おはようございます、はるべえです。
5月に入り、気圧配置もすっかり夏のパターンに近づいてきましたね。
今日のテーマは、まさにこの「夏の気圧配置」。
天気図でよく見る「南高北低」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、
これは日本の南にある太平洋高気圧(小笠原気団)が張り出し、北側に低気圧が位置する典型的な夏型の気圧配置を指します。
この配置になると、南から暖かく湿った空気が日本に流れ込み、
全国的に晴れて蒸し暑い日が続くようになります。
日中は晴れても、午後になると入道雲(積乱雲)が発達し、局地的な雷雨やゲリラ豪雨が起こるのもこの時期の特徴です。
サーファーにとっても、風やうねりの傾向が大きく変わる季節。
今日の天気図を見ながら、この「夏の気圧配置」について整理していきましょう。
夏の気圧配置とは?|南高北低の基本構造

「夏の気圧配置」とは、
日本の南東にある太平洋高気圧(別名:小笠原高気圧)が日本列島を広く覆い、
北側のオホーツク海やシベリア付近に低気圧が存在する状態のことです。
夏の気圧配置の特徴まとめ
- 南東(太平洋側)に太平洋高気圧が広がる
- 北側に低気圧が連なる
- 南からの暖かく湿った空気が日本に流れ込む
- 全国的に晴れて高温多湿の気候に
この太平洋高気圧の勢力が強まると、安定した晴天が続き、
梅雨明け宣言の目安にもなります。
太平洋高気圧の仕組みと役割
太平洋高気圧は、亜熱帯の暖かい海上で発生する小笠原気団によって形成されます。
高気圧の中心では空気が下降して晴れやすく、風は時計回りに吹きます。
この高気圧の縁を回るように、
南からの湿った空気が日本列島に流れ込むため、
蒸し暑くジメッとした“日本の夏”が作られるわけです。
ただし、太平洋高気圧が北へ張り出しすぎると、
フェーン現象や猛暑日が増えたり、
高気圧の縁を回る台風の通り道ができやすくなったりします。
夏の気圧配置がもたらす天気と現象
この「南高北低」の配置では、
日中は安定した晴天が続く一方で、午後になると大気の状態が不安定になりやすくなります。
夏特有の気象現象
- 積乱雲の発生: 強い日差しで地面が熱せられ、上昇気流が発生して雲が発達
- ゲリラ豪雨・夕立: 局地的に強い雨が短時間で降る
- 台風: 太平洋高気圧の縁を回るように日本に接近・上陸する
このように、夏の気圧配置は「晴れ」と「不安定な雷雨」を同時に作り出す、
非常に特徴的な季節の気圧バランスなんです。
サーファー目線で見る「夏の気圧配置」
太平洋高気圧に覆われると、
太平洋側では風が弱く穏やかな日が多くなりますが、うねりは届きにくくなります。
つまり、波は小さく・天気は良いという典型的な夏のコンディション。
一方で、高気圧の縁を回るように発生する台風が接近すると、
その南うねりが太平洋側に届き、サイズアップすることもあります。
まとめ:夏の気圧配置を理解して天気を読もう
夏の気圧配置=「南高北低」
太平洋高気圧が日本列島を覆い、南から暖かく湿った空気が流れ込む
晴れて暑い日が続くが、午後は積乱雲や雷雨が起きやすい
サーファーにとっては穏やかで小波な季節だが、台風うねりに期待
気圧配置を見れば、「今日の空と波の理由」が分かります。
この夏も、天気図を見ながら気象を味方につけて、いい波を当てていきましょう。
今朝の気圧配置と空模様 : 海に入らない初のGW
では実際に今朝の気圧配置を見ていきましょう。
午前3時の実況天気図 ASAS

