サーファーが知っておきたい台風への備え

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サーファーが知っておきたい台風への備え

これまでに5回にわたって、「サーファーが知っておきたい台風の知識」として記事を投稿してきましたが、今回はサーファー以外の方も知っておきたい台風への備えについて記載していきます。

台風への備えや対策については、他にもいろいろなサイトで紹介されているので、それら専門のサイトも参考にしてもらうとよいと思いますが、ここでは基本的な備えや対策事項にプラスして、サーファーならではの持ち物を活用した備えについても記載してみようと思います。

随時、内容はリライトしていきます。

台風情報の確認

台風への備えの第一歩は、台風情報の確認からとなります。

台風への備えが必要な状況になりそうなときは、台風が接近もしくは上陸すると予想され、かなり日本に近づいてきている状況かと思います。

そんな状況において台風情報を得る手段としては、気象庁のホームページを見るのが一番です。
台風が接近しているときは3時間に1回の更新から1時間に1回の更新と頻度が多くなります。

地図コンテンツページです。気象警報、大雨危険度、台風情報、気象情報、天気予報、季節予報、ひまわり、アメダス、ウィンドプロ…

いつ頃から台風の影響が出てきそうなのか、ピークはいつ頃か、などを予め確認しておいて、早めの備えをすることが重要です。
まだまだ台風は自分のいる場所から遠い位置にあると思っていても、台風の速度が早いときは言うてる間に一気に近づいてきます。

台風情報の活用に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

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台風接近前の事前準備・手配

台風の接近や上陸が予想されているときは毎回厳重な警戒が必要になりますが、2018年に近畿地方を直撃した台風21号や2019年に千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号のときのように、

中心付近の最大風速が秒速40m、瞬間最大風速として秒速60mくらいの勢力のまま接近~上陸しそうな場合には、特に厳重な警戒が必要となります。

このような台風が接近もしくは上陸した場合は、暴風により電柱が倒れ電線は切れ、送電鉄塔も倒れてしまうような事態にもなり、広範囲で停電・断水が発生し長期化する可能性があります。

特に警戒が必要な台風①:
中心付近の最大風速が秒速40m瞬間最大風速が秒速60m で接近or上陸しそうなとき

 

また風だけでなく大雨にも警戒が必要で、活発な雨雲が台風を取り巻いた状態、かつ台風の進む速度が遅い場合には、同じような地域にて大雨が継続し、土砂崩れや河川の氾濫に伴う浸水の被害が発生する可能性があります。

特に警戒が必要な台風②:
活発な雨雲を伴い、時速20㎞未満のゆっくりとした速度 のまま接近or上陸しそうなとき

このような暴風による停電・断水、大雨による河川の氾濫および浸水、もしくは高潮による浸水なども踏まえ、特に警戒が必要な台風が接近もしくは上陸すると予想される場合に、事前に備えとして準備しておいたほうがよいアイテムや対策について以下にまとめてみました。

いろいろなアイテムがありますが、順不同でどんどん記載していきます。

車のガソリンを満タンに

停電が長期化した場合にシガーソケットから電源をとったり、暑い日や寒い日には車の中で空調をつけたりして横になったりするなど、災害が発生したときには車はとても頼りになります。

一度災害が発生してしまうと、近くのガソリンスタンドも営業ができなくなったり、また品薄で給油できる量が制限されたり、給油するまでにかなりの時間待たないといけない状況にもなってきます。

あらかじめ車のガソリンは満タンにしておくと、何かあったときにも安心です。

これは台風に限ったことではなく、常日頃から使った分はすぐに給油しておき満タンな状態をキープしておくような習慣ができれば、いざ大地震が発生したときにも対応できるかと思います。

携帯・スマホのフル充電

これも停電が発生したときのために充電を予めしておきましょう。

災害発生時には電話は繋がりにくくなったりしますが、TwitterなどのSNSは比較的つながりやすい状況になることがあります。

スマホは情報を得るための貴重な持ち物です。不要不急な使い方で余計な電池消耗とならないように注意しましょう。

合わせて携帯各社から出ている災害用伝言版などの情報を確認できるように事前に使い方を調べておくとよいと思います。

モバイルバッテリーのフル充電

これは既にお持ちの方は、スマホと同じように事前にフル充電しておいたほうが良いでしょう。

持ってない場合はこの際1つは持っておきたいところです。

外出時に持っていく比較的軽いタイプでもないよりはましで、数回充電できるくらいの容量のものがあると安心です。

停電になると電気のありがたさが身に染みて感じることになりますので、事前に蓄えられるものは蓄えておきたいところ。

30,000mAh くらいの大容量モバイルバッテリを1つ持っていると安心です。

バッテリ本体にソーラーチャージャーがついているタイプのものも最近は出てくるようになり、電源がない場所でも充電できるという、まさに災害時に役立つアイテムとなってきています。


