2019年台風19号(T1919:ハギビス)~発生からの気象・被害状況まとめ

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台風19号の気象と被害状況の推移まとめ(1821更新

台風19号による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

10月6日に発生した台風19号の現在までの推移をこの記事にて随時更新していきます。

本ブログにて毎日更新している記事をベースに記載していますので、過去日の記載はその日の記事の表現で記載していることにご留意ください。
台風情報や気象に関する情報は刻々と状況が変化することから、ここに記載している情報は古くなっているものもあります。

必ず最新の気象情報を気象庁のホームページなどで確認するようお願いいたします

気象庁HP
https://www.jma.go.jp/jp/typh/

目次

2019年10月18日(金)低気圧と前線により西日本から大雨、被災地の明日は厳重警戒

18日午後3時の地上天気図です。

低気圧と前線により西日本からまとまった雨になってきています。
特に四国と紀伊半島の南東斜面では大雨になっているようで、警戒が必要です。

この雨域が明日の夕方にかけて東日本から北日本に移動してきます。

台風19号により被害のあった地域に再び大雨が降る可能性があり、厳重な警戒が必要です。

仮で復旧させてところも再び被害が発生してしまうなどの懸念があります。

今後の気象情報に十分注意していただき、早めの避難などの行動に移していただければと思います。

2019年10月16日(水)週末は低気圧による大雨に厳重警戒/サーフポイントの被害状況

土曜日は被災地で大雨の懸念

今週末の土曜日は前線を伴った低気圧が本州付近を通過していく予想が出ています。

この低気圧の通過により、今回の台風19号で甚大な被害が出てしまった地域にも再び大雨が降る可能性があり心配な状況です。

河川が氾濫してしまった地域はまだ水が引かないエリアが多数残ってしまっており、堤防もまだ決壊しているところも残っているのかもしれません。

この状態で更に大雨となると再び河川から水が溢れだして住宅地に流れ出すなどが想定されます。

また台風19号の大雨による地盤が緩んでいる地域も多数あり、少しの雨でも土砂災害の危険が高まるところもあって、引き続き厳重な警戒が必要となってきそうです。

多くのボランティアの方も駆けつけて懸命な復旧作業をされているかと思いますが、週末の雨に対しては十分注意をして頂きたいと思います。

復旧作業をするにしても身の安全が第一となりますので、最新の気象情報を確認していただき川の上流の天候なども気にしておくようにして頂ければと思います。

サーフポイント周辺の被害状況

THE SURF NEWSさんのサイトに今回の台風19号によるサーフポイントへの被害状況に関する記事がアップされてました。

湘南ではサイクリングロードが崩落していて通行出来ない状態になっていたり、稲村ケ崎では歩道が崩落していて国道134号が通行できない状況にもなっていました。

また記事では伊豆の多々戸や静波、伊勢の市後浜などのポイントの被害状況などが掲載されています。

「台風19号」サーフポイント周辺における被害状況(10月17日追記)

2019年10月15日(火)被害状況が次々と明らかになるも全容は見えず

15日(火)の朝の時点で堤防が決壊した箇所は47河川の66か所にまでのぼることが確認されました。
ただこちらは朝の情報であり、まだこれから増えていくかもしれません。

今回の台風によりお亡くなりになられた方の数も日に日に増えてしまっている状況であり、まだ被害の全容が見えてない状況です。

ライフラインへの影響も続いており、停電や断水が多くの地域でまだ発生している状況です。

14日には、政府から台風19号による被害を激甚災害に指定する方針を示されました。
これが指定された場合には、復旧事業に対して国の補助率が増加されることになるようです。