※しばらくは個別ポイントのコンディションや動画の掲載は控えてまして、概況レベルの記載に留めています。
5月2日土曜日です。
すでにGWは今週はじめの26日から始まっていたようですけど、本当の連休は今日から6日までの5日間ですね。
とはいっても、
今年はもう連休といってもなんだかよくわかりません。ずっと家にいるので曜日の感覚もなくなってますし、
外出自粛の要請がでていることから、行楽地はどこも閉まっているような状態。
海もほとんどの駐車場が閉鎖されており、海には誰も入っていない状況が続きます。
サーフィンをはじめてからだいぶ年月が経過しましたが、GWに海に入らない年は今年がはじめてとなりそうです。
海に入ろうと思ったらいつでも入れるんですけど、
なんか気持ちが落ち着かないというか、いい気分で海に入れないというか、、、
気兼ねなく海に入れないと思うんです。
幸いなことと言っていいのかわかりませんけど、ここ最近は波のない状態が続いていたことで自分にも諦めさせることは出来ているような感じです。
どうやら緊急事態宣言は延長されることとなりそうで、、、
この先が思いやられます。
もちろん商売されている方のほうがもっとしんどい思いをされていると思うので、、、
昨日の記事にも書きましたけど、次の1ヶ月は何でもかんでも自粛ではなくて、目的を明確にした意味のある自粛だけするような雰囲気になって欲しいものです。
テレビだけ見ていては不安を煽られることが多すぎて、その情報をそのまま何でもかんでも受け取ってしまうと、過度な自粛が増えてしまうはず。
5月6日までの最初の1ヶ月は、いかんせん誰も何もわかってなかった状態なので安全サイドに考えてそれでもよかったのかもしれませんけど、
これまでにいろいろなデータが集まってきているはずですし、そんな経験や知見を使って元の生活に戻す方向の話も、次の1ヶ月は進めていかないと…
完全にもとの状態には一気には戻らないのはみんなわかっていることなので、
部分的/限定的/段階的に解除/緩和していく進め方を、国を動かしている方には是非とも検討していただきたいものです。
〜
さて今日の気圧配置ですけど、
夏のような気圧配置が続いています
東海上にある高気圧が西へと張り出してきていて、今日も関東地方はすっぽりと高気圧の勢力下に。西日本は前線の雲がかかってきましたね。

昨日よりも更に気温はあがりそうで、殆どの都市で25度以上の夏日に。
内陸部では30度以上の真夏日になるところも出てきそうです。
このGWに入る前までは寒の戻りでかなり冷えたところも多かった分、急な気温の上昇により体がついていかなくて体調不良となることも起こります。
そして、室内でも熱中症には注意しないといけないくらいの気温にもなってきています。
こんなウイルスが蔓延していて医療機関も大変な状況ですので、体調を崩されませんようご注意ください。
昨日の記事はこちら
今朝の気圧配置と空模様 : 大胆かつ柔軟な方針を出して欲しい午前3時の実況天気図 ASAS※しばらくは個別ポイントのコンディションや動画の掲載は控えてまして、概況レベルの記載に留めています。おはようございます。5[…]
今朝の千葉・湘南エリアの風と波

☀️気象庁 アメダス 風向風速(関東地方)
https://www.jma.go.jp/jp/amedas/206.html?elementCode=1
☔️気象庁 レーダーナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
🌊気象庁 波浪実況・予想図
https://www.data.jma.go.jp/gmd/waveinf/tile/jp/index.html
🌀気象庁台風情報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/
今朝の千葉エリアは西から南西の風ですがかなり弱く吹いています。
今朝の千葉南エリアの早朝は霧が出ていて、遠くまで見通せないような感じでしたが、日が昇ってきて少し霧は晴れてきました。
沿岸部の風はほぼ無風。
今朝も6時の気温は16度から18度くらいはあり、今週前半の朝は一桁台でしたのでだいぶ暖かくなりました。

昨日も南西からの風が強めに吹き続いており、その南西からの風波の反応が昨日よりも良くなってきています。
千葉エリアではほとんどのポイントで右奥から斜めに入ってくる波となっていると思います。
湘南もこの南西からの風波によって昨日より少し反応が良くなってきているのではないでしょうか。
石廊崎の波浪観測も少し反応が出ている状態は続いています。

