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波があるエリア・サーフポイントの考え方|関東・関西・東海エリア編

「今日はどこに行けば波があるのか?」
サーフィンをしていれば、誰もが一度は悩むポイントではないでしょうか。

同じ日でも、エリアによって波があったり、まったくなかったりするのがサーフィンの難しさです。
ですが、天気図と気圧配置を見れば、
どのエリアに波が出やすいのかは、ある程度予想できるようになります。

この記事では、気象予報士でありサーファーでもある筆者が、
関東・関西・東海エリアを例に、
波があるエリア・サーフポイントの考え方をざっくり整理します。

  • 波があるエリアを見極める基本的な考え方
  • 関東・関西・東海それぞれの特徴
  • エリア選びで失敗しないための視点

波があるエリアはどう決まるのか?

いい波

まず前提として、波があるかどうかは「エリアの名前」では決まりません。

① どこで風が吹いているか

うねりは、遠くの海上で吹いた風によって作られます。
どの海域で、どの方向に、どれくらいの強さで風が吹いているかが重要です。

② エリアとポイントの向き

同じうねりでも、エリアやポイントの向きによって反応は大きく変わります。
太平洋側か、日本海側か、内海か外海かで波の出方はまったく異なります。

③ 季節と気圧配置

季節によって卓越する気圧配置が変わるため、
「この季節はこのエリアに波が出やすい」という傾向が生まれます。

以下では、これらを踏まえたうえで、関東・関西・東海エリアそれぞれの特徴を見ていきます。

天気図を見て波のあるエリアを知る

和歌山のサーフポイント
和歌山 某ポイント

今回の記事は、
関東エリアと関西エリアの
2つの大きなエリアの観点から、
ざっくりな特徴のみを記載しています。

もちろん日本のサーフポイントは
これら2つのエリアだけでなく、

四方を海に囲まれた日本では
北海道から沖縄までの至る所で
サーフィンができるポイントが
点在します。

ここではそれら全てのエリアに対しての
内容を記載することはできませんが、

まずは大きなエリアから
ざっくりと記載していこう
と思います。

関東エリアならどこかしらに波がある

千葉サーフポイント
千葉北 椎名内ポイント

東京近郊に住んでいれば、
とりあえず千葉か茨城にいけば
サーフィンが出来ない日は
ほとんどなくて(たまにありますけど)、

どこかしらのポイントまで移動すれば
サーフィンすることができます
(膝以上の波がある前提で記載)。

湘南エリア

湘南は相模湾という内海に
位置することから、

千葉に比べると波がない日が多く
サーフィンできない日もあります。

たとえ湘南に行って
波がなかったとしても、

そこから千葉方面に行くことも
可能な距離です。

久里浜からフェリーで金谷に行くか、
もしくは川崎まで戻り浮島から
アクアラインで木更津まで行けば
日帰りでも十分な距離です。

千葉エリア

東京に住んでいると
あまり気にならないかもしれないですが、

千葉はあらゆる方向からの
うねりに反応し、

バラエティに富んだ海岸の地形もあって
サーフィンするには
非常に恵まれたエリアです。

日本の中でもアイランドを除いたとして、
千葉ほど波が豊富なエリアは
ないでしょう。

関東エリアの特徴

海の近くに住んでいても
都内まで通勤ができる
というのも
関西エリアと比較しての
関東エリアの特徴ですね。

朝一海に入ってから
家でシャワー浴びて
スーツ着て通勤するなんて人も
たくさんいます。

湘南エリアには
海沿いに多くの都内に勤務する
サーファーが住んでます。

また千葉も外房線でいうと
一宮までだったらギリギリ通勤
できる距離です。

ここ最近はオリンピックの影響もあり
一宮に移住するサーファーも多くいて、

都内の会社に通う人が
多くなってきているようですね。

9時出社だと結構キツいようですけど、
フレックスタイムで10時出社であれば
十分に通勤できるエリアになっています。

朝は一宮始発の電車が出ているので
それに乗ればゆっくり座って
都内まで通勤できるようです。

関西エリアは海が遠い・・・

和歌山サーフポイント
和歌山 南紀某ポイント

大阪近郊に住んでいると、
東京にいるときよりも、
波があるところに敏感に
なっている必要があります

和歌山エリア

大阪市内からだと一番近いのは
和歌山の磯ノ浦ですが、
ここは紀伊水道の奥に位置するポイント。

うねりに反応するのは
主に南~南西うねりで、
南東や東からのうねりには
反応しません。

波があがる条件を知っていなければ、
海に行ってもフラットで
サーフィンできないなんてことが
当然ながらあります。

伊勢エリア

伊勢に行けば
東向きと南向きのポイントがあるので、

東から南にかけての広い範囲のうねりに
反応するため、

磯ノ浦よりは波がある日は多いですが、
それでも波があるかどうかはチェックして
向かわないと、

大阪から3時間かけて到着してフラット
だったら…がっくりきますよね。

また、伊勢エリアの冬はほとんど
波がなくなります。

日本海エリア

日本海も特に夏場は波がない日がほとんどで、
波があがる条件を知ってないと
