気圧配置と天気図パターンによる波のコンディション
高気圧からの吹き出しサーファーは海に行く前に必ず波の状況がどうなのかを確認します。今のこの時代は波情報やSNSが発達していて、海にいかなくても波のコンディションやブレイクの様子が写真や動画で見れるようになりましたが、波予想の基本は天[…]
ワイドでパワフルな冬の波
西高東低の冬型の気圧配置
さらに東にはシベリア大陸にはなんと1080hPaの中心気圧の高気圧があります。

12/28 9:00 地上天気図と波情報今朝は朝から海に行っていたので更新が遅れました。年末の強い寒波が昨日夜から日本列島に到来してきています。今朝の地上天気図をみるとシベリアの高気圧はなんと1080hpaの勢力となり、オホーツク海[…]
アリューシャンの低気圧

シベリアの高気圧が発達→アリューシャン付近に大規模な低圧場を形成
そしてこの放射冷却によって、
冷たい空気というのは冷たいほど重くなるので、、、
冷たい空気のかたまりが下降気流となりシベリアの陸地には高気圧がつくられます。
これがシベリア高気圧です。
このシベリア高気圧は冬になるとかなり発達します。
日本付近の高気圧の中心は、だいたい冬季でも1012~1020hPaくらいの勢力になることが多いのですが、
シベリア高気圧は強いときには1080hPaまで発達することがあり、先ほどの天気図でも紹介したとおりです。
この地域に大きな気圧の山ができると考えるとよいでしょう。
そしてこのシベリア高気圧が発達すると、、、
そのシベリアよりも東に位置するちょうどアリューシャン列島あたりが相対的に気圧が低くなるんです。
日本付近を通過した低気圧がアリューシャンに吸い込まれる
シベリア高気圧からの冷たく乾燥した空気と、低気圧の南からの温かく湿った空気が、日本の東海上からアリューシャン列島あたりで激しくぶつかり合い、このエリアで低気圧は発達しやすい環境となっていくのです。
アリューシャンからの北東うねり
一旦反応するとしばらくうねりが続く
まず波がどのように発達するのかをこちらの記事でおさらいをして
波は「風の強
サーファーにとっての風とは[caption id="attachment_3998" align="alignnone" width="1024"] 平砂浦@千葉[/caption]こちらのブログでは毎日の気圧配置の変化によって[…]
北東うねりが反応したケース➀
気圧配置&天気と波情報 : 関東平野部は雪は降らなそう午前3時の実況天気図 ASAS南海上を低気圧が発達しながら東へ進んでいます。後にアメダスを掲載してますが、関東地方沿岸部は北よりの強い風が吹いており、午前8時の気温は全[…]

気圧配置&天気と波情報 : 多くのポイントでクローズ午前3時の実況天気図 ASAS昨日関東地方に雪を降らせた低気圧は中心を東海上へと移し、太平洋側は天気が回復してきましました。関東の沿岸部でもみぞれ混じりとなり積もるほどで[…]

気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS今日1月20日は二十四節気の「大寒」です。暦の上では一年のうちで最も寒さが厳しい時季に入るころとなります。この大寒が過ぎると、次は節分を経て立春へと向かいます。暦の[…]

気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS昨日日本海から北日本を通過した低気圧は千島近海あたりまで移動し、日本付近は冬型の気圧配置へと移行してきています。冬型といえど今年は冬型が強まって続くいわゆるキマること[…]

気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS冬型の気圧配置が緩んできており高気圧に覆われてきています。ですが今朝の鴨川エリアは雲が多くどんよりとした空からのスタート。朝は冷え込んでおり千葉内陸部で氷点下の観[…]

北東うねりが反応したケース②
こちらは2020年2月1日から立春の4日にかけて反応したケースです。
気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS2月がはじまりました。来週の月曜の3日はもう節分、その次の日の4日は立春です。今朝の千葉の日の出は6時38分。日の出が一番遅かった1月上旬頃からはすでに10分程[…]
東海上にある低気圧の北西側では北東の風が1000㎞以上にもわたり吹いているエリアがあります。
そして日本列島までの間にこの北東うねりを大きく遮るようなものはありません。
そして次の日の2日の気圧配置。この日の記事のサムネイルを掲載します。
気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASASアリューシャン方面にある低気圧は猛烈に発達しており中心気圧は944hpa。等圧線の間隔をみてもらえればわかると思いますが、まさに台風並みに発達しています[…]
翌2日にかけても低気圧の北西側では北東の風が強く長い距離を吹く気圧配置となり、
北東の風吹いている時間も長くなってきており、うねりは十分に発達しました。
更に3日の節分の日の午前3時の気圧配置。
気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS2月3日の節分の日です。明日は暦の上ではもう立春となります。今年の冬は冬型の気圧配置が長続きせず山は雪不足な状況が続いてしまっている中での立春を迎えることになります[…]

北東うねりの反応がイマイチなパターン
北東うねりの反応がイマイチなパターン➀
気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS冬型の気圧配置は緩み西から高気圧に覆われてきています。北日本はまだ冬型が残って風が強い状態が続いていますが、関東地方は風は弱くなりました。衛星画像でみても、日本海の寒[…]

