- エレベーターに一緒に乗ることできるか?
などなど、このようなご自身の環境面をよく考慮した上で、適切なサイズのサーフボードを購入したほうがよいでしょう。
また広い一軒家なら困らないと思いますが、マンションだとロングボードの保管場所にも一苦労です。
40代後半初心者におすすめのサーフボード
ここからは、40代後半の初心者に特におすすめできるサーフボードを具体的に紹介していきます。
体力や体格、練習環境に合わせて最適な1本を選ぶことで、サーフィンの楽しさをより味わることが出来るでしょう。
それぞれの特徴を理解して、自分に合ったボードを見つけましょう。
おすすめは「ソフトボード」
最初の1本としておすすめなのが「ソフトボード」です。「スポンジボード」と呼ばれることもあります。
ここまで「ショートボード」「ロングボード」とボードの長さや浮力についてのお話をしてきましたが、ここではボードの「素材」に関するお話です。
「ショートボード」「ロングボード」は樹脂やEPSという素材で作られた「固い」ボードが多いのですが、「ソフトボード」は柔らかい素材で作られており、万が一ボードが体や頭に当たったとしても体への衝撃が少なく、怪我をしにくいという特徴もあります。
サーフィンを始めた当初は、なかなか波に乗れないことも多くボードの扱いも慣れてないために、パーリングしたときや、ワイプアウトの際に、自分のボードが頭や体にあたってしまうことも珍しくありません
- パーリング:波に乗る動作の際に、ボードの先端が波に突き刺さり、そのままボードが沈んで海に落ちてしまうこと
- ワイプアウト:波に乗っているときにバランスを崩してボードから落ちてしまうこと
ソフトボードであれば、そのようなリスクも軽減できることから、初心者の練習用として最適です。
また浮力がしっかりあるので、パドリングやテイクオフの練習にも最適です。
ソフトボードは素材によるカテゴリ分けとして使っている用語なので、当然ながら「ショートボード」のソフトボードもあれば、「ロングボード」「ミッドレングス」のソフトボードもあります。
とにかく浮力があるので、ロングボードまでの長さがなくとも十分な浮力を得られることもあるので、ボードの保管の観点からしても、まずはソフトボードからというのがおすすめです。
この中から選んでおけば、間違いはないでしょう。
これからはじめるという方向けとしては、個人的には「Beach Access(ビーチアクセス)」が総合的に見ておすすめです。
Softech SOFTBOARDS
世界的に人気のある Softech SOFTBOARDS。
丈夫で壊れにくい素材を使い、高い工業技術で作られたSoftechのボードは、転んだりぶつけたりしても安心して使えるタフさが魅力です。
特に「BOMBER」や「ROLLER」といったモデルは、幅広で厚みがあり浮力も十分。体重をしっかり支えてくれるので安定感が抜群で、はじめてのサーフィン時にも波をキャッチしやすいでしょう。
中でも人気のROLLERは、ゆったりとしたアウトラインとボリューム感で、波に乗る楽しさをすぐに実感できるファンボード。
付属のソフトフィンは安全性にも配慮されており、初めてのサーフィンでも安心です。
また、十分な浮力と安定性があるため、基本的なターンの習得もスムーズにでき、サーフィンの基礎を楽しく身につけることができます。
OCEAN&EARTH
オーストラリア発の人気ブランド OCEAN&EARTH(オーシャンアンドアース) が手掛ける「EZI RIDER SOFT BOARD 6’6」。
その名の通り「イージーに乗れる」ことをコンセプトに設計されており、初めて波に挑戦するサーファーに最適な一本です。
長さ6’6フィートは、初心者が扱いやすい絶妙なサイズ感。
十分な浮力と幅広のアウトラインにより高い安定性を確保し、波をキャッチしやすく、立ち上がる動作もスムーズに行えます。
柔らかいソフト素材を使用しているため、万が一ボードに当たってしまってもケガのリスクが少なく、安全性も抜群。