また15日には、気象庁から今回の台風19号に対して命名する方針する内容が出されたようです。

1977年の「沖永良部(おきのえらぶ)台風」以来42年ぶりの命名になるようですが、まだ内容はこれから議論される模様。

私もよく記憶している2011年に発生した台風12号による紀伊半島大水害は命名されませんでしたが、この時は命名に関する基準がなかったようです。

2019年10月13日(日)台風19号は全国的に大きな爪痕残す、各地で河川が氾濫

【午後9時更新】千葉県内でも暴風や浸水の被害/河川の氾濫被害が拡大

台風15号で被害の大きかった地域に再び暴風

前回の台風15号の暴風により、いまだにブルーシートで覆われた家屋が多い中、今回の台風19号の襲来。

千葉県内は大雨特別警報は発令されず大規模な河川の氾濫や堤防の決壊などは発生はしていないものの、15号と同じくらいの暴風が千葉県内の各地で吹き荒れました。

一時的にかぶせていたブルーシートは今回の暴風ではがれてしまった家屋も多数。もう一度ブルーシートをかぶせて修理をすることの繰り返しになってしまった方も多くいるとのこと。

また今回も暴風により停電が広い範囲で発生しています。
停電の戸数としては千葉県が最多となっているようであり、やはり南房総で多くの地域がまだ停電になっている模様

今回の台風19号は大雨による特別警報が多発し、河川の氾濫による被害が主にとりあげられていますが、前回15号で甚大な被害となった千葉県でもこのように大きな被害がまた発生してしまっています。

大きくは報道はあまりされてないようですが、このような状況となっていることは改めて認識して、被害のあった地域のために出来ることを再度考えていきたいです。

北東部の銚子でも浸水被害が発生

利根川の水位が上昇したことにより、銚子でも浸水の被害がでているとのことです。
ここでは支流のほうが氾濫してしまったようであり、住宅地が浸水していまっている状況とのこと。

今回の19号の大きな被害となった河川の氾濫の被害が千葉県でも発生していることは、認識しておきたいところです。

決壊と越水の被害が拡大

12時に更新した内容から更に被害が拡大しているようです。

NHKニュースからの情報を引用させていただきますと、

  • 「決壊」した河川は、21河川の24か所
  • 「越水」した河川は、のべ142の河川

となったようです。

多くの河川での氾濫による大規模な浸水被害となってしまっている状況。

今回の台風19号で被災された方々には、お見舞い申し上げます。
1日も早く元の生活に戻れますように。

【正午更新】台風は暴風域を伴いながら三陸沖へ抜ける ➡ 12時半ころ温帯低気圧へ

13日午前8時時点で台風は三陸沖へ

13日の朝8時の時点での台風19号は大きさとしては大型のカテゴリを維持し、風速25m/s以上の暴風域を伴いながら三陸沖を北東へ時速65㎞で進んでいました。中心気圧は975hPa 、中心付近の最大風速は秒速30mです。

この時点で暴風域の範囲は全て海上に移ったようではありますが、まだ強風域は北海道から北関東までの広い範囲を覆っています。

台風が三陸沖に抜け、変わって大陸から高気圧が張り出してきており、北日本から東日本では一時的に冬型の気圧配置のようになってきています。

13日の日曜日の関東地方は台風一過の晴れとなっており、空気が澄んで各地から富士山が良く見える空。

12時のアメダスでは北からの風が強めに吹いており、涼しく過ごしやすい陽気にはなっています。

岩手県にも大雨特別警報が発令、合計で13都県での発令となる事態に

日付が変わった13日の深夜0時過ぎには岩手県にも大雨の特別警報が発令されました。
これで全国では13都県にわたる広い地域にて大雨の特別警報が発令されたことになります。

今回の台風19号により大雨特別警報が発令されたのは、以下の1都12県です。
静岡、神奈川、東京、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨、長野、新潟、福島、宮城、岩手

午前8時過ぎの時点では、大雨の特別警報としては全て解除されていますが、依然として土砂災害警戒や警報・注意報が多くの地域で発令されている状況が継続しています。

各地で河川が氾濫、関東から東北までの14河川

今回の台風19号で特に被害が大きかったのが大雨による河川の氾濫です。

この記事を記載している12時時点の情報では、関東から東北にかけての14もの河川にて氾濫したとされています。
以下は「氾濫発生情報」が出ている河川です。

「千曲川」(長野)
「多摩川」(東京)
「都幾川」(埼玉)
「田川」(栃木)、「秋山川」(栃木)、「荒川」(栃木)、「永野川」(栃木)、「蛇尾川」(栃木)
「久慈川」(茨城)
「宇多川」(福島)、「新田川」(福島)、「夏井川」(福島)、「阿武隈川」(福島)
「吉田川」(宮城)

