千葉・茨城にも午前中から北東うねりが反応してきました【2022.1.29】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

1月29日 土曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

今日のどのタイミングで
3日前のアリューシャンからの北東うねりが
反応してくるのか

昨日の記事でもこのタイミングに
注目をしていたところですが

千葉エリアには今日の午前中から
各ポイントでサイズアップしてきて
北東うねりがしっかり反応してきましたね

今日は風の影響がそれほど強まらず
一宮周辺などは胸肩~頭サイズの波で
十分楽しめる波があったとのこと

やはり唐桑の波浪観測データで
周期の長い波が連続して観測されはじめてから
千葉・茨城エリアにも反応してきました。

気象庁のデータなど
なるべく誰でも簡単にアクセスできる
データを見て

波の反応のタイミングなどを知ることが
できれば・・・っと日々考えているところですが

当然ながら自然のことなので
その時々で状況が異なることから
一筋縄では想定ができないところがあります

それでもいろいろなパターンで
データをとってみると
何となくの傾向くらいは見えてくるかなっと思い
各種データと波を見る毎日を送っています

そんな内容を毎日記事にしていますので
こんな感じの内容が面白いなと思ったら
LINEへ友達追加していただいて
いろいろ一緒に検討していきましょう!

ということで
今日もまずは気圧配置から
見ていきましょう

今日の気圧配置と風と波

午前9時の実況天気図

今日の午前9時の実況天気図です

大きく見ると西高東低の気圧配置ですが、
関東の南東海上の少し離れたところには
小さな低気圧があるのと
その南には高気圧が解析されています。

関東地方付近の等圧線は、
本来の冬型のような縦縞で
かかるような感じではなく、

北東から南西に斜めにかかるような
感じとなっていて、
今日は北〜東の風が吹きやすい
時間帯が多かったです。

昨日の記事では
25日後半あたりからアリューシャンで
猛烈に発達しだした低気圧からの
北東うねりが、

千葉エリアにどんなタイミングで
反応してくるかを注目してました

唐桑の波浪観測データ_220129

昨日の16時から4時間連続で
14秒の長い周期の波が観測されたところまで
昨日は記事にかきましたが、

その後も10秒以上の周期の波が
連続して今日も夕方まで
観測されています。

千葉南エリアの朝一は
まだ北東うねりが反応してきた
という感じはなく、

昨日と同じくらいのサイズ感
でのスタートでしたが、

千葉北エリアの九十九里〜一宮周辺では
朝から北東うねりの反応で
昨日よりもサイズアップ
してきていたとのこと。

唐桑の波浪観測データで
連続して10秒以上の周期の波が
観測されはじめてから、

今回はざっくり10〜15時間後に
千葉北エリアに反応してきた
感じでしょうか

そんな単純に相関はとれませんし
時間の幅が大きいので
何とも言えないところではありますが、

今回も唐桑の波浪観測データで
周期10秒以上の波が連続して観測されてから
千葉エリアにも反応してきた
という結果にはなりました。

千葉北エリアでは
やはり北東うねりの反応がよい一宮周辺では、

昨日の記事に記載したサイズ感の
胸肩〜頭サイズのセットが
入ってきていたとのことで、

風の影響もそんなになく
十分なサイズで楽しめていたようですね!

千葉南エリアでは一宮周辺ほどはサイズは
あがっていませんでしたけど
朝二くらいの午前中から
少しサイズアップしてきて、

ポイントと潮の時間帯を選べば
遊べるブレイクはありました

こちら写真を撮ったときの時間帯は
まだそこまでサイズの反応がないときでしたけど
この後はもう少しサイズでてきました。

ミドル付近の深いところから
インサイドよりの砂が付いているところで
一気にホレる早くてワイドなブレイクが
多めですけど

たまに切れたポジションから乗れれば
楽しめる波でした

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/29
日の出:06:40 / 日の入:17:03
中潮
満潮:03:40(120cm) / 12:56(129cm)
干潮:07:54(103cm) / 20:49(3cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/29
日の出:06:43 / 日の入:17:06
中潮
満潮:04:05(126cm) / 13:16(128cm)
干潮:08:37(105cm) / 21:17(4cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