これからサーフィンを始めたい方や、女性やお子さんと一緒にサーフィンという場合にも安心して使用できます。。
サーフィンを楽しくスタートしてステップアップするには、EZI RIDER 6’6もおすすめです。
Beach Access(ビーチアクセス)
日本発のソフトボード専門ブランド ビーチアクセス は、「サーフィンをもっと身近に」という思いから誕生したそうです。
初心者から上級者まで幅広く楽しめるラインナップを揃えており、これからサーフィンを始めたい方に特におすすめです。
>ソフトボードやサーフポンチョを取り扱うサーフィン専門のオンラインショップ【ビーチアクセス】
- エントリーモデルの m-softシリーズ は、モールド成形でシンプルかつ軽量。リーズナブルな価格ながら、安全性に優れ、初めての一本に最適です。
- さらに一歩進んだ Standardシリーズ は、シェイプされたEPSボードをソフトフォームで包んだ構造で、安定性と乗りやすさを兼ね備えつつ、経験者にも満足できる仕上がり。サーフィンの練習用からサブボードとしても活躍します。
- より本格的に挑戦したい方には HSシリーズ。ソフトデッキとハードボトムを組み合わせた構造で、ソフトボードならではの手軽さと、ハードボードに近いパフォーマンスを両立。ワックスフリー仕様で扱いやすく、上達を目指すビギナーにもぴったりです。
サーフィンを始めたい方が安心して選べるブランドとして、総合的に見てもビーチアクセスはおすすめです。
>ソフトボードやサーフポンチョを取り扱うサーフィン専門のオンラインショップ【ビーチアクセス】
サーフィンを楽しむための体作りと生活習慣
40代後半からサーフィンを始める際に意識すべきポイントは、海での練習だけでなく「陸での体作り」と「日常生活の習慣」です。
体力の基盤を整えておくことで、サーフィン中の疲労やケガを防ぎ、長く楽しむことができます。
ここからは、これからサーフィンをはじめようと思っている40代後半の方に向けて、どんな体づくりを意識していったらよいかについて、解説していきたいと思います。
陸トレーニング(筋トレ・有酸素運動)
サーフィンは全身運動でありながら、特に「パド筋」と呼ばれる上半身の筋肉と、バランスを取る体幹が重要になってきます。
週に数回の軽い筋トレや有酸素運動を習慣にするだけでも、海での動きが格段に楽になります。
パドル筋を鍛える腕・肩のトレーニング
サーフィンの基本動作であるパドリングは、肩甲骨まわりの筋肉や背中の広背筋を主に使います。
もう少し具体的に記載すると、肩(三角筋)、背中(広背筋)、腕(上腕三頭筋、上腕二頭筋)などの筋肉たちです。
中でも、腕の裏側にある「二の腕」にあたる上腕三頭筋が、サーフィンしたあとに筋肉痛になることが多いことから、上腕三頭筋をパド筋と呼ぶケースも多いようです。
サーフィンはじめたばかりのときは、まだボードの上に立って思うようにライディングは出来ないでしょうから、
一番ベーシックなのが「腕立て伏せ」です。家でも簡単にトレーニングできますよね。
あと、ボクは以前にチューブを使ったパド筋のトレーニングをやってました。当時売っていたのは、チューブの片端に大きな吸盤がついており、もう片端にはチューブを持ちやすいようにする「ハンドル」がついたものです。
チューブの吸盤がついている側をどこかに固定しないといけないのですが、ボクは玄関の扉の内側に吸盤をセットして、毎晩そこでパド筋のトレーニングをやっていました。
たまに宅配の運送業者さんがそれを見て、「サーフィンやってるんですか?」と聞かれることもあり、そこから普段はどのポイントで入っているだの、どんなボード乗ってるんだの、サーフィン談義がすることもよくありましたね。
↓こんなタイプのチューブトレーニング・キットです。
バランス感覚を養う体幹トレーニング
波の上で安定するためには体幹の強さが不可欠です。
はじめたばかりのときは、まだテイクオフもままならない状態ですけど、波に乗る感覚をつかんでボードの上に安定的に立てるようになってくると、今度はバランス感覚が重要になってきます。