この河川の中で堤防が決壊してしまったのが以下の3つの河川です。
決壊した堤防付近では大量の水が溢れだし、洪水による甚大な被害となってしまっています。

「千曲川」(長野)
「吉田川」(宮城)
「秋山川」(栃木)

こちらは現時点13日の12時の情報のため、これからまだ被害が広がる可能性もあります。

石廊崎波浪観測データ

昨日の18時のデータでは13mを越える値が観測されましたが、今朝になって一気に落ち着いてきているようです。

12時の観測では、波高:2.2m、周期:8.3秒 まで下がってきており、今後更に落ち着いてきそうです。

千葉エリアはまだまだ南からのうねりが強い状況で大荒れな状況、一部ではできるポイントもありそうですが、今日のうちはまだ控えたほうが良さそうです。

湘南もまだハードなコンディションのポイントが多くなってますが、内海となるため千葉よりも落ち着くのが早く、北からのオフショアが強いこともありサイズダウンも早そうです。

東北はまだまだハードで危険なコンディション。

茨城は南うねりをかわすポイントから落ち着いてきてますが、北からの風でコンディションはダウン傾向。

伊豆もまだハードな波、御前崎から伊良湖までもだいぶ落ち着いてきて胸肩くらいでできるようになってきてます

伊勢も落ち着いてきて腹胸くらい、磯ノ浦はうねりの方向もイマイチだったので今日はスモールサイズ。

四国は東向きのポイントを中心に十分できるサイズをキープ。宮崎も頭くらいのサイズが残っているようです。

今日の更新した記事はこちらになります。

合わせて読みたい

気圧配置&天気と波情報 : 台風19号は三陸沖へ午前3時の実況天気図 ASAS台風19号は昨日の午後7時前に静岡県の伊豆半島に上陸。その後は神奈川県から北東の方向へ向かい北関東を通って東北地方から三陸沖に抜けていきました。[…]

2019年10月12日(土)台風19号は今夜上陸、未曾有の暴風雨を経験する長い一日となりそう

【午後10時更新】関東南部は南西風にシフト、大雨の中心は北関東へ

アメダス風向風速データ

風向から見ると、台風の中心は千葉北東部から茨城南部あたりにあると思われ、関東南部の風向きは南西の風にシフトしました。

22時までの最大瞬間風速は、東京都心41.5m/s,羽田42.7m/s,横浜43.8m/s,千葉40.3m/s を記録した模様。

まだ風は強い状態が続いてますが、大雨の主体は北関東へ移動していってます。

これから北関東から東北地方にかけては大雨と暴風に厳重警戒となってきます。くれぐれもご注意下さい。

 

特別警報の発令は12都県に拡大

また特別警報の発令エリアがどんどん広がっており、福島から宮城までのエリアにて発令中です。

これだけの広範囲の発令となってしまったことで、一夜明けての被害状況が見えてくるのが非常に心配です。

まだこれから多くの河川で氾濫の危険があります。引き続き警戒と身の安全を守る行動をお願いします。

【午後9時更新】暴風はこれからピーク、河川の氾濫がヤバい

アメダス 風向風速

関東南部の暴風がピークをこれから迎えます。

アメダス風向風速データをみると、ちょうど神奈川県東部に風が収束しているのがみて取れますが、このあたりに台風の中心がありそうです。

東京湾から千葉南部にかけてかなりの暴風が吹き荒れています。

外の様子を見にいくなどは決してしないようにお願いします。今外出するのが一番危険です。

午後10時から城山ダムを緊急放流

関東の河川がほんとにヤバい状況です。氾濫しているところも既に多数でており、これから氾濫しそうな河川も多数。

特に午後10時から放流するという相模川は氾濫の危険性が一気に高まります。

これから避難所に行かれるかたは、暴風の中を避難することになりそうなので、くれぐれもご注意下さい。暴風がひどいなら家の二階へ避難するという選択肢もあるかと思います。

