【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識
気圧配置&天気と波情報 : 南西うねりの反応状況に注目
午前3時の実況天気図 ASAS
台風13号は石垣島あたりを通過して東シナ海を北へ時速20kmで進んでいます。
非常に強い勢力となり昨日は宮古島で今年一番の暴風が吹き荒れたようで被害がでてしまっている模様。
このまま東シナ海を北上を続けて黄海を指向する進路予想となっています。
一方、進路として気になるのが台風15号です。
現在は南鳥島付近にあり、高気圧の縁辺を西北西に進んでいます。
その後日本の南海上で進路を北寄りにシフトさせて本州に近づいてくる見込み。
現時点での予報円では関東から近畿の太平洋側のどこかに接近し上陸する予想となっています。
タイミングとしては日曜の午後あたりから台風の雲がかかりはじめて夕方からは雨風の影響が少しでてきそう。
日曜深夜から月曜未明にかけて上陸したのち、進路を北東方向へ転向させて本州を縦断していく予想です。
台風13号からの南西うねりは昨日の夕方時点では反応してなかったようですが、今朝は西日本でわずかに反応してきたような状況。
和歌山の磯ノ浦や四国の内妻では昨日より少しサイズアップしてきて、筋張ったうねりが入ってきているようです。
四国の内妻では腰くらいまでアップ、磯ノ浦では腿腰サイズまで反応中。
御前崎でも腰腹くらいのサイズの反応が出てきたようです。
昨日の夜にも以下のツイートをしましたが、同じようなコースを通った今年の台風5号の場合は、ちょうど今の台風13号の位置のあたりでは磯ノ浦では胸肩から頭くらいのサイズが反応してきていました。
今日は結局、台風13号からの南西うねりは西日本でも反応しなかったようです
画像は7月中旬に同じようなコースを通った台風5号からの南西うねりが磯ノ浦に反応しだしたときの台風の位置
この時は石垣島を通過して少し北上したあたりから、磯ノ浦がサイズアップしてきました。#台風 #台風13号 pic.twitter.com/paqDXZAUBF
— はるべえ@週末サーファーのための波乗り気象学 (@asasfsas24) September 5, 2019
今回はまだそこまで反応がでてませんが、やはりその時々の周辺の気圧配置や台風自体の特徴の違いにより反応の度合いが変わってきます。
よしっささん @Navy_hisa からありがたいコメント頂きましたが、前回と違うのは東にある高気圧の位置。
前回は高気圧の中心が南寄りにあったことから太平洋側に南の風が入りやすく南西うねりも入りやすい気圧配置でした。
強風半径の大きさから和歌山県沖の太平洋の大気に対して影響が少ない、加えて本邦の南東にある高気圧の影響で7月は南よりの風が卓越していたことがあるかと見ています。
今回は東北地方の東に高気圧があるため東から南東の風となり和歌山県に影響が少ない東よりの波向となっているかなと。 pic.twitter.com/z1qOeYrzzW— よしっさ(yosi-sa.blue) (@Navy_hisa) September 5, 2019
今回の台風13号は東海上の高気圧の中心が台風5号の時よりも北偏しており、南の海上では南西うねりとは逆となる東から南東の風とうねりとなっていることから、前回台風5号のときよりも南西うねりの反応が若干鈍くなっていると思われます。
明日にかけてはもう少し反応が良くなってくると思いますが、千葉南と湘南への南西うねりの反応は当初期待していたよりもサイズアップはしてこないかもしれませんが、サーフィン楽しむには十分な波の反応はありそうです。
引き続き、南西うねりの反応状況をチェックしていきたいと思います。
昨日の状況はこちら
気圧配置&天気と波情報 : 台風15号は日曜に接近か⁈午前3時の実況天気図 ASAS台風13号は宮古島の南にあり時速10kmで北へゆっくりと進んでいます。中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は秒速45mです。昨日[…]
千葉・湘南 風、波、潮の状況と今日の注意事項
気象庁 アメダス 風向風速(関東地方)
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1
今朝の千葉エリアは、不安定に弱い風。
霧が発生しているようで沿岸部では風は弱い状況のようです。
千葉エリアでは東ベースのうねりに弱く反応した状況が続いています。
東海上にある高気圧の吹き出しによる東から南東うねりはもう少し反応してきそうなものの、今朝も一宮周辺では膝腿から腰くらいの物足りないコンディションです。
千葉南エリアも同じくらいのサイズ感で腿腰くらい。物足りないながらも少し東よりのうねりの反応が良くなってきた感じもあります。
