南海上には台風19号と20号が発生⁈

強い東うねりと北~北東の風~南海上には台風19号と20号が発生⁈【2022.10.14】

サーファーと台風についてのKindle電子書籍
【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識

はるべえ@
サーフィン×気象の
波乗りブロガー
です

10月14日 金曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

まずはお知らせです

今週末限定ですが
こちらのKindle電子書籍の
無料キャンペーンを実施しています!

いい波にのるために(5):
サーフィンに必要な潮回りの知識

https://amzn.to/36mpfs3

https://amzn.to/36mpfs3

こちらは潮回りをテーマにして
いい波をあてるために必要な
潮回りの知識について
いろいろと書いてます

実は私もサーフィンはじめたばかりの頃は
潮回りのことなどほとんど気にして
なかったのですが

これほどまでに波のコンディションに
影響があるのかと最近はつくづく実感
しています

また潮の動きを知らないがゆえに
海の中で危険なシチュエーションに
遭遇してしまうこともあり得ますので

安全にサーフィンを楽しむという
観点からもぜひ知っておいて
いただきたい内容です

今日の気圧配置と風と波

午前3時の実況天気図

実況天気図

実況天気図

今日の午前3時と午後3時の実況天気図です

まず今週の気圧配置の推移ですが
3連休最終日の10日~11日は
日本海を低気圧が発達しながら
北東方向へと進み、

その後はオホーツク海から
カムチャッカ半島付近で
発達した低気圧となっていきましたが

その後の12日水曜からは
高気圧中心が日本海から北海道を
東進し、昨日は千島の東あたりまで
移動していきました

高気圧中心が北日本を中心に覆うような
気圧配置が続いており

こんな気圧配置になると
関東地方には北東の風が入りやすく
雲の多い空模様が続きます

午前3時の気圧配置をみても
千島の東には移動していった高気圧があり
日本海と黄海にも高気圧中心があって
ほとんど停滞として解析されています

この高気圧の帯の南側には
間隔の狭い等圧線が東西に4本
流れており

その南には熱帯低気圧が2つ
解析されている
といった今朝の気圧配置です

T2219_221014

午後3時には南シナ海にあった
熱帯低気圧は台風19号(ソンカー)
に昇格しました

日本への影響はなく
このまま西へ進む予想となっています

そしてもう1つの南鳥島近海にある
熱帯低気圧が台風20号になりそうな
予想がでています

沿岸部の風向き・風速

アメダス風向風速_221014_0700

今朝も北から高気圧が覆った
状態が続いており
大きな風の流れとしては
千島の東の高気圧の南縁から
吹き出す東~北東の風が

日本の南に東西に長くのびる
等圧線に向けて流れ込むような
感じとなっており

今日も北よりの風が続き、
時間帯によっては
かなり強めの北風が吹いた
ポイントも多かったようです

今日の波・うねり

沿岸波浪実況図

沿岸波浪実況図

昨夜21時と午前9時の
沿岸波浪実況図です

日本の南海上では
東西に長くのびる間隔の狭い
等圧線に沿って
東風が吹いている距離が長く

東からの波が高い状態が
続いています

千葉・湘南エリアの波

沿岸部の風は北よりの風で
うねりの向きは東うねりがベース
で反応しているといった状況なので

東に開いたポイントでは
頭サイズの十分なセットの波が
入ってきているようであり

南向きのポイントでは
これよりも少しサイズは下がりそうですが
それでも十分遊べるミドルサイズの
セットの波が入ってきていました。

北風が強めに吹く時間が
多くなったので
北風をかわすポイントで
サーフィンするのが無難でしたが

朝一は北西の風が吹いている
時間帯もあって
一宮周辺など東うねりに敏感な
ポイントでもそこそこできる
波も入ってきていたようですね

十分なサイズの東うねりが
入っているのが見えましたが

セットが入ってくると
かなりハードなコンディションで
入っている人は少なかったです

 