その他、多摩川や荒川の氾濫も時間の問題になってきている状況です。これから夜中に濁流が押し寄せてくる可能性がある地域の方は、非常に危険な状況かと思いますが、落ち着いて最善の選択肢にてこれからの行動をとって頂きたいです。

【午後8時更新】新たに5県に大雨特別警報が発令

10月12日19時52分

新潟県、栃木県、茨城県、福島県、宮城県に大雨特別警報が発表されました。

これにより12都県に特別警報が発令されている状況です。

これだけ広範囲に特別警報が発令されたことはもちろんはじめてのこと。

暴風の範囲も広がってきています。

【午後7時更新】伊豆半島に上陸、千葉南部で震度4

中心気圧は955hPa、最大風速は秒速40m

台風19号は午後7時前に静岡県の伊豆半島に上陸したと気象庁から発表がありました。

18時50分の発表では、中心気圧は955hPa、中心付近の最大風速は秒速40mで下田のあたりに上陸したような感じです。

アメダス風向風速データでは南東の風が一層強くなってきており、これからが暴風のピークとなりそうです。

南に向いた窓ではもろに台風からの暴風をうけることになります。

風圧は風速の2乗に比例して強くなり、特に南向きマンションが多いことから飛散物により窓ガラスが割れるなどの危険性が高まります。

また台風本体の雨雲により雨量もこれからまだ多くなる傾向にあるため、河川の氾濫が非常に心配されます。

上位のダムが放流するとの情報が出た場合は、更に氾濫の危険が高まりますので、ダムの情報も合わせて確認しておくことが必要です。

また石廊崎の波浪観測データでは、なんと波高が13.2mを観測しています。

千葉南部で震度4

大雨の特別警報が発令されている中、千葉南部では震度4を観測する地震が発生しました。

この地震により土砂災害が発生しやすくなる傾向にもなってくるので、こんな時の地震は泣きっ面に蜂な状況になってしまいます。

津波の心配は無いとのことですが、引き続き警戒が必要となります。

【午後4時更新】アメダス、波浪データ

気象庁から先ほど会見がありました。

台風はこれから18時には静岡県に上陸し、21時には東京の上空を通過する見込みとのこと。

これからの時間帯が、非常に危険な時間帯となります。

外が暗くなってきました。避難をするなら今このタイミングが最後の機会になるかもしれません。これからの避難は暴風の中の避難となり更に危険な状況となります。

アメダス風向風速

南東の風となり暴風が吹いてきました。これからの時間帯は大雨に加え暴風と高潮に最大級の警戒が必要です。

アメダス 降水量

特別警報が発令された地域では引き続き大雨が続いています。

石廊崎 波浪観測データ

今までに見たことのないグラフになっています。

波高は8.9m、周期は14.1秒 です。

【午後3時30分更新】大雨特別警報 静岡 神奈川 東京 埼玉 群馬 山梨 長野

大雨の特別警報が発令されてしまいました。

静岡 神奈川 東京 埼玉 群馬 山梨 長野の一都六県での発令です。

5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で、最大級の警戒が必要であり、身の安全を確保する必要があります。

発令されている地域については気象庁のHPをご確認ください。
https://www.jma.go.jp/jp/warn/

午後3時までの48時間では、神奈川県箱根町で700ミリ、静岡県伊豆市市山でも600ミリの記録的な大雨です。

また氾濫の危険性が高まっており、「氾濫危険水位」を超えている川がいくつもあります。
Yahoo 河川水位情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/

小田原では高潮が発生している可能性があります。

これから台風本体が近づくことで、更に雨量が多くなり暴風が吹き荒れる事態となってきそうです。

既に東南東の風が吹き始めており、関東地方は暴風域にいよいよ入ってきました。

これからの時間帯が非常に危険な時間帯です。
くれぐれもご注意ください。そして早めの避難など命を守る行動が必要です。

【午後1時更新】関東南部も暴風域へ、首都圏の鉄道はほぼ運休

12日 13時の台風19号の状況

八丈島の西210kmの海域にあり北北東へ時速30kmで進んでいます。
中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は秒速45mです。

