「サーフィンは続けたい。でも、家族に悪い気がする…」
――結婚して子供ができてから、海へ行く前にそんなモヤモヤを抱えるようになった週末サーファーの方は、多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、サーフィンと家族は両立できると、ボクは思っています。
ただしそれは、独身の頃と同じ通い方を続けることではありません。
こんなふうに、家族が納得しやすい形へ通い方を少しずつ変えていくことなんですよね。
この記事では、
- 週末サーファーが家族との両立で悩む理由
- 「海へ行く罪悪感」が強くなる原因
- 家族と両立しやすい「朝イチ2〜3時間」のスタイル
- サーフィンと家族サービスを両立する5つのコツ
- 子連れサーフィンと、そのときの安全のポイント
- レベル別・家族持ちサーファーのスタイル
について、ボクの経験も踏まえながら、週末サーファー目線で書いていこうと思います。
「海に行きたい」が言いづらくなった…

独身の頃は、波さえあれば深夜でも海へ向かっていました。
金曜日の夜に天気図を見て、
「明日の朝イチは東うねりが反応しそうだな」
なんて考えながら、夜明け前に出発していた方も多いと思います。
でも、結婚して子供ができると、そう簡単にはいかなくなります。
土日は家族の時間。
子供のお出かけや習い事、買い物、家の用事など、やることはたくさんあります。
そんな中で、
この一言が、なんだか言いづらくなってくるんですよね。
~
ボク自身も週末サーファーなので、この感覚はすごくわかります。
海には行きたい。
でも、家族を置いて自分だけ遊びに行くような感覚になってしまう。
特に子供が小さい時期は、奥さんの負担も大きくなるので、
「また海なの?」
みたいな空気を感じてしまうこともあるかもしれません。
~
さらにサーフィンって、普通の趣味よりも時間がかかります。
海までの移動時間も長いですし、朝イチを狙うなら夜明け前には出発することもあります。
しかも、海から帰ってきたらクタクタ。
午後は眠気との戦いになることも多いです。
これが毎週続くと、
と感じる方も増えてくると思います。
~
ただ、
の二択で考えてしまうと、かなり苦しくなってしまうと思うんです。
実際には、
- 海に行く回数
- 海に行く時間
- 家族との過ごし方
- サーフィンとの向き合い方
このあたりを少し変えるだけでも、だいぶラクになるケースは多いです。
週末サーファーは、限られた時間の中で海に通っています。
だからこそ、
「毎週、波を当てる」
ではなく、
「無理なく長く続ける」
という視点も、とても大事なんじゃないかと思います。
なぜ週末サーファーは「家族との両立」で悩むのか?

週末サーファーの悩みって、
- 「波がない」
- 「風が合わない」
だけではないんですよね。
30〜50代くらいになってくると、多くの方がぶつかるのが、
ではないかと思います。
独身時代や若い頃とは、サーフィンとの向き合い方も大きく変わってきますよね。
~
まず一番大きいのは、
ということです。
平日は仕事。
朝から夜まで働いて、海へ行けるのは土日と祝日だけ。
でも、その土日というのは、家族にとっても貴重な休みです。
子供と遊ぶ時間でもありますし、買い物や外出、家の用事をまとめてやる時間にもなります。
つまり、
ということです。
~
さらにサーフィンは、「ちょっと行ってくる」で済みにくい趣味でもあります。
海まで遠い方なら、往復だけでもかなりの時間がかかります。
特に都内に住んでいて千葉や湘南へ通う週末サーファーの場合、
- 夜明け前に出発
- 片道2〜3時間
- 帰宅は昼前後
こんな流れになる方も多いと思います。
朝だけのつもりでも、家族から見れば、
という感覚になりやすいです。
~
しかもサーフィンは、体力も使います。
朝イチから1ラウンド入って帰ってくると、午後はかなり疲れてしまうこともあります。
特にサイズのある日で、頭くらいでゲットもハードな日だったりすると、かなり疲れてしまいますよね。
眠気もありますし、身体も重い。
そうなると、
みたいな空気になることもあるんですよね。
特に子供がまだ小さい時期は、奥さん側の負担が大きくなりやすいので、このあたりのバランスが難しくなります。
