周期の長い北東うねりがしっかり反応してきました【2022.1.19】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

1月19日 水曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

昨日の朝の千葉南エリアは西うねりがベースで反応していたようで、海に向かって右奥から波が入ってくる波が多かったのですが、

今日は北東うねりの反応が良くなってきたため、左奥から斜めに入ってくる波が多くなってきました。

はるかアリューシャン列島付近でつくられたうねりは長い距離をわたり数日かけて日本のビーチに到着します

今日の気圧配置でもまだ北東うねりを送り続けてくれそうな低気圧の形状をしているので、この北東うねりは来週にかけても続く可能性がありそうです

波のある日が続きそうなので、しっかり防寒対策して真冬の波を楽しみたいですね

今日もまずは気圧配置から見ていきましょう

 

今日の気圧配置と風と波

午後3時の実況天気図

今日の午後3時の実況天気図です

冬型の気圧配置が続いてますが、今朝は昨日よりも日本付近の等圧線の簡易は広くなり、一旦は冬型が少し緩んできた状況です

ただ今朝も朝イチはかなり冷え込んでおり、関東沿岸部でも氷点下となった地点がほとんどとなりました

冬型の気圧配置が一旦緩んできたことにより、東海沖で吹く西風も弱くなってきたことで、昨日までそこそこのサイズで続いていた西うねりはサイズダウン

湘南と千葉南は朝から西うねりはダウンしてしまいましたが、千葉エリアはアリューシャンからの北東うねりの反応が良くなってきました。

唐桑の波浪観測データをみても昨夜から周期が12秒以上の波が観測されはじめ、今朝7時からは波高も1m以上の波が観測されています。

千葉北や茨城エリアでは昨日よりもしっかりとした反応が出てきたようです。SNSを見ていると昼前の一宮周辺では肩頭サイズの波でそこそこ乗れるライトの波が投稿されていました。

うねりの向きが北東へシフトしてきたことで湘南エリアはサイズダウン、かなり物足りないコンディションになってしまったようでした。

 〜

こちらは今朝の千葉南エリアの波の様子です。写真は朝の波ですが、このあと昼くらいまでには更に反応よくなってサイズアップしてきました。

西うねりは弱くなり東よりのうねりが入ってきてましたが、波数は少なく写真のようなセットはかなり待ちます

この時間はまだ手前で厚くなってしまう波が多く、続かないブレイクでした

左奥から北東うねりが入ってきているのはわかるんですけど、やはり潮が多いと割れにくい状況が続きます。

もう少し引いてくれば乗れる波が増えてきそうな時間帯でした

 大潮まわりなんですけど、朝は潮が多い時間帯でインサイドのブレイクのみ

面はクリーンな状況は続きそうなので、昼前の潮が引いてくる時間帯は良くなってくることに期待でした

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/19
日の出:06:45 / 日の入:16:53
大潮
満潮:06:19(132cm) / 16:49(142cm)
干潮:11:26(81cm) / 23:52(-3cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/19
日の出:06:48 / 日の入:16:56
大潮
満潮:06:35(139cm) / 17:04(141cm)
干潮:11:51(83cm) / -(-cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

冬型の気圧配置が続きます。

今日は一旦やや緩んできた冬型ですけど、明日からは再び強まってくる見込みとなってきました。

東海沖で吹く西風も明日は時間の経過とともに強まっていく予想となっており、沿岸波浪予想図を見るとアリューシャンからの北東うねりは明日もしっかりと反応が続きそうなデータが出てきています。

沿岸部の風は千葉は北西ベース、湘南は北ベースの風がそれぞれ吹きそうなので、

千葉エリアの今日コンディションが良かったポイントでは明日も楽しめる波が入ってきそうですね

ただうねりが強まりそうなので、北東うねりがダイレクトに入ってくる一宮周辺などはハードなコンディションとなってきそう

北風と北東うねりのそれぞれを軽減する片貝エリアや勝浦エリアの部原などからチェックしてみて、それでもハードなら飯岡や御宿などに移動するなどのパターンとなるかもですね

千葉南エリアも北東うねりでサイズ十分反応してきそうなので、地形が深くてもブレイクする時間帯は多くなってきそうです

うねりの強さ次第ですが、なるべく潮が少ない時間帯に入ったほうが良い傾向は変わらなそうなので、昼前後に入る方が割れやすいブレイクかと思いますが、サイズ十分なら潮が多い時間帯に入ったほうがハードさは軽減されそうです

湘南エリアは物足りないサイズが続きそうですが、吉浜までいけば少しサイズの反応が出てくるかもしれませんので、チェックしておきたいところです

西うねりの反応は東海沖の風向き次第かと思いますが、明日はあまり期待できないのではないかと思います

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/20
日の出:06:45 / 日の入:16:54
中潮
満潮:06:46(132cm) / 17:25(141cm)
干潮:11:58(77cm) / -(-cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/20
日の出:06:48 / 日の入:16:57
中潮
満潮:07:04(139cm) / 17:39(140cm)
干潮:00:12(-2cm) / 12:23(81cm)

明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

 強い冬型の気圧配置が続きそうです。

アリューシャンからの北東うねりの反応がしっかりと続きそうです。

ポイント選びの傾向としては明日と同じ感じで行動するのが良さそうなので、明日の各エリアの反応状況をよくチェックしておくのが良さそうです。

東海沖の風向きと強さによっては西うねりの反応が良くなるかもしれませんので、こちらも合わせてチェックしておきましょう

また明日の状況みて更新していきます

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過去5年分の今日の記事を紹介しています

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今日の記事は以上です。

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