明日も大局的にみれば西高東低の
気圧配置が続きそうです。

関東の東海上には低気圧があり
南海上の離れたところを前線を伴った
低気圧が東進していきます。

明日の沿岸部の風は
朝は各地で北西からのオフショアベースの
風が吹きそうですが

次第に北~北東の風がやや強めに
吹いてくる予想となっています。

沿岸波浪予想図

今朝から反応が良くなってきた北東うねりは
明日も反応が続きそうです。

明日午前9時の沿岸波浪予想図のデータでは
房総半島沖で北東の波、周期は13秒、波高は1.6m
として予想されています

今日と同じくらいのサイズ感で
明日も千葉エリアには北東うねりの
反応が続きそうなので

ポイント選べばサイズは
問題なさそうですが

北よりの風が強めに吹いてくる
時間帯がありそうなので
風の影響が気になるところです。

今日はサイズの反応もよく風も弱かった
一宮周辺は明日は北風の影響を受けて
しまいそう、、、

朝一だけだったら北西の風が吹いてる
時間が少しあるかもしれないので
朝一狙いだったらよいかもしれません。

無難なのはやはり片貝エリアでしょうか
一宮周辺よりかはサイズは少し下がるかもですが
ミドルサイズで遊べる波は続くのでは
ないかと思います。

北風をかわす飯岡や御宿でも良さそうですが
少しサイズは抑えられてしまうかもなので

北東の風が強めに入ってなければ
少し南下した椎名内~吉崎や部原などを
チェックしてみてもよいかもしれません。

勝浦の潮位データ_220129

鴨川以南の千葉南エリアは
千歳や千倉は風の影響が出てしまいそうなので
朝一のみなんとかといった感じで

鴨川~和田エリアの潮の少ない時間帯に
入りたいところなんですが

この時期は夜にかなり潮が引いてきますが
日中はあまり潮が動かないという
潮回りなんですよね・・・

北東うねりは今日と同じくらいで
続く可能性があるので
厚めながらも楽しめる波はありそうですが
少しでも潮が少ない午前9時前後に
タイミング合わせて入りたいところですね

御前崎灯台データ_220129

こちらは御前崎灯台の風のデータですが
今日の昼くらいから西風が強まってきているようです

石廊崎の波浪観測データにはまだ
反応は出てないようですが
夜中には西うねりが少しアップしてくる
かもしれません

なんですけど、
東京湾から相模湾にかけて北~北東の風が
強めに吹いてくる予想もでており
東海沖の風も西から北西っぽい風にも
シフトしてきそうなので

明日の湘南への西うねりの反応は
あったとしても朝一に少しだけで
すぐになくなってしまいそうな
反応で終わってしまうのではないかと
思います

明日も千葉は十分サイズはありそうなので
サイズを求めて千葉へ向かったほうが
良いでしょう

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/30
日の出:06:39 / 日の入:17:04
中潮
満潮:04:28(130cm) / 14:08(135cm)
干潮:09:11(100cm) / 21:43(-9cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/30
日の出:06:42 / 日の入:17:07
中潮
満潮:04:51(136cm) / 14:29(135cm)
干潮:09:43(102cm) / 22:09(-8cm)

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明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

オホーツク海には低気圧が3つ縦に並び
発達してくる見込みとなり
西高東低の冬型の気圧配置が
強まってきそうです

縦縞の等圧線が日本列島にかかり
明後日も北~北西の風が
強めに入りやすい気圧配置です

明後日も千葉エリアには北東うねりの
反応は前半まで残るかもしれませんが
次第にダウン傾向となってきそう

早めに入っておいたほうが
良さそうな感じですね

冬型の気圧配置が強まってくることによって
東海沖からの西うねりを期待したいところですが

東海沖でどれだけ西風が強くなって
相模湾で北寄りの風がどれだけ吹いてくるか
次第ですが

あんまり西うねりは期待できなそうな
風向きになってきそうな感じもします・・・

明日の状況を見て
また記事を更新していきます!

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