~
あと、これはかなり大きいと思うんですが、
サーフィンって、“波がいい時に行きたい”
という気持ちが強い趣味です。
自然相手なので、
みたいな調整ができないですから。
台風からのうねりが入ってきたときで、普段は割れないポイントでサーフィンできそうなときなどは、
という日もあります。
でも、家族の予定はそんな波の都合では動けません。
このズレが、週末サーファーを少し苦しくさせる原因のひとつなんじゃないかと思います。
~
ただ、
家族を持ったらサーフィンは無理
という訳ではないと思います。
実際、長くサーフィンを続けている方ほど、
- 朝イチだけにする
- 回数を調整する
- 家族の予定を優先する
- 子連れで海へ行く
など、自分なりのバランスを見つけていることが多いような気がします。
サーフィンは自然相手なので、完璧にはいきません。
それは波もそうですし、生活とのバランスも同じなんじゃないかと思うんですよね。
だからこそ、
という視点で考えていくことが、家族との両立ではかなり大事になってくるんじゃないかと思います。
「サーフィンに行く罪悪感」が強くなる理由

家族を持ってから、
そんな感覚になったことがある方は、多いと思います。
特に子供が小さい時期は、
- 奥さんが育児で大変
- 休日は家族との時間
- 自分だけ遊びに行く感覚
このあたりが重なって、“罪悪感” を感じやすくなります。
~
独身の頃は、
「波がいいから行く」
これだけで成立していました。
でも家族を持つと、自分一人の予定ではなくなります。
土日の朝に海へ行けば、その間は奥さんがワンオペになるケースもありますし、
子供からすると、
「パパまたいない」
という感覚になることもあると思います。
そうなると、
海へ行っている最中なのに、なんだか落ち着かない。
波チェックしていても、
「今ごろ大変かな…」
みたいなことを考えてしまう方もいるんじゃないでしょうか。
~
さらに、サーフィンって結果が読めない趣味でもあります。
頑張って早起きして、高速代とガソリン代を使って、眠い中を運転して海へ行っても、
- 波がイマイチ
- 風が合わない
- 混雑している
こんな日も普通にあります。
自然相手なので当然なんですが、
「こんなコンディションなら家にいればよかったかな…」
と思ってしまう日もありますよね…。
すると、
という感覚になって、さらに罪悪感が強くなることもあったりします。
~
あと、これは週末サーファー特有だと思うんですが、
“海に行ける回数が限られている”
というのも大きいです。
だからこそ、
「今日を逃したくない」
という気持ちが強くなる。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、
- 家族予定より波優先
- サイズアップ優先
- 台風うねり優先
みたいになってしまうこともあります。
もちろん、いい波に乗りたい気持ちは自然なことです。
ボク自身も週末サーファーなので、この感覚はすごくよくわかります。
ただ、
毎週、波を当てよう
とすると、家庭とのバランスはだいぶ苦しくなってしまうんじゃないかと…。
~
ここで大事なのは、
「罪悪感をゼロにする」
ではなく、
“家族が納得できる形に近づける”
ことなんじゃないかと思います。
例えば、
- 朝イチだけにする
- 昼には帰る
- 事前に共有しておく
- 別日に家族時間をつくる
こういう積み重ねだけでも、空気感はかなり変わってくると思うんですよね。
逆に、
- 黙って海へ行く
- 家族予定を後回しにする
- 帰宅後に寝てばかり
こんな状態が続くと、どうしても関係は悪くなりやすいのではないでしょうか。
~
サーフィンって、
じゃないですか。
でも、家族との生活は、
でもあります。
この2つを両立するのは、なかなか難しいと感じる週末サーファーの方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、
「毎週、いい波をあてる」
を追い続けるよりも、
を探していくほうが、結果的にはラクになるケースも多いんじゃないかと思います。
「サーフィンは許可制」になるのは普通です

