いい波に乗るために~エリア毎の特徴とうねりの向き(千葉~伊良湖)

週末サーファーがいい波に乗るために

週末サーファーがサーフィンできる時間は非常に限られていますが、その限られた時間の中で ”いい波” をあてるために知っておきたい気象や海に関する知識について情報配信しています。

・風の向き・強さ・持続時間によるうねりの向きと強さ

・太陽と月と地球の位置関係から変化する潮まわりと毎日の干潮・満潮の時間による潮の動き

・ポイント毎の向きと地形・周辺ロケーションの環境などによる波のコンディション

その他、サーフィンに関連する話題や安全にサーフィンを楽しむための記事も随時配信していきます。

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ポイント毎に異なるうねりの反応

前回の記事では「うねりの向き」について記載してみましたが、
今回は日本のサーフエリアの特徴や反応するうねりの向きについて記載してみようと思います。

ポイントの向きによってうねりが入りやすいのかどうかについては何となくイメージがつくかと思います。

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うねりの向きとポイントの向きがわかっていれば、地上天気図を見ただけでどのエリア/ポイントにはサイズがあって、どのエリア/ポイントはフラットなのかがざっくりわかるようになります。

今回はまず個別のポイント毎ではなく、もう少し大局的に日本を見て、各エリア毎(県単位くらいのレベル)のうねりの反応や特徴について記載していきます。
 
わたしの知っている範囲でのかなりざっくりとした記載になりますが、おおよその反応具合がわかるかと思います。

※今回もSurfingRepsさんのホームぺージにわかりやすいサーフポイントがありますので、そちらを引用させていただいてます。

千葉エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/chiba.html

首都圏の多くの週末サーファーが通う千葉エリア。

都内から一番近い千葉北エリアの片貝周辺は、夜中など空いていれば1.5時間もあれば到着できます。

またアクアラインを使えば、千葉南エリアの鴨川から千倉エリアと平砂浦も2時間程度で到着することが可能です。
 
メジャーなポイントだけでいうと、北は飯岡から南は平砂浦まで、ビーチもありリーフもありの、非常にバラエティに富んだポイントが揃っています。
全国でも年間を通してこんなコンスタントに波のあるエリアはないと思います。

QS6000 ICHINOMIYA CHIBA OPEN@志田下

千葉県は本州のちょうど東の付け根に位置しており、東西南北のほぼ全ての方角からのうねりに反応するという、非常に波に恵まれたロケーションです。
1年中、千葉の海岸線のどこかではサーフィン可能な波が割れています。

うねりのベースとなるのは、はるか東海上にある高気圧からの吹き出しによる東うねりです。
この高気圧の中心位置と等圧線の配置によって、千葉をはじめとする太平洋側のポイントは大きく影響をうけるため、本ブログでも高気圧の位置についてはいつも気にして記載しています。

夏になれば高気圧の中心が日本の近くまで近づくことで南から南東のうねが入りやすい気圧配置になってきますし、南海上に台風があれば南から南西のグランドスウェルにももちろん反応します。
 
冬になればアリューシャン付近の低気圧からの北東うねりが千葉北エリアを中心に良く反応、冬場に湘南にも反応がでる 西うねり にも千葉南エリアが反応してきます。

強いうねりによりメジャーなビーチブレイクのポイントがクローズしたとしても、千葉県内の海岸線を走ればどこかしらで強いうねりや風をかわすポイントがあります。

また台風や春一番などの強い南~南西うねりが入れば内房でもサーフィン可能となり、外房とはまた違ったブレイクを楽しむことができます。

湘南エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/syonan.html

相模湾の奥に位置する湘南エリアは内海となるため、千葉よりうねりの反応は限定的です。

とはいっても、北うねり以外の西~東うねりまで反応するエリアであり、うねりの向きによって鎌倉~湯河原吉浜までポイントセレクトが可能です。

冬場の御前崎沖合で強く吹く西風による西うねりは鎌倉エリアで反応がよくなり、太平洋高気圧からの東から南東うねりには、西湘方面から吉浜エリアで反応が良くなってきます。

Tsujido beach @ Shonan Area

相模川から江の島までの海岸は遠浅のビーチなので、鵠沼から茅ケ崎まではサンドバー次第でどこでもサーフィン可能ですが、相模川から西のエリアは深い地形の多いエリアとなるため、平塚や大磯などサーフポイントは限定的となります。

また江の島から東の鎌倉から葉山のエリアはリーフのポイントが多く存在します。

北緯20度線を越えてきた台風からの強い南西うねりが入ると、鎌倉エリアを中心にしたリーフブレイクが真価を発揮するようになり、R134からは素晴らしいブレイクを見ることができます。

パタゴニア

伊豆エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/izu.html

伊豆半島は西~南~東まで海に囲まれており、北うねり以外の広範囲なうねりに反応するエリアです。
ただコンスタントにブレイクするメインのポイントは半島の東側に点在しており、東~南ベースのうねりに主に反応します。

東京から日帰りだとちょっとしんどいので、首都圏サーファーのプチトリップ先として伊豆に行く週末サーファーは多いです。

Tatado beach@Izu

水の透明度というかエメラルドグリーンの海はほんときれいで、海に入っているだけで心地よい感じがします。

西伊豆には強いうねりが入ったときにブレイクしはじめるポイントがあり、波情報には載らないポイントが存在しています。

静波・御前崎エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/shizuoka.html

東に向いた静波エリアと遠州灘の東端に位置する御前崎エリアではうねりの反応も異なってきます。

静波エリアでは東ベースのうねりがメインとなり、南うねりにも反応します。
御前崎エリアは西~東までの広範囲にうねりをひろうため、コンスタントにサーフィン可能なエリアです。

Pacific Ocean seen from Omaezaki Lighthouse

また御前崎から静波エリアはうねりの向きや風向きにより、風やうねりをかわすポイントへの移動が柔軟にできる便利なエリアです。

浜松エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/hamamatsu.html

御前崎から西へ向かうと遠州灘には無数のポイントが点在しています。

浜松から舞阪エリアにも多くのポイントがあり、ポイント毎に微妙に反応するうねりの向きは異なりますが、おおよそ西~東までの広い範囲のうねりに反応するエリアです。

HamanakoToriiBentenjima

ただし長い海岸線が続くため、地形的に風の影響を受けやすいという特徴があります。

伊良湖エリア

出典:SurfingReps http://www.surf-reps.com/point/irako.html

遠州灘の西端に位置するのが伊良湖エリアです。このエリアも西~東のうねりに反応するポイントが多いです。

大きな大会が開催される赤羽根ロングビーチ(ロコポイント)や台風の強いうねりが入ったときに真価を発揮するリーフポイントなど、遠州灘のエリアの中でもバラエティ豊かな波を楽しめるエリアだと思います。

akabane longbeach

国道42号線の交差点の名前をよく覚えておく必要があります。細い道を抜けて海岸にでる瞬間の風景がいいです。

コンスタントに波のあるエリアですが、冬の西高東低の気圧配置になるとフラットな日が多くなります


今回は千葉を起点として西へ進み東海エリアまで記載してみました。

エリア毎のロケーションやポイント毎のビーチの向きによって、
どの気圧配置のときにはどの方向からうねりが来て、どのエリアのどのポイントに反応がありそうだ、、っということが、地上天気図を見ただけでざっくりわかるようになればと思います。

次回は、伊勢~九州までの西日本太平洋側のエリアについて記載します。

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