関東地方の南部が暴風域に入りつつあります。

首都圏の鉄道は一部を除きほぼ全線で運休に。地下鉄は銀座線などの一部は運行しているようですが、地下区間含めほぼ運休か運転見合わせになっています。

朝は北東からの風が強く吹いていましたが、13時時点では東からの風。千葉南部では東南東の風にシフトしてきています。台風の進行方向右側では台風の接近により時計回りに風が変化してくるため、この風が南東〜南になってきたときが風のピークとなりそうです。

心配なのが河川の氾濫
まだ台風本体の雲がこれからかかってくるという今時点において、すでに氾濫危険水位に達しているところもあり、すでに三重県の五十鈴川では氾濫による浸水被害が発生してしまっているようです。

関東の各河川も軒並み増水しており、これから更に雨量が増えることから、河川の氾濫が発生するリスクが高まっています。

近くに川がある方は水位の情報を見て、早めに避難所への避難をするなどの行動に移したほうが良さそうです。

Yahoo 河川水位情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/

 

Twitterでは神津島で撮影された波の様子が投稿されています
この波はかなりヤバイです。伊豆諸島 神津島

https://twitter.com/6raw4oikvj1nanj/status/1182814958226042880?s=12

 

また、小田原では高潮が発生しそうなレベルになってきています。これから大潮の満潮時間帯になることから厳重な警戒が必要です。

午前10時更新】市原で竜巻が発生、河川の氾濫にも要警戒

レーダーアメダス

午前10時のレーダーナウキャストの画像です。
台風の北側を覆う広大な雲域により東日本を中心に大雨となっています。

各地で警報が発令されており、千葉県の一部ではすでに停電となっているとの情報もあります。

神奈川県では小田原で避難勧告がでており、境川が氾濫危険水位まで達してきています。
その他の関東の河川もかなり水位が上昇しているようであり、これから多くの河川で氾濫する可能性があります。

千葉県市原市で竜巻が発生したとの情報がありました。


まだ台風本体の雨雲はこれからですが、すでにこのような現象が発生してしまっています。
雨戸を閉めてカーテンを閉めての警戒が必要です。

停電のエリアが広がってくる恐れがありますので、携帯やモバイルバッテリの充電も今のうちに早めにしておきましょう

交通に関しては昨日から首都圏の鉄道各社が計画運休をするとアナウンスをしており、今日の11時過ぎくらいから一斉に運休となる予定です。
またスーパーや百貨店なども今日は休業となるところがほとんど。

今週の後半から台風19号に関する警戒情報が多くのメディアで報じられたことから、昨日は各地のスーパーでは水や食料品はほぼ完売な状態に。

台風に備えてのアイテムもほぼ品切れで、電池や養生テープなどの防災対策のための商品も軒並み品切れ。

多くの家で事前に養生テープなどで窓ガラスの対策をしているようであり、SNSでもその模様が多く見られます。

午前7時更新】各地で警報や避難勧告が発令

台風19号は午前6時時点の情報では、八丈島の南西の海域にあり、北へ時速20kmでゆっくり進んでいます。

中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は秒速45m瞬間最大風速は秒速65mとなり、台風のカテゴリとしては大型で非常に強い台風に分類されます。

すでに関東から九州までの広い範囲で風速15m以上の強風域に入っており、まもなく紀伊半島の南部が風速25m以上の暴風域に入ってきそうな状況です。

アメダス風向風速

午前6時のアメダス風向風速では、関東地方はすでに台風に吹き込む北東の風が強くなってきています。

石廊崎波浪観測データ

また、石廊崎の波浪観測のデータもすごいデータが観測されています。

今日に入ってからの波高は5mを越えて、周期も15秒程度の波が観測されており、海は大荒れ。もちろん海に近づくのすら危険な状況です。

台風19号

気圧配置&天気と波情報 : 河川の氾濫による洪水にも厳重警戒本日はこちらの記事でも随時更新していきます。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://asasfsas24.com/2019101[…]