バランス感覚を養う体幹トレーニングとして、「バランスドーム(バランスボールを半分に切った形状のもの)」を使ったトレーニングは、短時間でも効果的です。
40代後半では体幹の衰えが顕著になりやすいため、日常的に意識して体幹を鍛えておくとよいでしょう。
いまではAmazonや楽天でいろいろなタイプのバランスドームが販売されてますので、チェックしてみてください。
こちらの「イエスフォーオール(Yes4All) ハーフバランスボール」という商品が、評価が高いです。
40代後半サーファーが意識すべき海と気象の知識
サーフィンは自然相手のスポーツであり、気象や海の状態を理解することが安全と上達に直結します。
最初のうちは、どのポイントに入ってサーフィンしたらよいかもわからないかと思いますので、サーフィンのスクールやサーフィン経験者の方と一緒に海に入るなどしたほうがよいでしょう。
いきなり台風からのグランドスゥエルが入ったポイントに初心者の方がエントリーするなど、無謀な行動とならないように、「自身の技量にあったポイント選び」がめちゃくちゃ重要です。
この記事では、詳しいところまでは記載しませんが、風・波・潮・うねりなど、基本的なところだけ簡単に記載しておきます。
初心者に向く波と風の条件
具体的には、腿~腰サイズまでの、サイズはかなり小さめなコンディションで、遠浅のポイントがおすすめ。
こうした波のコンディションではゲッティングアウトの負担も少なく、テイクオフの練習がしやすいのが特徴です。
これ以上のサイズのコンディションとなると、少し沖に出るためのパドリングがしんどくなってきますし、波に乗るまでに疲れてしまうことも多いです。
また、風の影響も非常に重要です。
オンショア(海から陸に吹く風)が強いと波がボヨつき、波の面が荒れて不規則になってしまいます。
一方、オフショア(陸から海に吹く風)や無風のタイミングは波の面がきれいに整うため、初心者でも乗りやすくなります。
特に朝方は風が弱まりやすく、狙い目の時間帯です。
安全な地形とポイントの選び方
サーフィンのポイントには大きく分けて「ビーチブレイク」と「リーフブレイク」があります。
海底が岩のリーフブレイクには、様々なリスクが存在するので、中級車以上のポイントと思ってもらったほうがよいです。
ビーチブレイクであれば、海底が砂なのでワイプアウトしてもリーフブレイクよりケガのリスクは減らせます。
遠浅のビーチブレイクのポイントであれば、波も緩やかにブレイクする日も多いため、テイクオフの成功率も上がり、楽しみながらステップアップしていけるでしょう。
サーフィン初心者のポイント選び
このように、「どのポイントで入ってサーフィンするのか?」がとても重要です。
サーフィンを始める際にここを間違ってしまうと、サーフィンが面白いものではなくなってしまいます。
まず海底が砂のビーチブレイクのポイントを選び、その中でもその日の風と波の状況から、波のサイズが小さく、風の影響が少ないポイントを選ぶことが大事なのですけど…、
友だちにサーフィン経験者の方がいるのであれば、一緒に行ってビギナー向けのコンディションを選んでもらうのがよいでしょう。
おすすめなのは、やはり、どこかのサーフショップのスクールに1日だけでいいので入ってもらい、実際に海を目の前にして、海の知識とサーフィンのルールをいろいろと教えてもらうことです。
こちらの記事には、もう少し詳しく「サーフィン初心者/ビギナーサーファー向け サーフポイントの選び方」について解説してますので、合わせてご覧ください。
/サーフィン初心者の方にとってどのポイントに行けばいいのかは最初はわからないことが多いと思います\今年2021年の大型連休中にも海でのサーフィン中の事故が何件か発生してしまったとの情報がありました[…]
よくある質問(FAQ)
ここでは、40代後半からサーフィンを始める方が抱きやすい疑問をまとめました。
実際の体験やサーファーの声をもとに、よくある質問に答えていきます。
泳ぎが苦手でもサーフィンできる?