この話を書くと、
と思う方もいるかもしれません。
でも、家族を持ってからのサーフィンって、実際かなり “許可制” に近くなると思います。
もちろん、
- 「そんな許可制なんてやってられっか!」
- 「俺は行きたいときに海に行く」
という方もいらっしゃると思いますけど、
でも、サラリーマンのサーファーの多くの方の実態としては、”許可制”に近いところがあるんじゃないかと思います。
~
独身時代なら、
「明日波よさそうだから行こう」
これだけで成立していました。
でも結婚して子供ができると、
- 誰が子供を見るのか
- 家の予定はどうするのか
- 家族時間はどうするのか
こういうことも含めて考えないといけなくなります。
つまり、
ということです。
これはサーフィンに限らず、家族を持つと自然に変わっていく部分でもあると思います。
~
ただ、
ここで無理に
「オレの趣味なんだから自由だろ」
みたいな方向に行ってしまうと、かなり空気が悪くなりやすいです。
特に週末サーファーの場合、海へ行くのは土日。
つまり、家族の休みとも完全に重なります。
だから、
“どれだけ海に行くか”
よりも、
“家族が納得できるか”
のほうが、実は重要だったりします。
~
例えば同じ「週1サーフィン」でも、
何も言わずに夜中に出発するのと、
「土曜の朝だけ海行って、午後は家族で出かけよう」
では、受け取られ方がかなり違います。
回数だけじゃなく、
- 伝え方
- タイミング
- 帰宅時間
- 家族への配慮
このあたりで空気感はだいぶ変わります。
~
あと、長くサーフィンを続けている方ほど、
がうまい印象があります。
例えば、
- 来週は波ありそう
- 土曜の朝だけ入りたい
- 午後は家にいる
こういう感じで、先に話しておくだけでも、だいぶ違うと思うんですよね。
逆に、
前日の夜に急に
みたいな感じになると、どうしても衝突しやすくなります。
風や波は急変するものなので、そこが他の趣味と比べると難しい部分だと思うのですけど、それでも
があるだけで、かなり変わることも多いと思います。
~
それと、
「許可を取る」
という感覚より、
くらいの感覚のほうが、気持ち的にもラクかもしれません。
家族生活って、サーフィンだけ特別扱いできる訳ではないですからね。
例えば、
- 奥さんにも一人時間が必要
- 子供との時間も必要
- 家の予定もある
こういう中で、お互い調整しながら動いています。
その中の一つとして、
を組み込めると、だいぶ続けやすくなると思います。
~
もちろん、
毎週思い通りにはいかないです。
波が良くても行けない日もあります。
でも、そこで無理を通し続けると、あとからもっと海へ行きづらくなるケースもあります。
だからこそ、
この視点は、家族持ち週末サーファーにはかなり大事なんじゃないかと思います。
家族と両立しやすいのは「朝イチ2〜3時間」

家族との両立を考えたとき、
ボク自身が一番現実的だと思っているのが、
というスタイルです。
週末サーファーの中でも、このスタイルの方はかなり多いんじゃないでしょうか。
実際ボクも、
という流れが基本です。
~
朝イチの良さって、
というだけではないんですよね。
家族との両立という面でも、かなり相性がいいと思っています。
例えば、
- 夜明け前に出発
- 朝だけ1ラウンド
- 昼前後には帰宅
この流れなら、午後は家族時間に使えます。
子供と出かけることもできますし、買い物や家の用事にも参加しやすい。
になりにくいんですよね。
~
あと、朝イチは渋滞回避のメリットもかなり大きいです。
週末の千葉方面なんかは、早朝の下りと午後の上りはかなり混みます。
アクアラインや京葉道路の朝の下りはいつも渋滞が発生しますし、逆に夕方もかなり渋滞しますよね。
海に着く前に疲れてしまうこともありますし、
帰りの渋滞でさらに体力を削られることもあります。
でも、朝イチから海に入るタイムラインで行動するなら、移動はかなりスムーズです。
朝イチに間に合うように到着するなら、まだ暗い時間に家を出発することになりますし、昼くらいに家に戻ってくるのであれば、午後の渋滞に巻き込まれることはありません。
その結果、
- 帰宅時間が読みやすい
- 午後の予定を立てやすい
