今日も大雨懸念の気圧配置、九州から山陰にかけて引き続き厳重警戒【2019.8.29】

気圧配置&天気と波情報 : 大雨発現パターンの天気図

午前3時の実況天気図 ASAS

昨日は九州北部の佐賀、長崎、福岡では大雨に関する特別警報が発令され、多くのニュースやtwitterでも報じられているような被害が出てしまっています。

昨日の記事でも少し触れましたが、これは停滞する前線にむけて南海上にある太平洋高気圧からの暖湿流が海からダイレクトに入って大雨となる気圧配置。

以下は午前6時半頃の状況ですが、今朝も激しい雨が降ってる地域があります。山口から島根にかけても大雨発現の可能性があり警戒が必要です。

今回は秋雨前線ですがよくみられるのが梅雨末期の梅雨前線での豪雨発現のパターン。

この前線がどの位置になるかによって、大雨の発生する地域が異なってきますが、海からダイレクトに暖湿流が入る九州から山陰、北陸から東北地方の日本海側で発生するケースが多いです。

昨日はちょうど前線が九州の北部に位置していたことから、長崎や佐賀で線状降水帯が発生して大雨が長時間続く状況となりました。

この前線が例えば北陸地方にかかっていれば福井や石川でも同じような事象が発生する可能性があります。もうだいぶ前ですけど福井豪雨というのがありましたが、これも前線がちょうど北陸に停滞していてそこに南の高気圧から暖湿流が入る気圧配置により発生しました。

ということで、この前線の位置によって発現する地域が九州以外の山陰地方などでも
発現する可能性がありますので、引き続き警戒が必要となります。

昨日の気圧配置と波情報

気圧配置&天気と波情報 : 九州北部に大雨特別警報が発令午前3時の実況天気図 ASAS秋雨前線は昨日の朝には日本の南海上に位置していましたが、西日本から北上してきており今朝は関東地方も前線の南側に位置するまでになりました。[…]

千葉・湘南 風、波、潮の状況と今日の注意事項

気象庁 アメダス 風向風速(関東地方)
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1

今朝の千葉エリアは、南西の風が強く吹いています。

昨日と同じような気圧配置で、関東地方は前線の南側に位置しており、高気圧の縁辺をまわる風が前線に吹き込むようになり、千葉や湘南では南西の風が今日も吹き続けそうです。

千葉エリアでは南向きのポイントではサイズアップしていますが、まとまりのないオンショアコンディションで乗れる波はかなり少ないコンディションが多くなってます。

南西の風がオフショアとなる一宮周辺や千倉周辺では波が抑えられてしまい、膝腿くらいのスモールコンディション。

今日も期待できない波となってしまいそうです。

湘南も朝から南西の風がやや強めに入ってます。昨日からオンショアが続いており、風波でサイズアップはしてきています。

鵠沼周辺では腰腹から胸くらいまではありそうですが、まとまりのない波で乗れる距離も短め。風波の時は鵠沼などのビーチよりもさらに奥に位置する由比ヶ浜などの方がオンショアながらも比較的まとまってできるときがあるので、チェックしても良さそうです。

