千葉南は地形が深い・・・

西うねりでサイズはあるものの・・・千葉南は地形が深い状態が続く【2022.1.13】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

1月13日 木曜日の
気圧配置と風と波の状況/
明日のサーフポイント情報を

本日も更新していきます。

オホーツク海には発達した低気圧が
停滞傾向となっており
日本海側は大雪や暴風雪に警戒が
必要な時間帯が続いています

この強い冬型の気圧配置により
東海沖から西うねりが入ってきていて
本来なら千葉南エリアも
この西うねりでいい感じになる
ことも多いんですけど

ここ最近はずっと地形が深い
状態が続いており
せっかく波があっても
厚くて割れにくくショアブレイク
気味なコンディションが続いています・・・

この時期は昼の干潮はあまり引かず
夜の干潮で一気に潮が引くという
潮回りということもあり

更に割れにくい条件となって
しまってますが、、、

そんな中でも潮が少ない時間帯に
一部砂が付いてるバンクを見つけて
少しでもいい波に乗りたいところですね

それでは今日も気圧配置から
見ていきましょう

今日の気圧配置と風と波

午後3時の実況天気図

実況天気図

今日の午後3時の実況天気図です

昨日北海道付近で発達していた低気圧は
今日はやや北東方向へと移動して
オホーツク海に中心が解析されています

この低気圧の中心気圧は974hPaとして
昨日とほとんど同じくらいの発達具合を
キープしており

今日も北海道から九州までに
等圧線が10本かかる
強い冬型の気圧配置が続いています

日本海側は大雪や暴風雪が
続いている地域が多くなっており
引き続き警戒が必要な時間帯が続きます

大雪による交通障害、
特にクルマの立ち往生が発生
してしまうと大変なことになりますので
日本海側の方は十分ご注意ください

御前崎灯台データ_2201013

海の安全情報より引用:
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimizu/omaesaki_lt/kisyou/index.html

 

強い冬型の気圧配置が続いていることにより
東海沖では西風で御前崎灯台の風も
上のグラフのとおり強い西風が続いてます

昨夜一旦北東に変わった伊豆大島灯台の風も
今朝早くには再び西よりの風となりました

 

石廊崎の波浪観測データ_220113

石廊崎の波浪観測データには
もう少し波高が高く1mは越えて
反応してくるかと思ったんですけど

午後は0.8~1.1mの間で推移し
夜になって波高がアップ傾向な
データになってきました

アメダス風向風速_220113_1500

今朝の湘南エリアはこの西風による
西うねりの反応が続いてのスタートでしたが
昨日よりかはややサイズダウンしていた模様

朝の内はまだ面には影響がでるような
風は吹いてなくて出来るコンディション
でしたけど

昨日からの予想どおり沿岸部にも
朝から西よりの風が吹き出し
昼過ぎにはかなり強まってきました

ライブ映像を見ていたら
この強い西風による風波で
湘南エリアも再びサイズアップ
してきたようでしたけど

まとまりのないジャンク気味な
感じで午後は良くなかったようですね・・・

千葉北エリアの一宮周辺では
オフショアとなったものの
波はだいぶ抑えられてしまって
物足りないサイズで強風に煽られる
といったコンディションだったとのこと

 

千葉南エリア
相変わらず地形が深いポイントが多く
午前中の干潮はあまり引いてこない
潮回りだったこともありますけど

アウトで割れてミドルで厚くなる
というポイントが多い状況が続いています

せっかくサイズのある波が
入ってきているんですけど

地形の影響が長引いてしまうと
困ってしまいますね・・・

wada-220113

和田エリアの朝は北西からの弱い風
サイズはそこそこあるセットが
入ってくるんですけど

アウトで割れてからミドル付近では
厚くなってしまい途中で消えてしまう
波が多かったです

それでも広いビーチを見渡せば
一部で砂がついているところでは
たまにいい波が入ってきている
ようにも見えました

ポイントのメインで見えるところ
だけでなく、少し見渡してみると
砂がついてるバンクを見つけられる
こともある
ので

そんな観点でも波チェックをしてみると
人知れずいいブレイクがあるかも
しれません

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/13
日の出:06:47 / 日の入:16:47
若潮
満潮:02:48(102cm) / 12:30(124cm)
干潮:06:25(94cm) / 20:12(32cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/13
日の出:06:50 / 日の入:16:50
若潮
満潮:02:53(103cm) / 12:40(122cm)
干潮:06:43(95cm) / 20:25(33cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