とは言っても、物足りないサイズ感であることは変わりません。
朝は霧が出ていたくらいなので風も弱く、風波ながらも少しまとまった波になってきていたと思いますが、これから日中はまた南西の風で面が乱れてくるポイントが多くなりそうです。
※緊急事態宣言によりしばらくは個別ポイントのコンディションや動画の掲載は控えようと思います。
※YouTubeには千葉の海や空の映像などを控えめにアップしていますので、よろしければチャンネル登録をお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UChclptxfHQYAEE6LnBsJHhQ
今後の気圧配置: 西から雨のエリアが広がる
明日からの気圧配置も見ていきましょう
今夜9時の予想天気図 FSAS24

今夜にかけても太平洋側には南西の風が入り込み続く気圧配置が継続します。
南に開いたポイントでは物足りないサイズ、かつ中途半端なオンショアのコンディションとなるところが多くなりそうです。
海の駐車場は閉鎖されていることですし、波もよくないコンディションが続きそうなので
、今日も陸トレのほうがよいでしょう。
人のいないところでこっそりスケボーでターンの練習をするなんていうのがいいですね。
ただスケボーも音が結構するので、近所迷惑にならない程度に。。。誰も知らない斜壁のポイントが近くにあるといいんですけどね。
明日夜9時の予想天気図 FSAS48

明日は西日本から天気は下り坂となり、西から雨のエリアが広がってきそうです。
前線が東シナ海から明日の夜には九州南部にかかるくらいまで東進してきます。
関東地方は明日いっぱいは天気は持ちそうですけど、月曜は雨が降るエリアが多くなりそう。
関東地方は明日も南西の風が吹き続くと思いますが、前線が近くなり雨が近づいているエリアでは次第に南東の風へとシフトしてきます。
明日も千葉と湘南エリアでは今日と同じくらいの物足りないサイズ、かつ日中は風の影響を受けるところが多くなりそう。
宣言が延長されそうなことから、、、
6日まであと◯日だけの辛抱ですっとは言えない状況となってしまったのが辛いです。。。
過去の気圧配置と波情報
今日と同じ日の気圧配置と波のコンディションの過去3年分の記事です。
過去の今日はどんな天気でどんな波だったのかご覧ください
5/2 9:00 ASAS https://t.co/BAX6ZNMGlk日本付近は移動性の高気圧の通り道となっており高気圧の前面に位置するエリアではよく晴れた連休の中日。昨日関東各地で落雷や突風などのシビア現象が発生したが、今日は上[…]
5/2 3:00 ASAS日本の東の海上には1034hpaの高気圧がありこの縁辺流が日本へ向けて流入し続けている。東から南東のうねりがしっかりと反応していて今朝も風が弱く朝一からコンディション良さそう。腰腹から胸くらいのファンサイズが好[…]
毎日の天気図と波情報5/2(木) 3:00 ASAS 今日の波と天気概況平成から令和にかけて時代またぎとなった低気圧は三陸沖から千島近海へ移動しています。低気圧からのびる寒冷前線が南の海上からフィリピン付近まで伸びており、北日本か[…]
各エリア : 今日の暦と潮まわり
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2020/05/02
日の出:04:46 / 日の入:18:25
小潮
満潮:00:48(114cm) / 10:53(102cm)
干潮:06:27(90cm) / 18:17(32cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2020/05/02
日の出:04:49 / 日の入:18:28
小潮
満潮:01:27(126cm) / 11:12(110cm)
干潮:07:12(100cm) / 18:45(34cm)
伊良湖エリア:こよみと潮まわり(赤羽根)
2020/05/02
日の出:04:59 / 日の入:18:36
小潮
満潮:01:38(142cm) / 12:38(122cm)
干潮:07:50(98cm) / 19:25(44cm)
磯ノ浦:こよみと潮まわり(和歌山)
2020/05/02
日の出:05:08 / 日の入:18:44
小潮
満潮:02:40(148cm) / 13:38(124cm)
干潮:08:55(105cm) / 20:21(48cm)
宮崎:こよみと潮まわり(宮崎)
2020/05/02
日の出:05:27 / 日の入:18:55
小潮
満潮:01:59(151cm) / 13:13(135cm)
干潮:08:01(102cm) / 19:58(46cm)
仙台新港:こよみと潮まわり(仙台新港)
2020/05/02
日の出:04:37 / 日の入:18:28
小潮
満潮:00:23(109cm) / 09:03(104cm)
干潮:05:11(98cm) / 17:27(33cm)
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