サーフィンでブーツを履くか迷ったときの水温と体感の考え方

サーフィンでブーツを履くか迷ったときの水温と体感の考え方【2021.11.1】

「サーフィンのブーツって、水温が何度くらいから履くべきなんだろう?」

秋から冬にかけて、多くのサーファーが毎年悩むテーマだと思います。

わたし自身、千葉エリアを中心に30年間サーフィンを続け、気象予報士として水温・気温・風の変化を日々チェックしてきましたが、

はるべえ
ブーツの判断を水温だけで決めてしまうと、失敗するケースがとても多い

と感じています。

特に11月以降は、水温の数字以上に、朝一の北西風・日照の弱さ・冷え込みによって、足先の冷えが一気に進みやすくなります。

「まだ水温はいけそう」と思って入った結果、足の感覚がなくなり、早上がりしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • サーフィンでブーツが必要になる水温の目安
  • 水温だけでは判断できない理由
  • 千葉・湘南エリアでの実践的な履き始めタイミング

を、気象データと現場経験の両方を踏まえて、

「今日はブーツを履くべきか?」を自分で判断できるようになる

ことを目的に解説していきます。

目次

サーフィンでブーツが必要になる水温の目安

  • 「サーフィンのブーツは水温何℃から?」
  • 「いつから履くべき?」

と悩む方が多いですが、千葉・湘南エリアでは11月以降の朝一で足先が冷たく感じ始める水温15℃前後が一つの判断目安になります。

冬もサーフィンする人がまず知りたいのは、水温が何度くらいからブーツを履くべきかという点だと思います。

はるべえ
結論から言うと、多くのサーファーにとって、水温15℃前後がブーツを履き始める一つの目安になります。

水温ごとのブーツ判断の目安

  • 水温18℃以上:基本的にブーツなしでも問題なし
  • 水温17〜15℃:人によってはブーツが欲しくなり始める
  • 水温15℃未満:ブーツがあった方が無難

特に15℃を下回ると、足先の冷えが一気に進みやすくなり、テイクオフ時や踏み込みの感覚にも影響が出てきます。

はるべえ
ブーツを履くかどうかの判断は、「我慢できるか」ではなく「快適に動けるか」を基準にするのがポイントです。

気象庁の海面水温データはブーツ判断の目安になる?

サーフィンでブーツが必要かどうか判断する際、

「気象庁の海面水温データを見ればいいですか?」

という質問をよく受けます。

結論から言うと、

はるべえ
ブーツ判断の“基準”としては気象庁データが最も信頼できる一方で、実際に海に入ったときの体感とはズレが出るケースも少なくありません

気象庁が公開している海面水温(SST)は、人工衛星や観測データをもとにした広域的な平均値です。

そのため、季節の流れや年ごとの水温傾向を把握するには非常に優れています。

ただし、サーファーが「冷たい」「もうブーツ欲しい」と感じる感覚は、必ずしもこの数値どおりにはなりません。

海面水温と実際の体感がズレる理由

まず大きいのが、観測されているのは“海面(表層)”の水温だという点です。

実際にサーフィンをしているときは、ドルフィンやワイプアウトで体が水中に入るため、表層より低い水温の影響を受けやすくなります。

さらに、以下の要素が体感温度に大きく影響します。

  • 朝一か昼か(特に朝一は空気が冷えて体感が下がる)
  • 風の強さ(北風・北東風は体感を一気に下げる)
  • 日照の有無(曇りや雨の日は数値以上に冷たく感じる)
  • ポイント特有の水の動き(湧昇流・河口付近など)
はるべえ
例えば、気象庁データで水温が15℃前後と表示されていても、北風が吹く朝一の千葉エリアでは、足先の感覚はそれ以下に感じることが珍しくありません。

