週末にかけて太平洋側はサーフィン楽しめそう!【2019.5.13】

気圧配置と波情報 : 宮崎や四国は南東うねりの反応がよくなってくる

午前3時の実況天気図 ASAS

北日本に中心を持つ高気圧に覆われています。

千葉や茨城の沿岸部には昨日から引き続いて高気圧からの吹き出しによる北東ベースの

風が入っている状況で今日もすこしヒンヤリと感じる朝になっています。

千葉以北の太平洋側は昨日と同じくらいのサイズ感が続き、腿腰から腹くらいの波。

はるか東海上にある高気圧からの東よりの弱いうねり、アリューシャンの南海上あたりにある低気圧からの東うねりが弱めに反応しているような状況です。

湘南にもうっすら南東の波が反応しているくらい。

東海エリアでは御前崎から伊良湖までも腰腹くらいのサイズがあり遊べるだけの波はありそうですが、伊勢より西の太平洋側はうねりの弱い状況です。

はるか南の海上には熱帯低気圧があり1008hPaでウロウロ。

一方で南西諸島には大陸から前線が近づいていて、梅雨入りが近くなってきているような気圧配置です。

だいぶ季節が進み、天気図上に現れる登場人物も夏にむけて変化してきています。

午後9時の予想天気図 FSAS24

今朝の気圧配置から大きな変化はなくゆっくりとした気圧系の動きになっています。

関東の沿岸部には朝は北東からの風がメインですが、次第に東から南東の風にシフトしてきそう。うねりは概ね同じくらいで続きそうです。

明日午後9時の予想天気図 FSAS48

日本付近を覆っている高気圧が東海上に中心をシフトさせて、南の縁辺を流れる東から南東の吹走距離が長くなってきています。

高気圧は気圧傾度が緩やかなんですが、同じ気圧傾度であれば低気圧よりも風は強く吹きます。よって高気圧縁辺を吹く風の距離と吹き続ける時間が長くなれば、うねりは十分に発達します。

今週はこの東海上の高気圧の縁辺をまわる風(高気圧からの吹き出し)による、東から南東うねりの反応が太平洋側には出てきそう。

週間アンサンブル予想図 FEFE19

北日本から広く覆っている高気圧に注目な1週間。

明日あたりから宮崎や四国から南東のうねりの反応が良くなってきそうです。

次第に南紀や伊勢、伊良湖から御前崎までも南東のうねりの反応がでてきそう。

千葉・湘南 風、波、潮の状況と今日の注意事項

今朝の千葉エリアは、北東の風。

腰腹くらいのサイズで昨日と変わらず北東ベースの風が吹いています。

次第に東から夕方までには南東の風に変わりそう。

ポイントによっては腿腰から腹くらいはありそうなので、風の影響はでてしまってますがサーフィンはできそうです。南東にシフトしてきたら一宮周辺などに移動したほうが若干の風は軽減できるかもしれません。

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高気圧からの吹き出し2

千葉エリア:今日のこよみと潮まわり(勝浦)

2019/05/13

日の出:04:37 / 日の入:18:37

小潮

満潮:00時08分(117cm) / 10時42分(104cm)

干潮:05時55分(87cm) / 17時50分(37cm)

湘南エリア:今日のこよみと潮まわり(江の島)

2019/05/13

日の出:04:39 / 日の入:18:38

小潮

満潮:00時47分(128cm) / 10時54分(110cm)

干潮:06時39分(98cm) / 18時16分(40cm)

今日の注意事項は、

高気圧の後面に位置するようになり海からの湿った空気がはいって曇が多い空模様。

一部で大気の状態が不安定にもなりそうなので、山沿いが中心かもしれませんが、海に入っている間は念のため空模様を気にしておいてください。

オンショアからサイドオンベースの風になり強めに吹くポイントもありそうなので、今日も左右へのカレントを海に入る前に良く見ておきましょう。

初心者の方は海に入る前には、既に海の中にいるサーファーが流されているかどうかを少し観察して、今日はどっちに流されるのかを確認してから入ったほうが良いです。

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