こちらは潮が多い時間帯だと
アウトで割れても途中でまた
厚くなってしまい

インサイドはかなり
ワイドで速い波にリフォーム
されるようなコンディション

こちらは北風が吹いていたので
サイドオフでそこそこまとまった
セットが入ってきており

東うねりなので
レフト方向にたまにいい感じの
セットが入ってきてました

こちらは北風の影響をもろにくらって
まとまりないワイドで
ジャンク気味なコンディション

さすがに誰も入っていませんでした

今日の暦と潮回り

【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/10/14
日の出:05:43 / 日の入:17:06
中潮
満潮:07:11(137cm) / 17:59(150cm)
干潮:00:28(24cm) / 12:20(90cm)

【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/10/14
日の出:05:47 / 日の入:17:09
中潮
満潮:07:33(138cm) / 18:09(145cm)
干潮:00:48(16cm) / 12:45(88cm)

明日/明後日の気圧配置と風と波

明日/明後日の9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明日/明後日の午前9時の予想気圧配置です

明日も関東より北のエリアに
高気圧が張り出してくる
予想気圧配置となっており、

今日と同じく北よりの風が入って
関東地方だけスッキリしない
空模様が続きそうです

高気圧の帯の南側には
等圧線が東西に流れる状態も続き、
このエリアでは東からの風が
明日も続きそう

また更に南の海上には、
南シナ海の台風19号とフィリピンの東
にある熱帯低気圧

そして明日の朝までには
南鳥島付近にある熱帯低気圧が
台風20号に昇格する見込み
となっています

沿岸部の風向き・風速

明日も高気圧が北から覆う
気圧配置となることから、

これら高気圧から吹き出す風が
日本の南にある東西に長い等圧線に
むけて北〜北東の風が吹く流れが
続きそうです

今日より風は若干弱くなりそうで
朝一から午前中は北西~北風が
メインで吹きそうですけど

昼前からは北東~東の風にシフト
する流れとなってきそう

これからの時期にはよくあることですが、
朝一だけは北西の風が吹く時間帯が
少しあるものの、

すぐに北風に変わり
その後北東の風にシフトする
といった風向のパターン
かと思います

明日の波・うねり

沿岸波浪予想図

今夜21時と明日9時の
沿岸波浪予想図です

房総半島沖では
東からの波がメインで反応し
周期9秒、波高2.2m

相模湾沖も同じく
東からの波がメインで
周期9秒、波高1.8m

がそれぞれ予想されています

今朝の房総半島沖は2.8mとして
解析されていたので、

今日よりかは東うねりは
ややダウン傾向とは
なってきそうですが、

はるべえ
それでも明日も十分なサイズで
東うねりは続きそうです

明日のざっくり風と波イメージ

ざっくり風とうねり221014

  • 高気圧の帯の南側で
    東うねりが強い状態が続く
  • 沿岸部は北~北東の風がやや強め、
    朝一だけ北西の風があるかも
  • 日中時間帯は潮が多い時間が続く、
    昼の干潮時間帯をチェック