- 家族側も安心しやすい
というメリットがあります。
~
それに、
になるのも、実はかなり大きいです。
限られた時間しかないので、
- 風向き
- うねりの向き
- 潮回り
- ポイント選び
をちゃんと考えるようになります。
貴重な朝一の時間帯にいちばんコンディションのよいポイントで入りたいですから、前日夜から当日出発するまでの風と波の実況と予想、潮の時間帯、夜明け前に更新されたポイントの波情報などを確認して、向かうポイントを決めます。
ダラダラ長時間入るより、
というスタイルのほうが、結果的に満足度が高いことも多いです。
~
もちろん、デメリットもあります。
冬は夜明けの時間が遅いのでまだラクですが(まず布団から出られるかどうかが第一のハードルですけど)、
夏は日の出が早いので、かなり早起きをして家を出発することになります。
夏のほうが朝一にサーフィンできる時間は多くなりますけど、その代わりに、帰宅後にかなりの眠気がくることもありますし、運転疲れもあります。
なので、
海からの帰りは無理しない
これは本当に大事です。
- 眠気を感じたらコンビニで休む。
- 少し仮眠する。
- 無理に急いで帰らない。
このあたりは安全面でもかなり重要だと思います。
~
あと、
「朝イチだけ」
にすると、自然と “欲張らなくなる” のも大きいです。
昔みたいに、
- 2ラウンド
- 夕方まで海
- 波追い移動
みたいなスタイルは難しくなるかもしれません。
でも逆に、
という方向に変わっていきます。
これは家族を持った週末サーファーの、ひとつの自然な変化なのかもしれません。
~
毎週、いい波を当て続けるのは難しいです。
自然相手なので、外す日も当然あります。
でも、
この形が作れると、サーフィンも家族時間も、かなり両立しやすくなると思います。
サーフィンと家族サービスを両立する5つのコツ

家族を持ってからも長くサーフィンを続けている方を見ていると、
という共通点があるように感じます。
もちろん波がいい日は行きたいですし、サイズアップしそうな週末はソワソワもします。
でも、家族との時間もちゃんと大事にしている。
だからこそ、長く海に通えているんですよね。
ここでは、ボクが大事だと思っている両立のコツを5つにまとめてみます。
- コツ1:家族の予定を先に入れて、海はそのあとに決める
- コツ2:行き先と帰宅時刻を伝えて、その時刻を守る
- コツ3:波の見通しは「前日の夜」ではなく「数日前」に相談する
- コツ4:帰宅後の過ごし方まで含めて「海の日」と考える
- コツ5:パートナーの「一人の時間」もセットでつくる
コツ1:家族の予定を先に入れて、海はそのあとに決める
よくあるのが、
という分け方です。
かなり王道だと思います。
特に子供が小さい時期は、
- 公園や買い物へのお出かけ
- 習い事の送り迎え
- 家の用事
など、土日にしかできないことがたくさんあります。
ここで大事なのは、決める順番です。
先に家族の予定を入れて、空いた時間に海を入れる。
例えば、
というように、週末全体の流れを先に決めてしまうんです。
こうしておくと、海へ行く側も変に後ろめたくなりにくいですし、家族側も週末の見通しが立てやすくなります。
逆に、
としてしまうと、家族からすると予定がいつまでも決まらず、振り回されている感覚になりやすいです。
サーファーは自然相手なので「今日しかない」と思いがちですが、家族の生活には“予定が見えている安心感”もかなり大事なんですよね。
コツ2:行き先と帰宅時刻を伝えて、その時刻を守る
朝イチだけ入って帰るスタイルの場合、意外と大事なのが、
です。
「昼には帰るね」と言っておいて、実際に帰ってきたのは15時。
これが続くと、次に「朝だけ行ってくる」と言っても、なかなか信じてもらえなくなります。
波が良くて「あと1本…」が止まらなくなる気持ちは、ボクもよくわかります。
だからこそ、約束した帰宅時刻から逆算して、海から上がる時間を先に決めておくのがおすすめです。
~
それと、帰宅時刻と一緒に「どのあたりの海に行くか」も伝えておくと安心です。
これは家族の安心のためだけでなく、安全面でも意味があります。