必ずしも長距離を泳げる必要はありませんが、ある程度は泳げるに越したことはありません。
まったく泳げないという方だと、ちょっとキビシイかと…。
というのも、上達してくると、少し沖合の足が海底につかないところまでパドリングで移動してサーフィンするようになるのですが、ここで万が一リーシュコードが外れてしまったりした場合は、泳いで岸まで戻らないといけませんので、ある程度の泳力は必要になります。
40代後半からでも上達できる?
ここはやる気次第ですけど、十分に上達できます。
体力や回復力に個人差はありますけど、40代から始めても、安定して波に乗れるようになる人も多いです。
すっかりサーフィンにハマって、毎週末は海に通うようになったという人も多くいます。
だけど、サーフィンは海の上で反復練習ができないので、週に1回程度の練習だとなかなか上達しないという人が多いのも事実です。
どのくらいの頻度で練習すれば上達する?
40代後半の週末サーファーであれば、海に行ってサーフィンするのは「月に2〜4回」くらいが現実的なところですよね。
これはショートボード/ロングボードの違いや個人差などもあるとは思いますけど、例えば「ショートボード」だと仮定すると…、
週に1回のペースで1年間(季節を問わず)海に通ったとして、やっとテイクオフして少し横に行けるくらいでしょうか…。
このあたりが週末サーファーのショートボードの現実的な上達ラインのような気がします。
やはり、海に行く毎に波のコンディションが違うことで「反復練習」ができないことが、なかなか上達しにくいことに繋がっているんじゃないかと思います。
ロングボードの場合はもっと早く波に乗って楽しむ感覚がつくかと思いますので、まずは浮力のある少し長めのソフトボードで安定的に波に乗れることを目指すのがよいかと思います。
ある程度、波に乗れるようになってきてから、ショートボードにトライするのもよいでしょう。
大切なのは継続すること。
陸トレや水泳、ストレッチなどを日常に取り入れることで、海に入れない日もトレーニングをすることと、あとは、
おすすめのスクールはある?
はじめてサーフィンするときには、海の近くのサーフショップで開催されている、初心者の方向けのスクールに1日参加するのがよいでしょう。
どこにお住まいなのかによって向かう地域が異なるので、ここでは具体的なスクールの記載まではしませんが、「NSA(日本サーフィン連盟)公認初心者スクール」を参考にしてもらうとよいのではないかと思います。
また、オンラインのサーフィンスクールとしては、
基礎的な知識から実践的なテクニックまで、150本近い解説動画が用意されていて、初心者はもちろん中級者以上の方にも役立ちます。
「なんとなく感覚でやっていたこと」がしっかり言語化されて説明されるので、見た後は頭がスッキリして理解が深まるんですよね。
動画なので何度でも見直せるのも魅力で、ボク自身も「久しぶりに見返したら忘れていたポイントを思い出せた」と思うことがよくあります。
実際に海に行く前日などに予習しておくと、翌日に海に行くのがホント楽しみになりますよ。
まとめ:40代後半からのサーフィンライフ
この記事では、40代後半からサーフィンを始める魅力や現実、ボード選びのポイント、体作りや気象知識の大切さを紹介しました。
サーフィンは若者だけのスポーツというイメージがあるかもしれませんが、実際は40代~50代の同年代のサーファーが多く、また健康維持やストレス解消、仲間づくりの手段として40代後半からでも十分に楽しめるライフスタイルです。
浮力のある安定したボードを選び、風と波の条件を理解して初心者にあったコンディションのポイントを選ぶことで、安心して波に乗ることができます。
特に40代後半は体力や回復力に個人差があるため、陸トレやストレッチを生活に取り入れながら、継続してサーフィンを楽しむことが長く続ける秘訣です。
海に入ると、不思議と心が解放され、日常のストレスがすっと消えていきます。
仲間と一緒に入って波をシェアしあう喜びや、一本の波に乗った瞬間の高揚感は、年齢に関係なく誰もが味わえるものです。
40代後半からの「自分の時間」を大切にして、サーフィンを通じて人生をより豊かにすることが出来ると思います。