行ってもサーフィンできない日がほとんどです。

逆に冬場は波がありすぎる日が多くなり、
波が落ち着くタイミングで行かないと
出来ないことが多いです。

四国・伊良湖

四国や伊良湖までは大阪からは
日帰りでも行ける距離なんですけど、
時間とお金がかかるので・・・
毎週末に通うのはちょっとしんどい
距離ですね・・・。

関西エリアの特徴

大阪はちょうど、どの海からも遠いところにあるので、
関東エリアのように湘南でだめだったら
千葉へ向かうなんてことは
関西ではちょっとしんどい・・・

磯ノ浦に行って波がなかったから
伊勢に行こうなんてことは
よっぽど行動力がないとできません。

大阪市内からはどの海も遠いこともあり、
海の近くに住んでいて
大阪市内まで通勤している人は
かなり少ないのではないでしょうか。

可能性があるとしたら
和歌山駅の近くに住んでいて、
磯ノ浦に波があるときに
朝一海に入ってから急いで支度して、

JRか南海電車で大阪市内まで
通勤するといった感じだと思いますが・・・
ほとんどいないと思います。

東海エリアも太平洋と日本海でサーフィンできる

名古屋への居住経験はないので
あまり詳しいことは記載できないのですが、

名古屋からもいろいろなサーフポイントへ
アクセスができます。

伊良湖エリア

名古屋近郊に住んでいたとして、
やはりメインのサーフエリアとなると
伊良湖エリアではないでしょうか。

渥美半島にあるこの伊良湖エリアは
ほとんどがビーチブレイクですが、
台風からのうねりが強まったときなどに
サーフィンできるリーフのポイントも
一部あるエリアです

ほとんどのポイントでは
東~西までの広範囲なうねりに
反応する波の豊富なエリア。

海岸と並行している国道42号線を走りながら
所々海の方向に行ける交差点を曲がって
少し走ればすぐに海が見えてきます。

ポイントが無数にあるので、
よく曲がる交差点の名前や
曲がるところにあるお店の名前を
覚えておかないと、
どこで曲がったか
わからなくなりそうです。

個人的には、
この国道42号から海側へ曲がって
森の中の細い道を通ってから
見えてくるビーチの光景のある
ポイントが好きで、

ロケーションがよい
ポイントが多いですよね。

赤羽根ロングビーチは伊良湖を代表する
サーフポイント、

ここでは多くのコンテストが
開催されることでも有名であり、
世界大会も開催されたことのあるビーチ。

またその少し西には全日本や新日本など、
よくtwitterやインスタでも
動画が共有される人気のポイントがあります。

伊勢エリア

また名古屋からは伊勢エリアにも
アクセスできます。

伊勢の各ポイントには
関西からくるサーファーと
名古屋方面からくるサーファーの
両方が集まってきます。

日本海エリア

冬になると福井エリア
名古屋からは通えるエリアです。

関西サーファーは
どちらかというと若狭湾の西の
高浜エリアのほうがアクセスが
よいですが、

名古屋からは敦賀エリアの方が
アクセスがよく、
美しい砂浜で有名な水晶浜や、
更に北にいけば三国・鷹巣エリア
名古屋からのサーファーが
多いエリアになります。

どのエリアに波があるのか

白渚ポイント

関西エリアの記載にて
波の状況に関して例を記載しましたが、

これはどこにいても同じことで、
季節により波があるエリアが
大きく異なる
ことや、

はるべえ
日々の天気図を見て、
だいたいどのエリアに行けば
波があるのかを予め知っておく
必要があります。

サーフィンを長年やっていると、
この辺はもう肌感覚的にわかってくる
人も多いです。

まず波があるエリアを知るということは
サーフィンをする上で基本的な
ところなので、
よく理解しておく必要があります。

本記事で触れている「波があるエリアの考え方」は、
「いい波にのるために」シリーズの中でも
サーフポイント選びの土台となる部分です。

シリーズ全体では、天気図の読み方や風・うねりとの関係も含めて、
週末サーファーが限られた時間でいい波を当てるための考え方を
体系的にまとめています。
▶ 「いい波にのるために」シリーズの全体像と内容はこちら

では、
ざっくりどんな時に
どのエリアに波があるのか?

これはその時々の気圧配置と
エリアやポイント毎に
まったく異なりますが、

まずは関東エリアと関西エリア
どんなポイントがあって、
どんなうねりに反応するのかの
概要を次の記事にて説明していきます。

いい波に乗るためには、
これから別記事で記載していく
”風”と”波” のことを
良く知っておく
必要がありますが、

はるべえ
同時にサーフポイントのことも
良く知っておく必要があります

エリア毎に異なりますが、
関東エリアと関西エリアのケースで、
次回以降この辺を記載していこうと
思います。

関東・関西・東海エリアの特徴をざっくり理解した上で、
より具体的に「どの気圧配置のときに、どのエリアを狙うか」
を知りたい方は、シリーズ全体をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。
▶ 週末サーファーのための「いい波にのるために」シリーズ解説

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