万が一、海でケガをしたり、帰り道でトラブルがあったりしたときに、家族が行き先を知っているかどうかで、その後の動きがかなり変わってくるからです。
現地でポイントを変えたときは、ひと言メッセージを送っておくくらいでも十分だと思います。
コツ3:波の見通しは「前日の夜」ではなく「数日前」に相談する
これは、天気図を見ているサーファーならではのコツかもしれません。
前日の夜に急に
となると、どうしても衝突しやすくなります。
家族にも、その日の予定や段取りがありますからね。
でも、うねりのもとになる低気圧や台風、高気圧の位置は、天気図を見ていると数日前からある程度の見当がつくことがあります。
例えば水曜や木曜の時点で、
と早めに相談しておけば、家族も週末の予定を組み立てやすくなります。
もちろん自然相手なので、見通しが外れることもあります。
それでも、
と思うんですよね。
天気図から風やうねりの向きをつかむ方法は、等圧線の読み方の基本で詳しく書いています。
週末の見通しを早めに立てられるようになると、波を当てるためだけでなく、家族への相談を前倒しするのにも役立ちます。
コツ4:帰宅後の過ごし方まで含めて「海の日」と考える
海から帰ってきたあとの過ごし方も、意外と大事です。
例えば、
- 帰り道に家族の朝ごはんやおやつを買って帰る
- 午後は子供と公園へ行く
- ウエットスーツを片づけたら、家のことをひとつやる
こういう小さな積み重ねだけでも、家の空気感はかなり変わります。
逆に、
になってしまうと、家族から見れば「半日いなくて、帰ってきても寝ている」になってしまい、どうしても不満は溜まりやすいです。
とはいえ、朝イチのあとは本当に眠いです。
無理に起きているより、
と先に宣言してしまうほうが、お互いにラクなこともあります。
コツ5:パートナーの「一人の時間」もセットでつくる
自分が海へ行っている間、家で子供を見ているのはパートナーです。
だからこそ、
という考え方は、かなり大事だと思っています。
例えば、
- 土曜の朝に自分が海へ行ったら、日曜の午前はパートナーに自由に過ごしてもらう
- 自分が子供を連れて出かけて、家でゆっくりしてもらう
こんなふうに“お互いさま”の形にしておくと、
という罪悪感も、だいぶ小さくなります。
サーフィンだけを特別扱いするのではなく、家族それぞれの「好きな時間」を順番に回していく。
そのくらいの感覚のほうが、長く続けやすいのではないでしょうか。
~
ちなみに、こうしたコツを続けていても、
- 子供の行事
- 家族旅行
- 体調不良や仕事の疲れ
で海に行けない週は当然あります。
そんなときに「今週は行かない」を自分から選べると、気持ちはだいぶラクになります。
このあたりは、このあとの「毎週いい波を当てる」をやめる話で、もう少し詳しく書いてみます。
子連れサーフィンという選択肢もある

家族との両立を考えたとき、
というスタイルに変わっていく方もいます。
特に子供が少し大きくなってくると、家族で海へ出かけるのも、かなり現実的になってきます。
~
もちろん、独身時代のようにはいきません。
朝から夕方までガッツリ2ラウンド。
波を追ってポイントを移動。
こういうスタイルは難しくなると思います。
でもその代わりに、
という楽しみ方が増えていきます。
例えば、
- 子供は波打ち際や砂浜で遊ぶ
- パートナーはのんびり過ごす
- 自分は交代で短い時間だけ入る
こんな過ごし方でも、意外と満足感はあるものです。
サーフィンが「自分だけの趣味」のままだと「また海?」になりやすいのですが、家族の楽しいイベントになってくると、海へ行くことへの空気感もかなり変わってきます。
子供に海を好きになってもらえる、というのも大きいですよね。
子連れで海へ行くときの安全のポイント
ただし、子連れのときに一番大事なのは、波のよさではなく安全です。
まず、
これは外せないと思います。
「少しだけだから」と子供を浜に残して自分だけ入るのは、かなり危ないです。
海の中からは浜の様子は意外と見えませんし、波打ち際で遊ぶ子供は、ちょっと目を離した間に波に足をすくわれることもあります。
大人が2人いるなら交代で入る。
大人が自分1人なら、その日はサーフィンをせずに子供と一緒に過ごす。