明日の千葉エリアも
今日と同じ傾向でのポイント選び
となりそうです

東うねりは十分なサイズで
続きそうなので、

はるべえ
風向きと潮回りのタイミングで
ポイント選ぶするのがよいでしょう

勝浦の潮位データ_221014

勝浦の潮位ですが
朝一から潮が多い状態でのスタートとなり

昼の干潮時刻も100㎝を下回る時間が
ほとんどなく、一日を通して潮が
多い時間帯のほうが多そうです

千葉エリアは
北〜北東の風がやや強めに
吹く時間帯が多いことから、

北東の風を軽減するポイントで
干潮時刻を意識してタイミングよく
入りたいところですね

午前中は今日の波で掲載した
写真とだいたい同じような
コンディションが見込まれる
のでは
ないかと思います

朝一狙いであれば
北西の風が吹いている
可能性もあるので、

今日はまとまりなかった
東向きのポイントでも
少しまとまる時間帯があるかも
しれませんが・・・、

サイズも大きく波数も多そうなので
技量に合わせて入るかどうか
したほうがよいかと思います

沿岸波浪予想図でも記載したとおり
相模湾沖でも波高が2mオーバーで
解析されていたことから

今日は湘南エリアや平砂浦でも
東うねりがまわりこんで
少しサイズがアップ
してきた
ようでした

明日は今日よりダウンして
しまいそうですが
何とかできるサイズの波は
続くのではないでしょうか

明日の暦と潮回り

【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/10/15
日の出:05:44 / 日の入:17:05
中潮
満潮:07:56(129cm) / 18:20(144cm)
干潮:01:03(29cm) / 12:43(98cm)

【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/10/15
日の出:05:47 / 日の入:17:07
中潮
満潮:08:21(129cm) / 18:28(139cm)
干潮:01:23(21cm) / 13:09(97cm)

友だち追加

休日の前日+不定期に
ブログ更新情報やおすすめ情報などを
配信しています

「コレクトサーフ」サーフィンのONLINE SCHOOL
詳細はこちらからご覧ください~目から鱗の情報が沢山あります

気象実況データ

Windy:https://www.windy.com/

Wind

Waves

Swell1

過去の「今日の気圧配置と波情報」

過去5年分の今日の記事を紹介しています

【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/10/14)
10月14日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/20211014/wave-22847/
2020
https://asasfsas24.com/20201014/wave-15522/
2019
https://asasfsas24.com/20191014/wave-10401/
2018
https://asasfsas24.com/20181014/wave-5033/
2017
https://asasfsas24.com/20171014/wave-396/

「いい波にのるために」シリーズ

Kindle電子書籍
「いい波にのるために」シリーズ Vol1~6
好評発売中です。Amazonでも高評価を頂いてます。
https://amzn.to/3gyh2my

今日の記事は以上です。

潮回りの仕組み

週末サーファーがいい波に乗るために。今回は「潮回り」に関する記事です!前回の記事では、サーフィンをするときには潮の状況をよく知っておく必要があるという内容を記載しました。[sitecard subtitle=[…]

潮の満ち干き
潮回りに合わせて海に入る

今回は「潮回り」に関する記事です。波に乗るためには気象だけでなく潮汐にも注目することが必要です。波が崩れることは水深と大きく関係しており、潮の満ち引きによって海の水かさが増減し、波の崩れるエリアの[…]

いい波に乗るために潮回りに合わせて海に入る
うねりの向きを知っていい波をあてる

はるべえはるべえ@波乗りお天気ブログを毎日更新している気象予報士です/貴重な週末の休みの日に海に行くならいい波に乗りたいですよね!\週末サーファーの方なら誰もがそう思っているかと思いま[…]

うねりの向き
台風の知識

サーファーが知っておきたい台風に関する知識シリーズ4回目です。前回までの記事をざっとおさらいしておきますと1回目はそもそもの台風の定義のところから、台風の強さや大きさのカテゴリについて記載していますhttps://asasfsa[…]

波をつくるための風

/サーファーはいつも風を気にしています\はるべえはるべえ@サーフィン大好きな気象予報士です。そうなんですサーファーはいつも風を気にしているんですよね海に行く前日はもとより平日の[…]

波をつくるための風
沿岸で吹く風

はるべえはるべえ@波乗りお天気ブログを毎日更新している気象予報士です今回はビーチで実際に我々が感じることのできる「風」について・・・サーファーにとってのもうひとつの”風”前回の記事に記載しましたと[…]

サーフチェックサムネイル
“天気図から風と波を予想していい波をあてる”をテーマに、週末サーファーがいい波にのるための、気象・海の知識と経験則についてKindle電子書籍にしました。

Kindle Unlimited」への登録で、全ての本は30日間無料で読めます。Amazonユーザなら登録は簡単です Kindle Unlimitedはこちらから
南海上には台風19号と20号が発生⁈
最新情報をチェックしよう!