実際のブーツ判断で一番参考にしているのは波情報サイトの実測水温

水温を確認する際、私自身がいちばん信頼しているのは、波情報サイトで公開されている実測の水温データです。

特にBCMでは、一宮・片貝・御宿・部原といった主要ポイントで、実際に現地で測定した水温が掲載されています。

サーファーが体を入れる海水をそのまま測っているため、体感とのズレが非常に少ないのが大きなメリットです。

波情報 サーフィン BCM

BCMでは、最新の波情報/波予想・概況、ライブカメラなどビーチ動画・画像、気象情報を随時更新しています。スマホ、タブレッ…

私もブーツを履くかどうか迷ったときは、まずこの実測データを確認します。

朝一に入る予定の日ほど、この数値は判断材料としてかなり重要になります。

一方で、気象庁の海面水温は広域の平均値をもとにしたデータのため、実際のポイントの水温よりも高めに出る印象があります。

はるべえ
ボクの感覚では、気象庁の数値は実測よりもおおよそ+3℃くらい高いと考えて、ざっくり補正しながら見ています。

例えば、BCMの実測で水温が15℃前後なら、体感としては「そろそろブーツが欲しくなる水温」。

一方で、気象庁で18℃前後と表示されていても、朝一の北風がある日は足先がかなり冷たく感じることも珍しくありません。

そのため、あくまでボクの場合ですけど、

はるべえ
「BCMなどの実測水温を最優先」→「気象庁データは季節感をつかむ補助」

という使い分けで水温をチェックしています。

同じ水温でも秋と春でブーツの必要性が変わる理由

ブーツ選びでいちばん失敗しやすいのが、水温の数字だけで判断してしまうことです。

実は、海の水温は気温よりも反応が遅いという特徴があります。そのため、同じ水温20℃前後でも、春と秋では体感の寒さが変わってきます

この季節差を理解していないと、「まだいけると思ったら足が冷えすぎた」「逆にブーツを履いたら暑すぎた」といった失敗につながりやすくなります。

秋は「水温の割に寒く感じやすい」季節

秋から冬に向かう時期は、気温が先に下がり始める一方で、水温はしばらく高めの状態が続きます

しかし実際のコンディションでは、

  • 朝晩の気温が低い
  • 日照時間が短くなる
  • 北〜北西寄りの風が吹きやすい

といった条件が重なり、水温の数字以上に体感温度が下がりやすくなります

11月の千葉エリアでは、朝一に北西のオフショアが吹くと、水温が15〜16℃あっても、足先は一気に冷やされます。

実際、「水温はまだ高いけど、朝一がつらくてブーツを履いた」というケースは多いです。

またこの時期は、海に入る前の砂浜が冷たくなるのもポイントです。

水温自体はまだそれほど低くなくても、海に入る前に砂浜を歩くのが冷たくてブーツを履く、という方もいますよね。

春は「水温が低くても耐えられる」日が増える

一方、春から初夏に向かう時期は、気温が先に上がるのに対して、水温はしばらく低い状態が続きます

それでも、

  • 日差しが強くなってくる
  • 気温が上がりやすい
  • 南寄りの風が増える

といった条件がそろうことで、同じ水温でも「意外といける」と感じる日が増えてきます

春はまだ水温自体は低いため、ブーツを脱ぐタイミングが難しい季節ですが、外が暖かくなってくると「今日は素足で入りたいな」と感じる日が出てくるのもこのためです。

このように、ブーツの判断は水温の数字だけでなく、季節の流れと気温・風・日照をセットで考えることが重要です。

はるべえ
春はまだまだ水温が低いので、なかなかブーツを脱ぐタイミングが難しいんですけど、外が暖かくなってくると、やはり素足で海に入りたくなりますよね。

千葉・湘南エリアでのブーツ判断|実践的な考え方

では実際に、千葉・湘南エリアではどのようにブーツを判断すればよいのでしょうか。

朝一サーフィンはブーツ基準を1段階厳しめに

朝一で入る場合は、水温の目安よりも1段階早めにブーツを履くくらいがちょうどいいと感じています。

特に、

  • 北〜北西の風が吹いている
  • 曇り空で日差しが弱い
  • 気温が一桁台

といった条件が重なる日は、
水温15〜16℃でもブーツがあると安心です。

ブーツは「早めに履いて長く楽しむ」ための装備

「まだ履かなくてもいけるかな」と我慢するより、

  • 最後まで集中してサーフィンできる
  • 足の感覚が残ったまま上がれる

こうした状態を優先したほうが、結果的にサーフィンを楽しめるはずです。

ブーツは寒さ対策というより、

はるべえ
冬でも安定してサーフィンを楽しむための装備

そう考えて、少し早めに取り入れるのがおすすめです。

おすすめのサーフブーツ

千葉南エリアだったら、O’neill の忍者ソックス で十分越冬できるんじゃないかと思います。

ブーツ履かないでも冬を越したことも何度もありますし、本格的なものまでは不要かなっと…あくまでボクの体感ですけど。

千葉北に入るとなると、3㎜のしっかりしたブーツを履いたほうがいいですね。

忍者ソックス[3mm×M-26cm]

 

よくある質問(FAQ)

Q1. サーフィンのブーツは水温何度から履く人が多いですか?

