波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士です
2月18日 金曜日の
気圧配置と風と波の状況を
本日も更新していきます。
~
2月ももうこの週末からは下旬に
差し掛かる頃になってきて
明日は立春から数えて15日となる
二十四節気「雨水」を迎えます。
雪は雨にかわり氷も融けて水になる頃
ということで
いよいよ春が近くなってきたかと思いきや
これからの季節が冬と春のせめぎ合いとなり
三寒四温を繰り返しながら
ジワジワと春へと向かっていくことになります
今朝の千葉エリアは朝6時を過ぎれば
もう海に入れるくらいの明るさになっていて
夕方は17時45分くらいまでは
海に入っていられる明るさでした。
だいぶ日が長くなって
海に入れる時間も長くなり
水はまだまだ冷たいですけど
外気が暖かくなると
海に入るのがより待ち遠しく
なりますね
ということで
今日も気圧配置からみていきましょう
サーファーは普通の人よりも多く自然に触れていることから、季節の移り変わりについても敏感に感じ取っているほうではないでしょうか。平日は会社と家の往復でという生活をしていると、会社の通勤時間に外を歩いていてもなかなか季節を感じることや気[…]
今日の気圧配置と風と波
午前9時の実況天気図
今日の午前9時の実況天気図です
日本海に停滞傾向だった低気圧は
やっと姿を消したような感じで
天気図上には解析されなくなり
三陸沖にあった低気圧は
やや発達しながら北東方向へ
日本からは遠ざかっていってる
今朝の気圧配置です
黄海と中国東北区にはそれぞれ
高気圧があって東へと進んでおり
今日の日本付近は等圧線が縦にかかる
西高東低の気圧配置となりました
~
アリューシャンにある低気圧からの
周期の長い北東うねりと
三陸沖から遠ざかっていってる
低気圧からも北東~東うねりが
反応しているようであり
今日はだいぶ弱い反応となりましたが
東海沖からの西うねりも
少し反応が残っていて
湘南もサイズ小さいですけど
少し波が残った感じでの反応に。
~
こちらは唐桑の波浪観測データですが
波高が2m弱で周期の長い波も混じって
反応する状況が続いています。
北東~東うねりの反応が
続いている状況です。
~
こちらは石廊崎の波浪観測データですが
今日はだいぶ波高も小さく
ダウンしてきていて
西うねりが少しだけ反応が
残ったといった感じでした
~
こちら午前9時のアメダス風向風速データです
今日は等圧線が縦じまになって
かかったこともあり
千葉エリアは各地で北西ベースの
風い状態が続きました
オフショアとなるポイントが
多かったものの
強い風にあおられる感じで
テイクオフのときに目の前が
見えなくなるくらいな
感じで吹き続きましたけど
夕方にはおさまってきました
~
今日も千葉北エリアと茨城エリアは
アリューシャン低気圧や三陸沖から
遠ざかった低気圧からの北東ベースの
うねりの反応が続き
今日もハードなクローズアウトな
コンディションが続いたようでした。
一方で千葉南エリアの
鴨川~千倉までのポイントは
昨日まで西うねりの反応もあったためか
千葉北ほど北東うねりの反応はなく
北東うねりの反応がよい千歳ポイントでも
今日は胸肩サイズでクローズアウトには
なっていませんでした。
鴨川~和田エリアは腹胸くらいの
ファンサイズなコンディションで
オフショア強いですが
十分楽しめる波が入っていた状況。
~
千葉北よりも千葉南のほうが位置的に
北東うねりが届く距離が長いというのは
少しありますけど
それでも千葉北や茨城に
これだけ強い北東うねりが
入ってきているときは
千葉南にももっと反応があって
サイズも頭オーバーとなることが
多いのですが
今回はそこまでの反応はない
状況が昨日から続いています。
掲載したのは今朝9時の沿岸波浪実況図ですが
- Eの房総半島沖では北東からの波で
周期15秒、波高2.4m - Fの相模湾沖では南西の波で
周期8秒、波高0.9m
として解析されていました
やはり一昨日・昨日とこのように
西~南西うねりの反応があったから
だと想定しますが
千葉南エリアは西うねりにも
反応していたことから
北東うねりにとっては逆方向からの
うねりが入ってきているエリア
ということになり
千葉南エリアでは千葉北よりも
北東うねりの反応が鈍い状況と
なったのではないでしょうか
~
以前も同様に千葉北よりもぜんぜん
反応が鈍いというときは
こんな西うねりと東うねりが
双方で反応していたときだったので
今回もおそらくそんな状況に
なっていることが想定されます。
頭オーバーで波数多くてハードに
なるよりも
腹胸くらいの程よいサイズで
反応してくれたほうが
個人的には楽しめるので
これくらいのサイズ感で
続いてくれると嬉しいのですが・・・😅
明日は西うねりは完全に弱まってきて
北東うねりはまだまだ反応があるとすると
今日よりも北東うねりの勢いが
増してくるかも?しれませんね
こんな観点からも
明日の反応状況をチェック
してみたいと思います
~
今日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/18