湘南はスモールサイズが継続。
ただやはり東うねりの反応がよくなってきているのか、吉浜では少し東うねりの反応が出てきた模様。
今日の注意事項は、、、
西日本から東海エリアの南向きのポイントから南西うねりの反応が良くなってきてサイズアップしてくる見込みです。
どこまでサイズアップしてくるかはわかりませんが、ビギナーの方はコンディションの急変もありうることから注意が必要です。
今日の後半からこの週末は自身の技量に応じたポイントへ向かうなど無理しないようにしたいところです。
今後の気圧配置と波: 台風15号の南東うねりも反応してきそう
午後9時の予想天気図 FSAS24
台風13号からの南西うねりがもう少し反応よくなってきそうです。
今回はどこまで反応してくるのか、台風5号のときと比較しての反応具合とタイミングについては非常に興味深いところがあるので、よく状況はチェックして記録に残しておきたいと思います。
御前崎あたりまで反応が少しでてきたようなので、このあと伊豆の多々戸の反応状況と、湘南と千葉南エリアへの反応がいつどれくらいのサイズで反応してくるのか、注目です。
明日午後9時の予想天気図 FSAS48
明日の朝までには湘南と千葉南エリアにも南西うねりが大きく反応していることを期待したいですが、どこまで反応してくるか。
少なくともサーフィン楽しめるサイズまでは反応してくるはずで、ファンウェイブなコンディションにはなってきそうです。
ただ内房が反応してくるまでのうねりになるかどうかは微妙なところでしょうか。
千葉北エリアには南西うねりが回り込むため朝一は大きなサイズアップにはならなそうですが、ポイント選べば程よく遊べる波がありそう。
後半には台風13号からの南西うねりに加えて台風15号からの南東うねりの反応が出てくるかもしれません。
千葉北エリアも南東うねりに反応してきて夕方は更にサイズアップしてくるかも。
午後から夕方にかけてはビギナーの方は注意が必要となります。
過去の同じ日の気圧配置と波情報
9/6 3:00 ASAS高気圧は東へ移動し西から前線を伴った低気圧が東進中。全国的に天気は雨が降りやすい状況、この低気圧が週末にかけて東の海上に抜けてやや発達してくる見込み。東から北東のうねりが期待できるかもしれない。今朝の千葉エリア[…]
各エリア : 今日のこよみと潮まわり
千葉エリア:今日のこよみと潮まわり(勝浦)
2019/09/06
日の出:05:15 / 日の入:18:01
小潮
満潮:10時11分(113cm) / 20時32分(136cm)
干潮:03時11分(48cm) / 14時35分(96cm)
湘南エリア:今日のこよみと潮まわり(江の島)
2019/09/06
日の出:05:17 / 日の入:18:03
小潮
満潮:10時29分(111cm) / 20時29分(131cm)
干潮:03時29分(44cm) / 14時51分(95cm)
伊良湖エリア:今日のこよみと潮まわり(赤羽根)
2019/09/06
日の出:05:28 / 日の入:18:13
小潮
満潮:11時18分(140cm) / 21時52分(153cm)
干潮:04時20分(64cm) / 16時11分(114cm)
磯ノ浦:今日のこよみと潮まわり(和歌山)
2019/09/06
日の出:05:36 / 日の入:18:20
小潮
満潮:12時19分(148cm) / 22時34分(159cm)
干潮:05時20分(73cm) / 17時00分(131cm)
宮崎:今日のこよみと潮まわり(宮崎)
2019/09/06
日の出:05:53 / 日の入:18:33
小潮
満潮:11時49分(157cm) / 22時44分(168cm)
干潮:04時58分(67cm) / 17時00分(120cm)
仙台新港:今日のこよみと潮まわり(仙台新港)
2019/09/06
日の出:05:10 / 日の入:18:00
小潮
満潮:09時08分(117cm) / 19時33分(151cm)
干潮:02時15分(53cm) / 13時27分(102cm)
関連データリンク情報
気象庁 アメダス 風向風速
関東地方
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1
近畿地方
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/211.html?elementCode=1
気象庁 波浪実況・予想図
https://www.data.jma.go.jp/gmd/waveinf/tile/jp/index.html
気象庁 レーダーナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
台風情報
台風情報は刻々と更新されるので以下より最新の情報をご確認ください。