多くのサーファーは水温15℃前後を目安にブーツを履き始めます。

特に秋から冬にかけては、風や気温の影響で水温以上に足先が冷えやすくなるため、

15℃を下回る頃からはブーツがあった方が快適です。

Q2. 水温が15℃以上でもブーツを履いていいですか?

問題ありません。

朝一の北西風や曇り空など条件が悪い日は、水温が15〜16℃あってもブーツを履いたほうが、海の中で快適にサーフィンできます。

Q3. 朝一サーフィンの場合、ブーツ判断はどう考えればいいですか?

朝一は一日の中で最も冷え込みやすいため、水温の目安より1段階早めにブーツを履く判断がおすすめです。

特に11月以降の千葉・湘南エリアでは、朝一のブーツ着用が快適さを大きく左右します。

Q4. ブーツを履くと感覚が鈍くなりませんか?

慣れるまでは多少違和感がありますが、最近のサーフィン用ブーツはフィット感が高く、素足で冷え切った状態よりも、結果的に踏み込みやグリップ感・安定感が増すという方もいます。

まあ、これも人それぞれなんですけど、、、でもボクはやっぱり素足で海に入りたい派ですね。

 

水温が下がってくる時期だけど・・・11月もいい波に乗ってサーフィン楽しみましょう!

はるべえ
今年もあと2ヶ月です
今月もいい波にのって
サーフィン楽しみたいですね!

11月1日 月曜日の
気圧配置と風と波の状況/
明日のサーフポイント情報を

本日も更新していきます。

今日から11月がはじまりました

10月はまだまだ千葉南の水温が温かったので
海に入ってたほうがあたたかくて
気持ちいい感じでしたけど

季節は着実に進んでますので
ジャージのフルでは寒くなってきて
セミドライを着るようになり

千葉北では12月にはいると
ブーツが必要にもなってくる
時期にもなってきます

朝一の海から入りたいけど
布団からでるのがしんどくなってくる
時期でもありますが・・・

冬の間にステップアップできるように
なることも多いので

冬も海に入る方は防寒対策をしっかりして
楽しみながら上手になっていきたいですね

今日の風と波(千葉・湘南エリア)

まずは今日の気圧配置から見ていきましょう

今日の概況:朝は北西のオフショア

実況天気図

午後3時の実況天気図です

日本海の上空には寒気を伴った気圧の谷があり
対応する低気圧が日本海西部に解析されています

また東日本も明日夜にかけては
寒気が流入してくることになりそうで
大気の状態が不安定なエリアが
多くなってくる流れになってきてます

今日の関東地方も朝は日差しはありましたが
雲のおおい空模様で
午後からは雲に厚みが増してきて
ところどころで雨も混じるお天気となりました

アメダス風向211101_1500

こちらは午後3時のアメダス風向風速データです

今日は朝はオフショアベースの風が
千葉・湘南エリアには吹いており
波が整っていたポイントがおおくなった
朝でした

午後からの千葉エリアでは
次第に北東ベースの風がはいるように
なってきましたが

千葉北では風はそれほど強まらずな
ようでしたけど
千葉南の午後は北東ベースの風が
そこそこ強めに吹いてきて
まとまりのない波になってきた
ポイントもありましたね・・・

千葉は東うねりが程よいサイズで続く

今朝は北西ベースの風で
オフショアが吹く千葉エリア

昨日の夕方までも北西~西の風が吹いて
多くのポイントでまとまった波に
なってきていましたが

今朝は波はまとまっているポイントが
多かったですね

shirasuka-211101

千葉南エリアの白渚
北~北西の風が弱めに吹いていて
面はクリーンなコンディション

ワイドな腰腹くらいの波が多かったものの
レフトの波はたまに切れた
胸くらいのセットも入ってきて

朝から安心して十分遊べるサイズな
コンディションで楽しめてました

maruki-211101

鴨川マルキポイントは
潮回りがいい時間帯なんですが
地形が深い状態が続いています・・・

少しアウトで胸くらいのセットが
ブレイクするも途中で厚くなってしまう
波が多いコンディション

午後は潮が多くなってきて
更に割れない波となってしまいました・・・

午後も千葉南エリアでは
セットで胸くらいのサイズ感の波は続き
北東~東の風の影響がでてきて
しまいましたけど

少しサイズがあるので
なんとかできていたような感じな
コンディション

千葉北のほうが風の影響が少なかった
ようなので
片貝エリアなどの北東の風をかわす
ポイントでは午後も遊べる
波が続いたのではないかと思います

湘南は今日も物足りないサイズ感の
コンディションが続いてしまったようですが
風の影響は少なかったはずなので

ロングや厚めの板でなんとか出来た
といった感じでしょうか

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)

