例年この時期の和田エリアは砂が付きやすい【2022.11.16】

2022年11月16日(水)の
気圧配置と風と波の様子です

午前9時の実況天気図

午前9時の実況天気図です。

昨日東海道沖で発生した低気圧は
南岸を通過し、

北日本を通過してきた低気圧と
まとまって発達しながら
東海上を東北東に進んでいます。

また大陸方面からは
高気圧が張り出してきており、

日本付近は西高東低の
気圧配置になってきました。

真冬に現れる強い冬型の気圧配置
には程遠いですが、

日本列島には等圧線が
南北に縦に並んでおり、

今日の関東地方の日中は
北西〜北の風がやや強めに
吹き続きました。

東海上を離れていく
低気圧からの東よりのうねりと、

さらに東の海上にある高気圧などによる
東うねりの反応も少しあるようで、

今日も千葉エリアは
ミドルサイズのうねりの反応が続いて、

ポイントと潮のタイミングでは
そこそこ遊べるコンディション
となったポイントも
多くなったようでしたね。

湘南エリアは
膝腿サイズとなって
物足りないサイズ感に
なってきたものの、

ライブ映像やSNSの投稿などを見ると
鵠沼では多少乗れる波は
入ってきていたようでした

冬型の気圧配置となると、
東海道沖からの西うねりが
期待できる気圧配置ですが、

まだまだ冬型は弱い状況のため、
西うねりの反応は期待薄
となります。

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東海沖からの西うねり

今日の波

北風がやや強めに入って
サイドオフショアな
コンディションでした。

昨日よりもワンサイズくらい
下がったように見えて、
ブレイクしても続かない感じの波

やはり今日もこちらのほうが
コンスタントに乗れる波が
入ってきていて

潮が多めな時間帯も
そこそこ遊べるセットが
入ってきていました。

例年のこの時期の南房総は
砂が付きやすい時期で
インサイドから防潮堤までは
多くの砂が堆積していることが
わかるかと思います

逆に春先のシーズンは
砂がなくなって
だいぶ深い地形になって
しまうことが多いです

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明日の予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です。

東海上の低気圧は更に発達し
明日の朝には中心気圧978hpaまで
深めてくる予想となって、
東海上を離れていく見込み

代わって西からは
高気圧が日本付近まで
張り出してきますが、

明日の朝も関東の南海上には
小さな低気圧が予想されています。

明日の朝の沿岸部の風は、
海陸風による陸風と
南海上の低気圧へ吹き込む風により、

北西のオフショアベースの風からの
スタートとなりそうですが、

気温があがり
低気圧が東へ移動するに従って、
次第に北〜北東の風へと
シフトしてきそうです。

明日も東海上を遠ざかる低気圧からの
東北東うねりがベースとなって
反応は続きそうで、

今日よりも波高は下がりそうですが、
波長は長くなって反応してくる
可能性がありそうです。

サイズ的には今日と同じくらいの
反応はありそうですが、

明日も朝イチを逃すと
潮が多い時間が続くので、

早めに入っておくか、
今日の午後もできていたポイントで
入っておくのが良さそうです。

 

波長の長い波が入って来れば、
今日よりも水深が深いところでも
割れやすくなってくることも
あるかも?しれませんので、

海の中ではそんな観点からも
波の様子を観察してみると
面白いかと思います。

勝浦の潮位_221114 勝浦の潮位_221114-2

朝一は潮が引きから上げに
大きく動いている時間帯で
入るなら朝一がよいポイントが
多くなりそう

午後は100㎝以上の潮位が続き
和田エリアなどの比較的に
割れやすいポイントで
入るのが良さそうです

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より詳しく風と波をイメージするために
活用してもらえればと思います

前編)

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後編)

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今日の記事は以上です。
本日もお疲れ様でした!

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