水と食料の手配

これは言うまでもないですが、外出できない状態が数日続く可能性があり、また外出できたとしても近くの店には品物がまったくないなんて状態になってきます。そんな状況への備えとして、水と食表を予め多めに、3日は食べていけるくらいの食料があると安心です。

ラジオ

テレビもパソコンも繋がらない状況で、かつスマホのバッテリも残り僅かになったときなど、情報を得る手段としてラジオが活躍します。

どんなタイプのものでもいいので、1台はラジオを持っておくと安心です。電池も忘れずに。

こちらはラジオライトの商品で、多機能な商品です。いろいろ便利なので1台持っておいても良さそう。

電池

災害のときや停電のときには電池が非常に頼りになります。ラジオ以外にも懐中電灯やカセットコンロなどにも電池が必要になってきます。

予め必要な種類の電池を調べて購入しておくのが良さそうです。

懐中電灯

停電のときにはどうやって灯りをつくるかがとても重要です。

キャンプのときにつかうLEDランタンなんてものがあれば一番良さそうですけど、とりあえず最低限としても懐中電灯は準備しておきたいです。

こちらも電池の予備も合わせて準備しておきましょう。

家で仕事できようにしておくパソコン持ち帰っておく

これは余計なお世話かもしれませんが、台風により交通が大混乱してしまう可能性があります。

そんな時に無理して会社に行っても時間の無駄なだけ、かなり非効率な時間の使い方になるのは明白です。

どうしても仕事をやらないといけないのであれば、今は在宅でもワークできる環境が広く出来上がっているので、在宅で仕事できるようにパソコンだけ事前に持ち帰っておくなどをしておくといいかもしれません。

お風呂に水をためておく

停電になると集合住宅などでは断水も発生することが多くなります。

何かと水は使うので、台風が接近する前日の夜から浴槽に水をはっておく、もしくは風呂のお湯をすてないでおくなどを念のためしておいたほうが良いでしょう。もし停電や断水が長期化してしまったときに、きっと役立つはずです。

ホッカイロ

家の中にいても暖房がつけられず寒い場合もあるかと思います。

その時のためにもホッカイロがあると、少しは温まることができます。

カップラーメン

お湯さえあれば食べれるので準備しておきたい食品です。

災害時にはスーパーから真っ先に品物がなくなってしまう商品なので、早めに手配しておいたほうが良いでしょう。

除菌シート、汗拭きシート

お風呂に入れない日が続くかもしれないので、そんな時でも少しはリフレッシュするためにも汗拭きシートを持っていると良いでしょう。

また断水で手も洗えないことが多いことから、除菌シートも合わせて持っておくと安心です。

サーファーならではのアイテムの活用

ここからはサーファーが普段から持っているアイテムを災害時に活用できるかどうかを記載していきます。

いろんな活用方法があるかと思いますので、思いついたら順次リライトして更新していきます。

ポリタンク+水

サーファーは必ずもっているポリタンク。

車の中にある場合は台風が襲来前に部屋に持ってきて水をいれておきましょう。きっと役立つはずです。

停電時にはポリタンクカバーまでは要らないですが、冬場のサーフィンには必須なアイテムです。
12L×2個のポリタンクが収納できるこんなタイプのものを持っていると、水も沢山いれられるし、友達と2-3人で一緒に海にいくときにもこれ1つで対応できます。

ウォーターボックス

こちらもサーファーなら必ず持ってるウエット入れるバケツ。これも車の中から部屋に持ってきておきましょう。

取っ手がついているものが多く、濡れたものを運ぶなどするときに使えるかもしれません。

このバケツの中で何か洗ったりすることもできることから、活用の仕方はいろいろあると思います。

ポンチョ

防寒用としてくるまって温まるとか、大きめのタオルとして考えると活用方法はいろいろありそうです。

ポンチョに関しては特にこだわりはないのですが、以下のようにポケットがついてあるタイプが何かと便利です。

救急セット

海に行く時には何らかの救急用品を持っていってるかと思います。

車の中に置きっぱなしだったら、念のため部屋に持ってきておきましょう。使う出番はないかもしれませんが、持っていると安心です。

こんな感じでお手頃な価格の救急セットがあるので、1つ持っておいて車の中に置いておくと海で怪我したときの応急処置ができます。

キッチンテープ

ボードクラッシュ時などの応急対処でおなじみのキッチンテープ。
今は透明なタイプが出てきたりして、昔ながらの銀色のキッチンテープは無くなってきているのかもしれません。

台風による強い雨と風により、雨が玄関ドアの隙間から入り込んできて玄関が水浸しになることがあります。これはマンションでも起こることで、玄関の外に少し溜まった雨水が風によりドアの隙間から家の中にいつの間にか侵入してきます。

そのような玄関の雨水侵入を阻止するために、キッチンテープを玄関ドアの僅かな隙間に貼っておくと良さそうです。
雨風が強い時間帯だけでも、内からキッチンテープを貼っておくと良いでしょう。

