【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識
10/28 3:00 地上天気図と波の概況
台風26号は西へ10KTとゆっくり進んでおりフィリピン北部を指向しています。
沿海州付近に中心のある低気圧は昨日と同じような位置にあり、千島近海にある別の低気圧から前線が南にのびています。
台風26号からの南うねりがメインに反応し、千葉エリアでははるか東海上にある高気圧と低気圧からそれぞれ東ベースのうねりの反応も続いています。
また台風26号の東には新たな低気圧が解析されています。今後発達して西へ進むのかどうかまだ不透明な状況ですが、この低気圧の動向にも注目していきたいと思います。
台風26号は再発達して猛烈な台風に
台風26号は昨日は一旦勢力を落としたものの再度発達してきており、中心気圧は915hpa、中心付近の最大風速は105KTと再び猛烈なランクの台風となり西へ進んでいます。
台風26号はフィリピン北部を通過して南シナ海で進路を北へシフトする予報に。
台風情報は刻々と更新されるので以下より最新の情報をご確認ください。
気象庁台風情報
米軍台風情報
http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
なぜサーファーが台風に注目するのか?[caption id="attachment_8459" align="alignleft" width="2016"] 某ポイント:台風の強い南うねりが入ったときに素晴らしい波が現れる[/capt[…]
今朝の千葉エリアは北よりの風
台風26号の南うねりと東海上の低気圧と高気圧からの東うねりにより今朝はサイズは十分のスタート。
朝は北よりの風がところによりやや強めに吹いていました。午前四時過ぎのアクアラインを通過したときの風速計も北の風が5m。
今日は西よりの風ベースの予報でしたが、千葉北エリアは朝から北の風が続いています。午後になり北東の風に振れてきていて、千葉北エリアはサイズは十分、だけど一宮周辺ではコンディションは整わないポイントが多くなってましたが、午後には北東の風をかわす飯岡ではセット胸肩くらいのいい波が入っていた模様、御宿も北の風のうちは腰腹から胸のファンコンディションのようでした。
九十九里から一宮周辺まで肩頭サイズで、朝一こそ西よりの風で上級者中心のよいコンディションでしたが北に風がシフトし一宮周辺もハードなジャンク気味なコンディション、片貝周辺も北の風が予想より強くてまとまらないハードな頭サイズで良くはないコンディション。
一方で千葉南エリアは、午前中は和田から千倉まで北西から西の風で肩頭サイズのいい波が入っていました。平砂浦も胸肩サイズあり北東のオフショアとなりここもそこそこできていた模様です。
湘南も今日は一日楽しめた
湘南も朝一からファンコンディションが続いています。朝は北からのオフショアが弱めに入り、鵠沼では胸肩から頭サイズの楽しめる波が入ってました。鎌倉エリアはワンサイズ下がる感じだけど腹胸くらいで午後も引き続き楽しめるコンディションが続いています。
明日は南西うねりに次第にシフトするも南西風は強くなりそう
今夜21時の予想気圧配置
日本海には新たな低気圧が発生し前線を伴いながら東へ進む見込みです。台風26号はルソン島の東海上まで西進してきており非常に強い勢力を保っています。
台風がフィリピン近くまで西に移動してきたことにより、うねりの向きも次第に南から南西にシフトしていく見込み。うねりの向きが変わってくることで反応するポイントも変わってきます。湘南だと鎌倉エリアにとってはいいうねりの向きです。ただ、明日は日本海を東進する低気圧に向けて南西の風が強めに入ってしまいそう。朝一はまだ風の影響が少ないと思われるので、明日も湘南では朝一から遊べる波がありそうです。千葉も南西の風がオフショアとなる一宮周辺や千倉周辺が良さそうですが、南西の風が強く吹くと東ベースのうねりも抑えられてきそうなので、やはり千葉も朝一狙いが良さそうです。
明日夜21時の予想気圧配置
日本海の低気圧は発達しながら樺太付近まで東進する見込み、台風26号はルソン島に接近・上陸する恐れ。
火曜日も北にある低気圧にむけて西から南西の風が強めに吹きそうです。