北東うねりの反応がイマイチなパターン②
2020年3月18日の気圧配置です。このときも北東からのうねりの反応はイマイチでした。
気圧配置&天気と波情報 :午前3時の実況天気図 ASAS今日は朝一に海に入っていたので更新が昼になってしまいました。今朝は西の風が日の出くらいはやや強めに吹いておりましたが、昨日よりはだいぶ暖かい朝です。[…]
カムチャッカ半島からアリューシャン方面へと発達した低気圧が進んでいますが、
日本の南海上には勢力のやや強い高気圧、この高気圧から三陸沖にある低気圧にむけて南西から西の強い風が吹いています。
アリューシャンへと進む低気圧は台風のような円形の等圧線をしており、いい感じで北東うねりが入ってきそうな感じでしたが…、
日本付近にある低気圧や南の高気圧により北東うねりは弱まってしまう傾向にあり、反応としてはイマイチでした。
千葉・湘南のコンディション
千葉エリア
千葉北エリアで強い北東うねりが強く反応はじめたときには、
普段うね
特に一宮周辺は北東からのうねりがダイレクトに入ってくるエリア
ワイドでパワフルなうねりが反応し、サイズがデカすぎのクロ
九十九里エリアもほぼクローズアウト、いつも北東の風やうねりが
こんな時は北東からのうねりが入りにくい南向きのポイントへ向かうのがセオリーです。
飯岡や御宿などは南に開いたポイントなので、北東うねりは
また気圧配置としては北風が吹くケースが多いので、飯岡や御宿は
また北東うねりが少し落ち着いてきて、一宮や片貝はまだ頭オーバ
飯岡や御宿よりもワンサイズは大きいときが多く、北風
また強い北東うねりが入ってきたときには、勝浦のリーフのクラシカルなポイントでもブレイクしてくる時があります。
自然のことなので、その時々の微妙なうねりの向きや周辺の気象状況にもよって反応するときもあれば反応が鈍いときもありますが、上級者やエキスパートな方はチェックしてみる価値はあると思います。
千葉南エリアも北東うねりが反応しはじめると、千倉や千歳はダイ
和田から白渚は北風は軽
エントリーを躊躇ってしまうような波となることが
強い北東うねりが入ってきたときには鴨川マルキが真価を発揮して
左側の岩場からのサイズのあるレフトの波がきれいにブレ
ただこんなときは上級者や
ビジターでアベレー
こちらの動画は2020年1月11日、鴨川マルキに北東うねりが入ってきたときの動画です。
この日の気圧配置と風と波はこちらをご覧ください。
気圧配置&天気と波情報 : 北東うねりのいい波!午前3時の実況天気図 ASASアリューシャン付近には台風並みに発達した低気圧があり中心気圧は964hpaとして解析されています。千葉エリアにはこの低気圧からの北東うねりが反応[…]
湘南エリア
湘南は房総半島により北東うねりはブロックされてしまうので、反応は鈍いケースがほとんどです。
千葉では北東うねりで十分なサイズがあるけど、湘南では反応しないことがほとんど。
特に鎌倉エリアなど湘南でも東に位置するエリアでは地形的に反応がしにくいエリアとなります。
ただ千葉の一宮周辺など
地理的には平塚や大磯などの西湘エリアのポイントのほうが東うねりは反応しやすく、茅ケ崎~鵠沼までのエリアよりワンサイズ大きいときが多いです。
冬になると世界中のサーファーが注目するアリューシャン

毎年冬のシーズンになると、アリューシャンで低気圧が定期的に発
特に毎年12
日本付近の気圧配置で、低気圧が日本付近を通過するころから気にな
その低気圧の強さと等圧線
そして低気圧がアリューシャン付近で猛烈に発達をしたその数日後
ノースショアには北西からのパワフルな冬のうねりが届きま
特にトリプルクラウンの最終戦となるパイプ・マスターズでは、
ハワイ ノースショアへの北西うねり
こちらは2019年12月12日にハワイのJawsで行われた cbdMD Jaws Big Wave ChampionshipsのFinalヒートの動画です
(
ビリー・ケンパーが優勝したことで記憶に新しいかと思いますが、
Billy Kemper Wins cbdMD Jaws Big Wave Championships
The surfer from Maui continues his winning streak at Pe’ahi after a commanding performance in 50-foot surf.
The surfer from Maui continues his winning streak at Pe'ahi …
そしてこの50フィートの波を作りだしたのが、
2019年12月1日~
気圧配置&天気と波情報 : 冬型が強まるとハワイに波が届く午前3時の実況天気図 ASAS冬型の気圧配置が続いています。オホーツク海からカムチャッカ半島にかけて低気圧が発達しており、シベリアには1054hpaの非常に強い高気[…]
気圧配置&天気と波情報 : 次第に冬型は緩むが寒さ続く午前3時の実況天気図 ASAS今朝も冬型の気圧配置が続いていますが等圧線の間隔を見てもわかるように、大陸にある高気圧が張り出してきており、冬型は緩んでいく傾向です。衛星[…]
気圧配置&天気と波情報 : 北西のオフショアが冷たい午前3時の実況天気図 ASAS冬型の気圧配置は緩んでいますが、関東の南の海上には小さな低気圧が発生する見込みで、今朝は千葉南部から雨が降っています。衛星画像でみても日本海[…]
12月7日のアリューシャン付近にある低気圧の中心は968hP
この低気圧の形を見てもらえればわかるかと思いますが、


このアリューシャン低気圧の南側で発達した巨大な北西うねりが、
約4,
アリューシャン低気圧の南側の青い矢印で記載した付近では、ハワイ方向へ向けての北西風が強く吹く海域です。
このエリアではおおよそ風速30m/sくらいの風が500㎞以上の距離にわたって少なくとも24時間以上は吹き続けていることから
アリューシャンで作られた波は100時間後くらいに周期は20秒くらいの長い波長の波となって届いたのではないかと思われます。
日本の台風からのうねりが反応したときは、長い波長の波だったとし
まとめ
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