2021/11/01
日の出:06:00 / 日の入:16:45
若潮
満潮:01:13(118cm) / 14:24(140cm)
干潮:07:38(48cm) / 20:34(70cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)

2021/11/01
日の出:06:03 / 日の入:16:47
若潮
満潮:01:31(116cm) / 14:49(140cm)
干潮:08:00(40cm) / 20:55(65cm)

明日の風と波(千葉・湘南エリア)

明日の概況と予想:明日も東うねりが続きそう

予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

日本海には上空の気圧の谷に
対応した低気圧が秋田沖と日本海中部に
それぞれ予想されており

それら低気圧の北側には
高気圧が連なって広い範囲で
高圧帯となってきそうです

その中でも今後数日にかけて
影響してきそうなのが
オホーツク海付近にある高気圧の
動向ですね

ざっくり風とうねり211101

こちらは明日の風と波のざっくりイメージです

明日も千葉エリアの朝は
北西ベースの風が吹きやすく
朝は各ポイントで波はまとまって
きてそうですね

ただ昼くらいからは北東ベースの風が
入ってきそうな流れとなりそう

はるか東海上にあった高気圧からの
東よりのうねりの残りと
オホーツク海に中心が移動してくる
高気圧の南側でも東よりのうねりが
つくられそうなので

千葉エリアの明日も今日と同じくらいか
前半は少しダウン傾向ながらも
東うねりで遊べるくらいのサイズの波は
入ってきそうです

千葉の明日朝一も北西オフショア⁈

沿岸波浪予想図

千葉エリアは
朝は今日よりもサイズ少し下がってきて
ポイントによってはちょっと
物足りないサイズになってくるかも
しれませんが

朝は北西の風がふいて
波はまとまったポイントが多くなり
潮回りとしてもも朝のほうが引きに
動く時間で良さそうなので

今日の夕方にそこそこサイズのあった
ポイントで朝から入っておくのが
良さそうですね

北西の風が吹いてるなら
東うねりの反応がよい一宮周辺や
千歳・千倉でもサイドオフに風をかわして
波もまとまってくる傾向となりそうです

北風が吹いていたなら
片貝や鴨川~和田エリアからチェック
していくのが無難にはなってくるでしょう

明日も波のサイズとしては
腰腹くらいはサイズは残って
そんな大きなサイズにはならなそうですが

朝からできるポイントはありそうなので
腰腹あれば十分という方は
程よいサイズ感で朝から楽しめるかも⁈

湘南は明日も
物足りないサイズが続いてしまいそうです
ショートの方は千葉へ向かったほうが
遊べる波はありそうです

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)

2021/11/02
日の出:06:01 / 日の入:16:44
中潮
満潮:02:16(131cm) / 14:49(146cm)
干潮:08:26(47cm) / 21:05(51cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)

2021/11/02
日の出:06:04 / 日の入:16:46
中潮
満潮:02:35(130cm) / 15:14(146cm)
干潮:08:50(40cm) / 21:26(47cm)

明後日の文化の日も東うねり+北よりの風

予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

明後日の朝までには
日本の南東海上にあった小さな低気圧が
前線をともなってやや発達して
東へと進み

日本海にあった低気圧もあわせて
東海上で低圧部を形成してきそうです

関東地方はこれら低気圧の後面に位置
してきそうで
風は明後日も北よりとなって吹き続きそうです

オホーツク海にある高気圧と
その南にある低気圧との間では
気圧傾度が大きくなり
等圧線の間隔が狭くなってきます

明後日はこの高気圧と低気圧の間で
つくられる東うねりの反応が
よくなってきて
明日よりかは少しサイズもでてくる
可能性もありそうですね

水曜日は文化の日の祝日ですが
北風をかわすポイントでは
そこそこ遊べる波があって

楽しめる波があるかもしれません

湘南はサイズ的にはあまり変化はなさそうで
物足りない感じが続いてしまいそうなので
やはりショートの方は千葉へ
向かったほうが無難には楽しめそうです

Windy気象実況データ

Windy.com:https://www.windy.com/

Wind

Waves

Swell1

今日の記事は以上です。

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