このくらいの線引きをしておくと安心です。
~
それと、子連れの日は“ポイント選び”の基準も変わってきます。
- 駐車場から浜が近い
- トイレやシャワーがある
- 波が穏やかで、遠浅の場所がある
- 日陰をつくれるスペースがある
こういう場所のほうが、家族全体の負担は減りやすいです。
夏場に海水浴場で過ごすときは、遊泳区域とサーフィンができる区域が分けられていることが多いので、現地のルールに従ってください。
逆に、サイズやうねりの反応だけでポイントを選ぶと、
- 子供が遊べるような波打ち際がない
- 流れが強くて危ない
- 子供が退屈してしまう
となりやすいです。
特に注意したいのが、岸から沖へ向かう強い流れ(離岸流)です。
見た目は穏やかな海でも、波打ち際の近くに流れができていることがあります。
流れの見分け方や流されたときの対処法は、カレント(離岸流)の見分け方と対処法にまとめていますので、子連れで海へ行く前に一度目を通しておくと安心です。
~
あと、子連れの日は、
これもかなり大事です。
波チェックだけで終わる日があってもいい。
30分だけでもいい。
子供と砂遊びをして終わる日があってもいい。
くらいの感覚でいられると、家族との空気もかなり良くなりやすいです。
サーフィンの楽しさは、いい波に乗ることだけではないと思うんですよね。
海へ向かう朝の空気や、家族で海を眺める時間も含めて、サーフィンの魅力なんじゃないかと思います。
“毎週いい波を当てる”をやめるとラクになる

週末サーファーって、限られた時間だからこそ、
という気持ちが強くなりやすいと思います。
ボク自身もそうです。
早起きして、高速代とガソリン代を使って海へ行くなら、できればいい波に乗りたい。
これは自然な感覚ですよね。
~
ただ、この“毎週当てたい”が強くなりすぎると、
- 波がいいから家族の予定を変更する
- サイズアップするから無理をして行く
- 疲れているのに毎週欠かさず行く
といった状態になりやすく、家族とのバランスはかなり苦しくなります。
しかも自然相手なので、頑張ったから当たるという訳でもありません。
風向きが予想より早く変わることもありますし、思ったほどサイズが上がらないこともあります。
逆に、期待していなかった日が良かったりもします。
~
だからこそ、
くらいのほうが、気持ちはかなりラクになります。
例えば、
- 1時間だけでも海に入れた
- 朝焼けがきれいだった
- 1本だけでもいい波に乗れた
- 海を見て気持ちがリセットできた
それだけでも、十分に価値のある朝だと思うんです。
家族を持ってからは、
という感覚に変わっていく方も多いのではないでしょうか。
~
それに、海との距離感は、人生の時期によって変わっていくものだと思います。
- 独身時代は、波があればいつでも
- 子育て期は、朝イチだけ・行けない週もある
- 子供が大きくなったら、また少しずつ増やしていく
長くサーフィンを続けている方ほど、ずっと同じペースではなく、その時々で通い方を変えながら、完全にはやめずに続けている印象があります。
「前みたいに海へ行けない…」と考えすぎるよりも、
くらいで受け止められると、だいぶラクになると思います。
限られた時間で海と付き合っていく週末サーファーの考え方は、次の記事でもまとめています。
仕事も家庭も全力。でも、週末だけは“波に乗りたい”。そんなあなたへ。平日はデスクワークに追われ、海まで片道2時間。限られた時間の中で、いい波を当てるにはどうすればいいのか?この記事では、気象予報士でありサーフィン歴30年の筆者が[…]
家族持ちサーファーのおすすめスタイル

サーフィンと家族を両立するときは、自分のレベルや生活に合ったスタイルを見つけることも大事です。
独身時代と同じ感覚で動こうとすると、どうしても無理が出やすいですからね。
ここでは、初心者・中級者・上級者それぞれで、家族持ちの週末サーファーに合いやすいスタイルを書いてみます。
初心者:無理にサイズを追わない
初心者の方の場合、
と思いやすいかもしれません。
でも、家族持ちの週末サーファーにとって一番大事なのは、
です。
特に、
- 台風からのうねり
- 強いオンショア
- 頭オーバーのサイズ