日の出:06:22 / 日の入:17:23
中潮
満潮:06:09(133cm) / 17:26(141cm)
干潮:11:42(55cm) / -(-cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/18
日の出:06:25 / 日の入:17:26
中潮
満潮:06:26(141cm) / 17:41(142cm)
干潮:12:04(59cm) / -(-cm)
~
明日の気圧配置と風と波
明日午前9時の予想気圧配置
明日午前9時の予想気圧配置です
明日は日本海から高気圧が南東へ進み
朝には中心を東海上まで移動
させてくる予想気圧配置です
東海上を遠ざかった低気圧は
これまたアリューシャンにて
発達してきており
等圧線の間隔が狭くなって
きているところ
~
明日午前9時の沿岸波浪予想図ですが
- Eの房総半島沖では東北東からの波で
周期12秒、波高1.7m - Fの相模湾沖では東の波で
周期12秒、波高0.6m
が予想されており
西から南西うねりはなくなって
相模湾沖でも東うねりが反応してくる
予想になっていることがわかります
~
北東から東うねりは今日よりも
少し弱くなってくる傾向ではありそうですが
千葉北エリアの朝一はまだまだサイズが
大きい可能性がありハードなコンディション
が残りそうなので
北風と強い北東うねりをかわす
ポイントからのチェックが明日の朝も
無難となってきそうです。
千葉南エリアは先ほど記載したとおり
明日は西~南西の波はなくなって
北東うねりの反応が良くなってくる
可能性もありそうですが
北東うねり自体が落ち着いてくる
傾向ではあるので
ハードでクローズアウトみたいな
コンディションにはならなくて
済むのではないかと想定します
まずは朝一は北よりの風をかわす
鴨川~和田エリア、御宿~部原の勝浦エリア
からのチェックがよいのではないでしょうか
ただ朝一は潮がかなり多い時間帯なので
比較的に割れやすいポイントへ
向かったほうが乗れる波は多そうです。
~
西から低気圧が近づいてくる予想で
午後は高気圧後面の南寄りの風が
入ってくることから
後半に海に入るのであれば
南風をかわすポイントへ向かったほうが
面は良さそうです。
一宮周辺などが後半までに
落ち着いてくれば
コンディションが上向いてくる
可能性があります
午後は南寄りの風が入り
雨も降ってきそうなので
前半のうちに入っておいたほうが
気分的にはよいかもしれませんね
~
湘南の朝は物足りないサイズに
なってしまいそうなので
サイズ求めるなら千葉へ向かったほうが
よいかと思います。
~
明日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/19
日の出:06:20 / 日の入:17:24
中潮
満潮:06:31(134cm) / 18:06(139cm)
干潮:00:04(4cm) / 12:14(47cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/19
日の出:06:24 / 日の入:17:27
中潮
満潮:06:47(141cm) / 18:21(140cm)
干潮:00:21(4cm) / 12:35(52cm)
~
明後日の気圧配置と風と波
明後日の午前9時の予想気圧配置
明後日の午前9時の予想気圧配置です
明日の朝に沖縄あたりにある低気圧が
東進してきて
明後日の朝には南海上と三陸沖に
それぞれ低気圧が予想されている
といった気圧配置です。
明日の後半から南風が強まってきそうで
明後日の明け方にはまとまった雨が
降る可能性もありそう
ただ今回は雪になるような
低気圧にはならなそうなので
その点では心配はなく
かなり暖かい朝を迎えることになりそうです
日の出以降は南寄りの風から北風に
シフトしてくる予想もでていることから
風向きにあわせてのポイント選びと
なってくるかと思います。
低気圧の通過により南よりの波が
卓越してきそうで湘南でもサイズアップ
してきそうですね
風が北へ変わってから
海に入ったほうが良さそうです
また明日の状況みて
更新します
~
気象関連実況データ
Twitterタイムライン
~
Windy:https://www.windy.com/
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Waves
Swell1
過去の「今日の気圧配置と波情報」
過去5年分の今日の記事を紹介しています
【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/02/18)
2月18日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/2021021
2020
https://asasfsas24.com/2020021
2019
https://asasfsas24.com/2019021
2018
https://asasfsas24.com/2018021
2017
https://asasfsas24.com/2017021
~
今日の記事は以上です。