午前1時】日本列島が台風19号にすっぽり覆われる

午前1時の Windy.comから引用

2019年10月12日午前1時 Windy.com
2019年10月12日午前1時 Windy.comより引用

同時刻の衛星赤外画像。
台風の眼は不明瞭になってきていますが、台風19号による雲で日本列島がすっぽりと覆われています。

衛星画像

2019年10月11日(金)大型で非常に強い台風19号、全国的に厳重警戒、備えは今日のうちに

衛星画像

台風19号が日本に接近してきています。

ここまでくると接近と上陸はほぼ間違いなく、台風への備えを今日のうちに万全にしておいて嵐が過ぎるのをじっと待つしかありません。

台風進路予想

また、今回19号の特徴としては、15号よりも大型で強風域と暴風域の範囲が非常に広いという点です。

台風予想進路を見てもらうとわかるように、黄色の円で描かれた風速が秒速15m以上の強風域はすっぽり日本をおおってしまうくらいの大きさです。

また赤い線で囲まれた暴風警戒域の範囲も広く、東京から大阪までが同時に暴風域に入るなんてこともあるかもしれません。

石廊崎波浪観測データ

こちらは石廊崎の波浪観測データ

グラフからも波高は上がってきており、午前6時のデータは、波高2.4m周期はなんと16.1秒となっており、ここ最近で16秒の周期は見たことがありません。

それだけまだ遠い位置からのうねりが反応してきているということで、パワーのある凄まじい波が押し寄せているということです。

千葉エリアは今日もクローズアウト。

サイズがまだ上がってないポイントもあるかもしれませんが、今日から台風が通過して落ち着くまでは海に近づくのは控えておきましょう。外海のメジャーポイントはとにかく危険なコンディションです。

湘南もほぼクローズなコンディション。

今まだ出来ているポイントもあるようですが、もう海に入るのは控えた方がよいでしょう。

大型で非常に強い台風19号、全国的に厳重警戒、備えは今日のうちに【2019.10.11】

2019年10月10日(木)台風19号の強い南うねりで千葉はクローズアウト、湘南もこれからクローズへ

大型で猛烈な台風19号が北上してきています。

10日の午前3時時点の解析では、中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は秒速55m、瞬間最大風速は秒速75mです。

硫黄島の南南西の海域にあり、進路を今までの北西方向から北へシフトさせてきた模様、午前3時時点では北へ時速10kmでゆっくりと進んでいるようです。

衛星画像

昨日からの予想どおり、台風19号からの南うねりが朝から大きく反応しています。

千葉エリアではほとんどのポイントで頭オーバーの強い南うねりが入りクローズアウト。

湘南はまだ朝一はクローズアウトまではいってないようで、こちらは肩頭サイズでコンディションよくサーフィンできているようです。

今朝6時の石廊崎の波浪観測データは、波高が1.3mで周期がなんと14.2秒の波を観測しています。

昨日のツイートでも記載しましたが、昨日の13時前までは周期は6秒程度の観測でしたが、13時からはいきなり12秒を超える波が観測しはじめました。

今朝のデータは14秒を記録しており、ここ最近の台風からのうねりの中では、一番周期としては長いうねりです。

石廊崎波浪観測データ

台風19号の強い南うねりで千葉はクローズアウト、湘南もこれからクローズへ【2019.10.10】

2019年10月9日(水)台風19号の南東うねりは明日の朝から、土曜日は厳重警戒

衛星画像

大型で猛烈な台風19号は勢力をキープしながらマリアナ諸島付近にあります。

中心気圧は915hPa、中心付近の最大風速は秒速55mとして解析されており、北西に時速20kmの速さで進んでいます。

午前3時の時点でもうまもなく北緯20度線を越えてきそうな位置まで北上してきました。

昨日までは気象庁の衛星画像の日本域の画像では台風の雲域が見られませんでしたが、今朝は台風の北側の雲域がしっかりと見られるようになってきています。

予想進路が非常に懸念されるコースになってきていて、台風予想の中心線だけ見ると、、千葉県に甚大な被害をもたらした台風15号と同じようなコースになってきています

台風進路予想
台風19号予想進路図(令和元年10月10日3時) 気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jp/g3/)より引用