- 強いカレント
こういう日は、無理をしないほうがいいケースが多いと思います。
ハードなコンディションに無理をして入ると、ケガや事故、疲労困憊につながる可能性もあります。
家族を持つと、ケガは自分だけの問題ではなくなりますよね。
だからこそ初心者の方ほど、
- 小波の日
- 風の弱い朝
- 混雑の少ない時間帯
を選んだほうが、結果的には長く楽しめると思います。
中級者:朝イチ+短時間集中
家族持ちの週末サーファーで、一番バランスが取りやすいのは、
だと思います。
- 夜明け前に出発
- 朝だけ1ラウンド
- 昼前に帰宅
この流れですね。
朝は風が弱く、波が整いやすい日が多いですし、午後を家族の時間に使えます。
朝が狙い目になりやすい理由は、朝一の波がいい理由で詳しく書いています。
時間が限られるぶん、風向き・潮回り・ポイント選びを真剣に考えるようになるので、波を見る力もつきやすいと思います。
~
また、中級者くらいになると、
を決める力も大事になってきます。
波がある=入る、ではなく、
- 混雑
- サイズ
- 風
- 自分の疲れ具合
も含めて判断する。
家族持ちのサーファーにとっては、ここがかなり大事なポイントです。
上級者:狙う日を絞って、遠征回数を調整する
上級者になると、サイズアップや台風からのうねり、遠征など、もっと波を追いたくなることもあると思います。
もちろん、それもサーフィンの大きな魅力です。
ただ、家族を持つと“毎回フルコミット”は難しくなってきます。
なので、
- 本気で狙う日を絞る
- 泊まりの遠征は回数を決めておく
- 遠征の予定は、家族の予定と同じくらい早めに共有する
といった形で、メリハリをつけている方が多い印象です。
~
それと、上級者ほど、
が上手い気がします。
危険すぎる、混雑しすぎ、無理をするコンディションではない。
そんな日は見送る。
家族を持つと、一番避けたいのは、
という状態ですよね。
ボク自身も、インサイドで巻かれて自分のボードで頭を打ち、病院で処置を受けたことがあります。そのときの経緯はサーフィン中に頭をケガしたときの体験談に書いています。
攻める日と引く日を分けられることも、長くサーフィンを続ける上ではかなり重要だと思います。
サーフィンと家族は“戦わない”のが大事

家族を持つと、「好きな時に好きなだけ海へ行く」という訳にはいかなくなります。
波が良くても行けない日もありますし、子供の予定や家族の用事を優先する日も増えてきます。
でもそれは、“サーフィンができなくなった”ということではないんですよね。
限られた時間の中で、どう海と付き合っていくか。
それを考えるようになるのが、家族持ちの週末サーファーなんだと思います。
~
最後に、この記事のポイントをおさらいしておきます。
- 「サーフィンか家族か」の二択で考えない
- 朝イチ2〜3時間だけ入って、午後は家族の時間にする
- 家族の予定を先に入れて、海はそのあとに決める
- 行き先と帰宅時刻を伝えて、その時刻を守る
- 波の見通しは数日前から家族に相談する
- パートナーの一人の時間もセットでつくる
- 子連れの日は、子供を見ている大人が必ずいる状態で入る
- 毎週100点を目指さず、行かない週があってもいい
~
サーフィンは自然を相手にするスポーツです。
だから、毎回思い通りにはいきません。
それは波もそうですし、家族とのバランスも同じなんだと思います。
「完璧に両立しよう」と考えすぎなくてもいいのかもしれません。
海へ行ける週もあれば、行けない週もある。
それでも、その時々の生活に合わせながら海へ通い続ける。
そんなサーフィンにも、独身の頃とはまた違った楽しさがあると思います。
無理をしすぎず、家族との時間も大切にしながら、自分のペースで海へ通い続ける。
そのくらいの距離感が、結果的には一番長くサーフィンを楽しめるのではないでしょうか。
年齢とともに体力の変化を感じ始めた方は、次の記事も参考にしてみてください。
40代後半から始めるサーフィンの魅力と現実 サーフボード選びの基本ポイント 40代後半初心者におすすめのサーフボード サーフィンを楽しむための体作りと生活習慣 40代後半サーファーが意識すべき海と気象の知[…]