オホーツク海で発達している低気圧は
明日も今日とほぼ同じような位置に
停滞傾向
となり

中心気圧も同じくらいを維持して
勢力をキープする見込みです

低気圧を形成する等圧線は
今日よりもまとまってきれいな(?)
冬型の気圧配置になってきそうですが

明日の日本列島にかかる等圧線は
12本となり強い冬型の気圧配置が
続きます

今日は日本付近にかかる等圧線は
横に寝る感じの流れとなったことで
沿岸部でも西~西南西の風が
強く吹きましたけど

明日は教科書に出てくるような
冬型の気圧配置となり
縦縞の等圧線の流れとなります

このことから
明日の沿岸部は北西の風が吹きやすく
今日よりもオフショアとなる
ポイントは増えそうです

沿岸波浪予想図

明日午前9時の沿岸波浪予想図ですが
房総半島沖では西の波周期は9秒、波高は1.8m
相模湾沖では西南西の波周期は9秒、波高は1.3m
が予想されています

 

湘南エリアは今日の西寄りの風により
サイズアップした波が
明日の朝までにどれくらいまとまって
くるか
次第なところかと思います

夕方の予想を見ると
夜遅く日付が変わる頃までには
風は北よりへとシフトしてくる
予想となっているので

明朝の明るくなってくる
6時半くらいまでには
内海となる湘南エリアでは
まだヨレが少し残るも・・・

そこそこまとまってくる波で
できるポイントも多いのでは
ないでしょうか

日中は今日のような強い西風にはならいはずで
西北西~北西の風が吹いてきそうなので

欲張らなければ
そこそこサイズのある波で
サーフィン楽しめる波が
続くのではないかと思います

千葉エリアも朝は北西の風が
吹きそうで波はまとまって
きそうですけど

千葉北エリアは西ウネリが反応しにくく
物足りないくらいの腿腰~腹くらい
のサイズ感で
少し物足りないくらいな時間帯が
多くなってくるかもしれません

 

西うねりのときは
本来は千葉南エリアにも十分に
反応してくるので

明日もおそらく西うねりの反応は
腰腹~胸くらいまではあるはず
なんですけど・・・

いかんせん地形が深くて
厚くて割れない残念な状態が
明日も続いてしまいそうですね・・・

明日の午前の干潮も
ほとんど引いてこない干潮ですけど

それでも干潮の時間帯に
周辺よりも割れやすいバンクを見つけて
入りたいところですね

【1/14 7:00更新】

千葉南エリアの朝は
西うねりでサイズのあるセットが
十分反応してきてます

ひとたびセットが入ってくると
頭サイズのセットが何本も連続して
入ってきて

ライトの波はいい感じにブレイクしている
ようにも見えますけど
手前の左へ流れるカレントが強そうです

セット入ってこないと
厚くてなかなか割れにくい
腰腹~胸くらいでしょうか

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/01/14
日の出:06:47 / 日の入:16:48
中潮
満潮:03:43(112cm) / 13:27(126cm)
干潮:07:58(97cm) / 20:56(21cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/01/14
日の出:06:50 / 日の入:16:51
中潮
満潮:03:52(113cm) / 13:40(126cm)
干潮:08:18(97cm) / 21:12(24cm)

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明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

オホーツク海で停滞傾向だった低気圧は
千島の東からアリューシャン方面へと
移動していく見込みで

西から高気圧が張り出してきて
強い冬型の気圧配置は
緩んでくる予想気圧配置です

ただ北日本はまだ冬型が強い
状態が続きそうで
引き続き等圧線の間隔が狭いことが
予想されています

この日も千葉・湘南エリアは
北西~北の風が予想されていますが
風は収まってくる傾向にあり
千葉エリアではだいぶ面が
整ってきそうです

西よりの波はダウン傾向となり
湘南は物足りないサイズな
コンディションとなってしまいそう

千葉エリアも西うねりは
ダウンしてきそうですが

千葉北や茨城エリアで
アリューシャン付近にある
低気圧からの周期の長い北東うねりが
反応してくる可能性があります

前半はあまり反応ないかもですが
後半は少しアップしてくる
可能性もありそうですね

また明日の状況みて
更新していきます!

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