台風19号からのうねりは今日はまだ届かなそうですが、後半になって筋張った波が入ってくるのが見られるかもしれません。

今回の台風は南から北上してきているので
千葉と湘南エリアには南から南東のうねりがベースで反応してきます。

石廊崎波浪観測データ

おそらく千葉南部が一番早く反応してきそうですが、台風のうねりのときにいつもチェックしている石廊崎の波浪観測データも同じようなタイミングで反応してくるものと思われます。

周期が10秒以上の波が観測されはじめれば、千葉南部にもうねりの反応が出てきそうです。

台風19号の南東うねりは明日の朝から、土曜日は厳重警戒【2019.10.9】

2019年10月8日(火)台風19号は大型で猛烈な台風に発達、進路予想は昨日より東にシフト

台風進路予想

午前3時時点の台風19号はマリアナ諸島付近にあり、西北西に時速30kmで進んでいるところ。

中心気圧はなんと915hPa、中心付近の最大風速は秒速で55mとなっており、強風域の半径は東側の半円で650kmにもおよんでいます。

これは台風のカテゴリでいうと大型で猛烈な台風に分類される台風です。

一昨日の午前3時の天気図では台風に昇格していた19号ですが、この2日間で一気に猛烈な台風まで急速に発達してきました。

まだ台風が発生して二日しか経過していないながら、マリアナ諸島付近で猛烈な台風になるのはなかなか珍しい状況で、かなり急速に発達していると思われます。

故に、この台風が日本に接近してくるときの強さが非常に懸念されるところ。

そして非常に気になるのが進路予想

昨日は西日本を指向する予想がでていましたが、今朝は気象庁と米軍ともに進路予想が東にシフトしてきており、東日本を指向するコースになってきています。

台風19号からの南から南東うねりは明日はまだ千葉エリアには届かなそうですが、木曜には北緯20度を越えてきそうであり、これだけ急速に発達している台風なのでうねりの反応も早いかもしれません。

台風19号は大型で猛烈な台風に発達、進路予想は昨日より東にシフト【2019.10.8】

2019年10月7日(月)台風19号の進路に要注意、次の三連休に大きく影響してきそう

台風進路予想

台風19号は南鳥島の近海を西北西に時速30kmで進んでいます。

この19号に関しては早くもいろいろなメディアで取り上げられるようになり、台風の予想進路を見ても、今週はこの台風の動向をよくチェックしておかなければなりません。

台風はこれから発達して日本の南に接近してくるころには、台風の強さのカテゴリでは一番強いランクとなる 猛烈な台風 にまで発達してくる予想が出ています。

土曜には九州南部が暴風警戒域に入ってきそうで、日曜には西日本に上陸しそうな危険なコースとなりそう。
台風15号のような暴風が吹き荒れる可能性があり、特に台風の進路の右側に位置する地域の方は厳重な警戒が必要となります。

台風19号の進路に要注意、次の三連休に大きく影響してきそう【2019.10.7】

2019年10月6日(日)台風19号が発生、週の後半から南東うねりが反応してくるかも

台風進路予想

6日の午前3時に台風19号は発生。

台風19号は南鳥島の近海を西へ時速30kmで進んでおり、まだ台風になったばかりで中心気圧も1000hPaとして解析されていました。

ただJTWCの予想を見てみると、ちょっとびっくり。今週後半の木曜あたりには風速が130KTという予想が出ています。
これはノット表記なので簡単に変換するには、秒速なら半分、時速なら倍にするとざっくり覚えておけばいいです。

つまり、ざっくり変換すると、秒速だと65m、時速だと260kmの風が吹く予想がでているということ。

このまま日本付近に接近時に上記のJTWCの予想通りととなると、前回の台風15号よりも勢力の強いまま近づいて来る可能性があるということになり、今後の動向には注意が必要です。

台風の進路が非常に気になるところで、このまま西へ進みながらジワジワと北上し、日本の南海上あたりで転向するようなコースが今後予想されてくるかもしれません。

台風19号が発生、週の後半から南東うねりが反応してくるかも【2019.10.6】

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