気圧配置と波情報 : 千葉から東北太平洋側も頭サイズの波、西日本はクローズが多数
午前9時の実況天気図 ASAS
千島の東に中心を持つ高気圧は1032hpaまで勢力を強めており、同じような気圧配置が続きます。
今週のはじめから始まった高気圧からの吹き出しによる南東うねりは西日本から反応をはじめ、今日は東北まで含めた太平洋側にうねりをもたらしています。
ただ今回の高気圧の吹き出しは、日本付近には5つの等圧線がかかり間隔が狭くなっていることから南東の風が強め。
ちょうど冬型の気圧配置がきまってきたときの逆バージョンのような感じですね。
今回は北偏する高気圧からの南東うねりですが、これがもう少し中心が南東方向にあって十分な吹走距離がありつつ日本付近の等圧線の間隔が広い気圧配置となれば、、、全国的に太平洋側は頭サイズで沿岸部の風が弱くグッドコンディションが続く気圧配置となりますので合わせて覚えておくとよいと思います。
一方でこの高気圧の南側には長大な梅雨前線が東西に横たわり、既に梅雨入りしている沖縄奄美地方にも前線が停滞しています。
これから1ヶ月くらいかけて梅雨前線はジワジワと北上し6月の前半には本州の各地域が梅雨入りをはじめ、半ば以降には沖縄奄美の梅雨は明けて夏がやってきます。
休みが取れるのであれば、本州が梅雨の波のない時期に沖縄奄美地方にサーフトリップを計画するのがおススメ。
気象庁が発表している今年の梅雨に関する速報値はこちら
気象庁が提供するページです…
午後9時の予想天気図 FSAS24
夕方にかけても西日本から東海にかけてを中心にハードなポイントが多くなっています。
海に入る前に十分注意が必要です。
明日午後9時の予想天気図 FSAS48
明日も引き続き高気圧からの吹き出しによる南東うねりが続きそう。高気圧の中心もやや勢力強めて1034hpaとなり、中心はやや東へシフトしそうです。
週間予想天気図 FEFE19
来週の月曜には勢力の強い高気圧はかなり東へ進む見込みで、変わって西から気圧の谷が接近するステージへと変化していきそうです。
今回の高気圧からの吹き出しは約一週間続きましたが、来週は低気圧へ向けての南西の風からのスタートになりそうです。
千葉・湘南 風、波、潮の状況と今日の注意事項
今日の千葉エリアは、南東からの強い風。
九十九里から一宮周辺では胸肩から頭くらいで相変わらずのオンショアベースでハード気味。
千葉南エリアはカレントも強まり鴨川から千倉までクローズ。
湘南は大きなサイズアップにはなってないですが腹胸から肩くらいで多少遊べているようです。
〜
茨城以北エリアもサイズアップしてきて、仙台新港も頭サイズ。
伊良湖から西の東向きポイントもほぼクローズなコンディション。
磯ノ浦は南東うねりが回り込んで反応し腰腹くらいはセットで楽しめそう。御坊エリアも少しできているかもしれません。
四国から宮崎のメジャーポイントはクローズが続きますが、風をかわすポイントもあるのでいい波になっているところもありそう。
千葉エリア:今日のこよみと潮まわり(勝浦)
2019/05/18
日の出:04:33 / 日の入:18:40
大潮
満潮:03時25分(142cm) / 16時46分(138cm)
干潮:10時08分(9cm) / 22時16分(65cm)
湘南エリア:今日のこよみと潮まわり(江の島)
2019/05/18
日の出:04:35 / 日の入:18:42
大潮
満潮:03時49分(148cm) / 17時03分(150cm)
干潮:10時28分(17cm) / 22時41分(68cm)
今日の注意事項は、、、
今日も引き続き高気圧からの南東うねりによりサイズがあり沿岸部ではオンショアベースの風が強めに吹いています。
サイズもありカレントも強い状態が続いているので、特に初心者の方はポイントセレクトには十分注意が必要です。海に行くならばある程度経験のある慣れた方と一緒に行くほうが良さそうです。
波の大きさや流れがないかどうかと潮回りはこれから引いてくるのか上げてくるのか、また海に入っているサーファーのレベルはどれくらいかなどを海に入る前によく見て、自身の技量に合わせたポイント選びが必要となります。
また今日と明日も大潮まわりです。
潮が引いてる時間にはビーチからエントリできたけど、海から上がる頃には潮があげてしまいテトラエリアしかなくなって上がれなくなってしまった、なんてことはよくあることです。さらにカレントが強い日などはホント危険な状況となります。
私も昔にこの経験をしてかなり焦ったことが何度かあります。初めて入るポイントのときは、よーくエントリ位置と潮回りとカレント有無を良く見てから入るようにしましょう。
今回は「潮回り」に関する記事です。波に乗るためには気象だけでなく潮汐にも注目することが必要です。波が崩れることは水深と大きく関係しており、潮の満ち引きによって海の水かさが増減し、波の崩れるエリアの[…]