今ではあまり見かけなくなった、東洋アルミのキッチンテープ。
以前は海の近くのコンビニにはこのキッチンテープとSEX WAXが必ず置いてましたけど、最近はあまり見かけなくなりました。

空のペットボトル

サーファーの車の中には、空のペットボトルが1つくらいは置いてあるんじゃないかと思います。
2リットルのペットボトルを数本、水をいれて車に積んでいるサーファーも多いですよね。

事前に飲料水の確保ができてなかった場合など、車の中にある空のペットボトルを部屋に持ってきて飲む用として水を入れておきましょう。

車のシガーソケットからUSB変換

車のシガーソケットからUSBに変換するタイプのものがあると便利です。

スマホの充電などが主な用途となりそうなので、USB変換で十分だと思います。

これくらいのお手頃な値段で2口あるタイプがあれば便利です。

カセットコンロ

車中泊するときに使うカセットコンロを部屋に持ってきておきましょう
コンロのガスや電池も合わせて準備するのをお忘れなく。

手動ポンプシャワー

ポリタンクにとりつけるタイプのポンプシャワー。
サーファーは昔からこのタカギ(takagi)の商品を愛用している人が多かったですが、最近あんまり見かけなくなったような・・・

ポリタンクに水をいれて必要なところへ移動してシャワーとして使えるのはかなり便利。
電池や電源も不要な手動タイプなので、ちょっと面倒ですけど停電のときにはこんなものが重宝するかもしれません

暴風への対策

暴風時には様々なものが空を舞い、窓ガラスに衝突するなどの被害が多く発生します。

外出は危険となりますが、家の中もできる限りの対策をしておきましょう。

雨戸を閉める

基本はこの雨戸を閉めることから始まります。

カーテンを閉めておく

雨戸がない部屋でもカーテンは閉じておくようにしましょう。

窓ガラスが万が一破損した場合にも、部屋の中へのガラスの飛散を抑制してくれます。

むやみに玄関を開けない

玄関を開けた途端に瓦が飛んできて大けがをしたという話を聞いたことがあります。

暴風時にはあらゆるものが空に舞っている状態でもあり、ちょっと外の様子を見に行こうとか、SNSへアップするために暴風の様子を写真撮影しにいこうとか、止めておきましょう。

外は危険な状態だということをよく認識しておきたいです。

ベランダのモノを片付けて固定しておく

ベランダの履物を玄関に移動させておくようにしましょう。
その他ベランダにあるものを固定するか部屋の中に一時的に入れておいたほうが良さそうです。

椅子やテーブルなどもあれば、固定をしておきましょう。
物干し竿はさすがに部屋の中に入れられないので、下におろしておいたほうがよいです。

窓に補強テープを貼っておく

窓ガラスが割れてしまったときに、ガラスの破片の飛散を抑制してくれます。

心配な場合は、どんなテープでもいいので窓ガラスに内側から貼っておくだけでも被害は軽減される可能性があります。

大雨/高潮による浸水への対策

大雨による堤防の決壊・河川の氾濫や高潮による家屋の浸水が発生してしまうと、被害が長期化してしまう場合があります。

気象庁や自治体などの情報で危険性がある場所であるなら、以下のような対策を事前に実施しておいたほうがよいでしょう。

沿岸部や河川の近くにお住まいの方は、早めに情報を得るようにしてすぐに行動に移すことが必要になってくると思います。

車を高台などに事前に避難させておく

車を予め避難させることが出来るのなら、高台に避難させておいたほうが良いでしょう。

地震や台風などによる災害発生時には、クルマが使えるか使えないかで大きく生活の仕方が変わってきます。

家は動かすことはできませんが、クルマは少し離れたところでも高いところに避難をさせておくとよいでしょう。

避難させる場合は通行の妨げにならない場所に駐車することが必要です。狭い道路の脇に停めるなどしてそれが原因でクルマの流れが悪くなり渋滞を引き起こすなんてことがないように、十分な配慮が必要となります。

部屋の1階にあるものはできるだけ2階や高いところに持っていく

貴重品など1階にあるものは2階にあらかじめ移動させるなどの対策です。

1階部分はもう最悪ケースとして浸水することとし、2階部分だけは助かるようにして、大事なものを避難させておくことも考えておきましょう。

タンスの引き出しを抜いて高いところへ

これも重要なものを2階へ避難させると同じ対策です。

たんすの全てを移動して避難させることはできないので、せめて引き出しだけでも抜いてタンスの上に置いたり2階へ避難させるなどして、少しでも大事なものが浸水から免れるような対応をしていきましょう。

土嚢の準備

浸水から家を守るために土嚢を玄関前に積んでおくことも必要になるかもしれません。

普通はなかなか土嚢まで準備している家は少ないとは思いますが、特に1階部分で商売をされている店舗などは、水が入ってこないような対策をするしかありません。

ゲリラ豪雨も頻発している環境になってきているので、一軒家には土嚢を準備しておくのが安心かと思います。

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