周期15秒の北東うねり

猛発達していたアリューシャン低気圧から周期15秒の強い北東うねり【2022.2.17】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

2月17曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

2月12日と13日の記事にも書いてきたアリューシャン方面で猛烈に発達していた低気圧からの強いうねりが、一昨日後半あたりから千葉エリアにも反応が始まってます。

あとで記載しますが、唐桑の波浪観測データには既に大きく反応しており、明日の沿岸波浪予想図では、房総半島沖で周期15秒の北東からの波が予想されている状況です。

千葉北や茨城エリアではハードなコンディションが続いており、明日もまだまだこんな状況が続きそう。

この北東うねりは土曜日いっぱいは十分なサイズで反応が続きそうなので、今週末の予定もそろそろ考えておいても良いのではないかと思います。

明日もポイント選べば十分サーフィン可能な波がありそうなので、今日もこちらの記事を参考にしていただければ嬉しいです。

まずは今日の気圧配置から見ていきましょう。

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低気圧が猛烈に発達中

今日の気圧配置と風と波

午前9時の実況天気図

今日の午前9時の実況天気図です

日本海にある低気圧は今朝もほとんど同じような位置にあり、今朝は南にゆっくり移動しているところです。

三陸沖にあった低気圧は東海上で3つの低気圧となり、それぞれ東北東の方向へ進んでいるところです。

日本海側は大雪が続いており、舞鶴若狭自動車道の舞鶴東あたりが通行止めになっているとのことで、かなりの降雪量になっていることが想定されます。

太平洋側は晴れのエリアが広がってますが、低気圧に近い東北地方では雲が多い状況になってます。

今朝の千葉南エリアは南部ほど西よりの風が強く吹き、次第に北西の風へシフトしてきました。

今朝ももう少し風の影響がありそうでしたけど、早めに北西の風が吹いてきたところもあり、まとまった波が入ってきているポイントも多かったです。

千葉南エリアは西よりの波のほうが割合としては多いような感じにも見えますが、アリューシャンからの北東うねりも混じって入ってきているところかと思います。

千葉北エリアは北東うねりがベースでしっかりと反応しており、風は各ポイントでオフショアとなる西〜北西の風が吹いてますが、一宮周辺などはサイズ大きくハードなコンディションが続いてるようです。

 今日も朝一はまだ西よりの風が弱めで、次第に西北西〜北西っぽい風が少し強めに入ってきていた感じでした。

サイズは昨日よりもややダウン傾向となり、朝一はまだ潮が多めで厚い腰腹〜胸くらいのブレイクでした。

割れやすいエリアではたまに切れた波も入ってきて、まずまず楽しめるコンディション。

こちらは西風のあうポイントで面はクリーン。潮が多い時間帯で途中で厚くなってしまう波が多めでしたが、サイズはこちらの方がワンサイズ大きめなコンディション。

しばらく海を見ているとアウトから今日一番と言えるくらいの大きなセットが入ってきました。

サイズは頭オーバーでライト方向にきれいに割れるいい感じの波でしたが、いきなりオバケセットが入ってきたことから、誰も乗らない波になりましたが、いい感じの波でしたね

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/17
日の出:06:23 / 日の入:17:22
大潮
満潮:05:47(131cm) / 16:48(140cm)
干潮:11:12(63cm) / 23:34(-2cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/17
日の出:06:26 / 日の入:17:25
大潮
満潮:06:03(140cm) / 17:03(141cm)
干潮:11:35(66cm) / 23:51(-1cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

明日は東海上の低気圧は一つにまとまりながら遠ざかる方向へと進んでいく予想気圧配置です。

黄海と中国東北区にはそれぞれ高気圧が予想されており、西日本から高気圧に覆われてくる見込みですが、気圧配置としては西高東低となり等圧線は縦縞となってきます。

明日も北東うねりと西〜南西うねりが両方反応する状況が続きそうです。

唐桑の波浪観測データの今日の午後は波高が2.5mまで上昇してきてました。アリューシャンで猛発達していた低気圧からの強い北東うねりの反応は明日も続きそうです。

石廊崎の波浪観測データも波高は1.2mくらいで湘南や千葉南エリアを中心に反応が続いてます。

沿岸波浪予想図

そしてこちらが明日午前9時の沿岸波浪予想図なんですが、房総半島沖では北東の波で周期はなんと15秒、波高は2.4mが予想されています。

一方で相模湾では南西の波が周期8秒、波高は0.9mと少しサイズを下げてきそうな感じにもみてとれます。

明日は等圧線が縦縞になってくることから、北西ベースの風が1日を通して続きそうなので、

千葉北エリアでは風は合いますが、明日も北東うねりが強く続きそうなので、強いうねりをかわすポイントへ向かうことになるかと思います。

千葉南エリアは西よりの波はダウン傾向ながらも北東うねりの反応が良くなってきそうで、北西の風であれば楽しめるコンディションになりそう。うねりの強さと北よりの風の向きをチェックしながらポイント選びするとよいかと思います。

湘南に反応している西よりのうねりも明日はダウン傾向となりそうなので、サイズ残ってそうな早い時間から入っておいた方が良さそうですね。

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/18
日の出:06:22 / 日の入:17:23
中潮
満潮:06:09(133cm) / 17:26(141cm)
干潮:11:42(55cm) / -(-cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/18
日の出:06:25 / 日の入:17:26
中潮
満潮:06:26(141cm) / 17:41(142cm)
干潮:12:04(59cm) / -(-cm)

明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

日本海から張り出してきた高気圧は中心を東海上まで移動させてくる予想気圧配置です。

風向きは午前はやや不安定ながらそれほど強くは吹かなそうで、午後は次第に高気圧後面に位置して南よりの風にシフトしてくるのではないかといったところ

千葉エリアは北東うねりの反応が少し落ち着いてくるかもしれませんが、ポイントによってはまだまだ強い状態で続きそうです。

波は十分ありそうなので、風向きと潮回りを考慮してタイミングよく入ればそこそこ楽しめる波はあるのではないでしょうか

また明日の状況みて更新します。

気象関連実況データ

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過去の「今日の気圧配置と波情報」

過去5年分の今日の記事を紹介しています

2月17日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/20210217/wave-17917/
2020
https://asasfsas24.com/20200217/wave-11759/
2019
https://asasfsas24.com/20190217/wave-6264/
2018
https://asasfsas24.com/20180217/wave-523/
2017
https://asasfsas24.com/20170217/wave-161/

今日の記事は以上です。

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