9/29 3:00 ASAS 地上天気図
大型で非常に強い台風24号は宮古島の南東海上を北東にスピードを上げながら進む見込み。東日本は北偏する高気圧の後面に位置しており、南の海上には秋雨前線が停滞。
前線上を北東に進んだ低気圧は東の海上で982hPaまで発達、秋雨前線はその低気圧から台風24号の北側の九州までのびている。
今日は台風24号からの南西ベースのうねり、千葉以北では東海上の低気圧およびはるか東海上にある高気圧からの吹き出しによる東ベースのうねりにそれぞれ反応している状況。
湘南には台風24号のうねりが届いているが、途中にある秋雨前線によりうねりは抑えられてビーチのポイントがクローズするまでには至ってない。
台風24号は北東へ進路を変え西日本接近へ
午前3時時点の台風24号は950hPa、中心付近の最大風速は85KT。北に9KTでゆっくり進んでいる。
大型で非常に強い勢力のまま西日本に接近・上陸する可能性が高くなってきた。
既に沖縄本島は暴風域にありかなりの暴風が吹き荒れているようであり、大雨と共に被害が心配される。
この後、進路を北東にシフトさせ上空の偏西風が台風をキャッチし一気にスピードを上げてくる。
明日の午後には足摺岬の南まで到達、そのあと室戸岬あたりに上陸する可能性が高くなってきた。そのまま北東進するとなると和歌山から大阪付近を台風中心が通過し、本州を縦断していくコースとなりそう。
気象庁台風情報
米軍台風情報
TC Warning Graphicにて予報進路見れる
http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
台風24号は暴風に厳重警戒
特に今回は台風のスピードが早いので、台風の進行方向右側に位置する地域は暴風に厳重警戒が必要。
台風による強い風に台風が進むスピードが加わり余計に風速が強くなる。
名古屋、東京も危険半円に入る可能性があり、暴風警報が出た時点で外出は控えた方がよい。明日の午後から深夜にかけては屋内で台風が過ぎるのをじっと待つしかない。
屋内にいても危険な場合がある。特にマンションなど窓をしめていてもガラスに瓦やその他硬いモノが吹っ飛んでくる可能性もある。窓は厚手のカーテンをしめておいたほうがよい。
台風21号が大阪を襲ったときには、住之江の駐車場で車が何台も横転し飛ばされた映像や、いろんなモノが空を舞う映像を見た方も多いと思う。その時と同じ状況になる可能性があるので、屋外を歩くのも危険なレベルになりそう。厳重警戒をお願いします。
今朝の千葉エリアは北寄りの風〜不安定な風
東海上の低気圧と高気圧からの東ベースのうねりの反応が続いている。
千葉エリアには台風24号のうねりはまだ顕著には反応していない状況。昨日と同じくらいのサイズをキープし、九十九里エリアでは胸肩サイズ。一宮周辺も胸肩サイズあるがあまり整わないコンディション、サイズあるので選べば走れる波はある。
千葉南エリアも胸肩サイズで午後になり東の風がやや強くなってきてコンディションに影響がでてきている。全体的にイマイチなコンディションながらも、サイズあるのでなんとか出来ているといった状況。
平砂浦には台風24号からの南西うねりが弱めに反応していて、腰腹から胸くらい。
湘南は朝一は鎌倉エリアで肩頭サイズで風もオフ寄りでグッドコンディションからのスタート。鵠沼から西湘エリアまでも朝一は胸肩から頭サイズでいい感じだったが、潮が引いてきてから少しトーンダウンな傾向。朝一よりもサイズは下がり、程よいサイズ感にはなってきているものの、24号のうねりとしては反応が鈍くなった。
御前崎以西では24号のうねりでハードなコンディションからクローズなポイントが多くなってきている。南向きのポイントは頭オーバーでクローズが多い。
東向きのポイントでややうねり抑えられて胸肩から頭サイズでまだできているポイントあるけど、これからハードになってくるので無理しないほうが良さそう。
明日は大荒れ、海は危険な状況に
明日夜9時の予想天気図を掲載。
近畿地方のど真ん中に台風24号の中心がある気圧配置が予想されている。上陸しても同心円状を保ったままが予想され、中心気圧は955hPaとの記載。進行方向の右側では南から南東の暴風、中心の北西側でも北から北東の強い風が予想されている。
明日の夜はおそらく関西の鉄道はほぼ運休になりそうな状況。名古屋や東京の鉄道にも影響がでる見込みで、月曜朝の通勤時まで影響は残るのではないか
いづれにせよ、この台風24号の進路にあたる地域の皆様には厳重な警戒をお願いします。
台風25号が発生
先程マリアナ諸島にあった熱帯低気圧が台風25号になりました。次の3連休に影響を及ぼす可能性があり、この動向も要注意です。