昨日も茨城の鹿嶋エリアでは腰腹くらいの東からの波があったようです。今日も南西の風で面も合う状況が続くのでうねりに敏感な鹿嶋エリアに向かうのが無難かもしれません。

今日の注意事項は、、、

南よりの風が吹き続くと千葉や茨城エリアでは水温が低下してきます。

水面にある暖かい海水が沖に流れてしまい下の方にある冷たい海水が湧き上がってくる沿岸湧昇という現象です。

これだけ南よりの風が吹き続いていることから今日あたりから下がってきそうな感じ。

千葉北や茨城へ向かう時シーガルは持って行った方がいいかもしれません。日中はスプリングでもいけるとは思いますが、朝一にはスプリングでは寒そうです。

今後の気圧配置と波: 南西の風が続きそう

午後9時の予想天気図 FSAS24

秋雨前線は関東地方ではやや南下しつつも停滞している状況、南の高気圧からの南西ベースの風が吹きやすい状況が続きそうです。

前線が更に南下してきたりした場合は、風が不安定におさまったりもするかもしれませんが、基本的には南西の風が続くと考えておいてよいかと思います。

夜になっても九州北部に秋雨前線がかかり続けている予想天気図です。
昨日のような雨が再度降る可能性があり、引き続き厳重な警戒と早めの避難が必要な状況が続きます。

また河川が氾濫したことでかなり広い範囲での浸水が発生してしまったことから、この後の後片付けなども大変な作業となります。

これ以上の被害拡大がないことを祈るばかりですが、引き続き九州から山陰にかけては早めに最善の行動がとれるように準備して頂ければと思います。

明日午後9時の予想天気図 FSAS48

関東地方の前線は北に大きく盛り上がり、逆に九州付近の前線は南下する予想天気図です。

千葉と湘南は引き続き南西の風がベースとなりやや強めに吹く状況が続くでしょう。

明日も同じようなコンディションが続いてしまいそうで、湘南はサイズアップながらもオンショアのまとまりない波、千葉も南向きポイントではまとまりない波で、九十九里エリアではサイドにかなり流されそう、一宮周辺は波が抑えられてスモールなコンディションといった感じになりそう。

今日も鹿嶋エリアの反応が少しでもよければ、明日もこのエリアを狙うのがいいかもしれません。

また前線が九州南部にかかり、今度は熊本や鹿児島でも大雨発現の可能性が出てきます。

引き続き気象情報を確認して、早めに行動がとれるように準備しておくことが必要となってきます。

くれぐれもご注意ください。

過去の同じ日の気圧配置と波情報

OnThisDay(2017/08/29)

8/29 3:00 ASAS台風15号は発達しながら北北東へ進む。フィリピンの東の海上にも熱帯低気圧があり西へ進んでいるがこちらも台風に昇格となりそう。南の海上での熱帯擾乱の動きが活発になってきている。日本付近は日本海に前線があり東へ進[…]

IMG
OnThisDay(2018/08/29)

8/29 3:00 ASAS 気圧配置と波情報日本の南の海上には高気圧があり東海から西日本を覆っているが、関東の東には小さな低気圧がありそこから北西方向へ前線がのびている。またオホーツク海にあった高気圧は南へ張り出してきている。[…]

各エリア : 今日のこよみと潮まわり

千葉エリア:今日のこよみと潮まわり(勝浦)

2019/08/29
日の出:05:09 / 日の入:18:12
大潮
満潮:02時43分(147cm) / 16時38分(149cm)
干潮:09時43分(6cm) / 22時05分(82cm)

湘南エリア:今日のこよみと潮まわり(江の島)

2019/08/29
日の出:05:11 / 日の入:18:14
大潮
満潮:03時02分(148cm) / 17時02分(153cm)
干潮:10時07分(0cm) / 22時29分(82cm)

伊良湖エリア:今日のこよみと潮まわり(赤羽根)

2019/08/29
日の出:05:23 / 日の入:18:25
大潮
満潮:03時58分(174cm) / 17時31分(188cm)
干潮:10時43分(13cm) / 23時12分(85cm)

磯ノ浦:今日のこよみと潮まわり(和歌山)

2019/08/29
日の出:05:31 / 日の入:18:31
大潮
満潮:04時48分(187cm) / 18時09分(204cm)
干潮:11時30分(16cm) / 23時51分(94cm)

宮崎:今日のこよみと潮まわり(宮崎)

2019/08/29
日の出:05:48 / 日の入:18:43
大潮
満潮:04時35分(199cm) / 17時56分(209cm)
干潮:11時15分(13cm) / 23時40分(86cm)

仙台新港:今日のこよみと潮まわり(仙台新港)

2019/08/29
日の出:05:03 / 日の入:18:12
大潮
満潮:01時40分(155cm) / 16時01分(148cm)
干潮:08時58分(17cm) / 21時08分(102cm)

関連データリンク情報

気象庁 アメダス 風向風速

関東地方
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1

近畿地方
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/211.html?elementCode=1

気象庁 波浪実況・予想図

https://www.data.jma.go.jp/gmd/waveinf/tile/jp/index.html

気象庁 レーダーナウキャスト


https://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

台風情報

台風情報は刻々と更新されるので以下より最新の情報をご確認ください。

気象庁台風情報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/

米軍台風情報
http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

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