Kindle 無料キャンペーン

Kindle無料キャンペーンを月曜日17時から開催します「いい波にのるために(4)」【2022.2.20】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

2月20日 日曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

昨日もお知らせしましたが
こちらのKindle本の無料キャンペーンを
明日月曜日の17時から開催します


いい波にのるために(4):
エリア毎の特徴とうねりの向き Kindle版

https://amzn.to/36rOc5F

いい波にのるために(4): エリア毎の特徴とうねりの向き
前作となるシリーズ3作目では、
うねりの向きを知っていい波をあてる
をテーマにして、
サーフポイントとの関係から
地上天気図からうねりの向きを見つけること、
またうねりの向きとポイント毎のブレイク
についてでは3つのポイントを例にして
Swell Windowやベストなうねりの向き
などについても考察してきました。
本書は前作の「うねりの向き」に
関する内容をベースに
日本の各サーフエリアには
どんなうねりの反応・傾向が
見られるのかを記載
しています。千葉エリアからはじまり、
太平洋側を西へ向かい九州の宮崎までの
主要なエリアはどんなうねりに反応し、
どんな特徴があるのか?その後日本海に渡り、
日本海の波の太平洋側と異なる点や
波の特徴などから、
主に関西サーファーが冬に通う、
鳥取~福井までの日本海エリアに
ついても同様に、
エリア毎の特徴とうねりの向きに
ついて解説しています。全てのエリア/ポイントを
網羅することは出来ませんが、
少なくとも私がサーフィン
したことのあるエリア/ポイントについて、
私の経験も交えながら
各エリアについていろいろと
記載してみました。
無料ですのでよろしければ
ダウンロードしてご覧いただければと思います
宜しくお願い致します!

今日の気圧配置と風と波

午前9時の実況天気図

実況天気図

今日の午前3時の実況天気図です

二つ玉の低気圧が南海上を
通過しているところです

北側の低気圧の中心は
関東の南岸を通過しており
千葉南エリアでは
午前2時くらいまで
強い南よりの風が続きました

今日はこの低気圧の南側で
強い南よりの風が吹いたことにより
湘南・千葉エリアともに
南からの風波・うねりにより
サイズアップしてのスタートです。

石廊崎の波浪観測データ_220220

こちらは午前8時までの
石廊崎の波浪観測データですが

昨夜20時から波高は1.0mを越えるようになり
今朝までの最大では2.6mまで上昇し
低気圧の中心が通過したあとは
ダウン傾向になってきています

御前崎灯台の風_220220

こちらは御前崎灯台の風のデータです
海の安全情報のサイトからいつも引用させていただいてます
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimizu/omaesaki_lt/kisyou/index.html

こちら見ると風向と風速の変化が顕著にわかり
今朝1時前あたりから風向は北→西へとシフトし
西風になってからは風速も強くなってきている
状況がわかります。

これは低気圧の後面で
西高東低の気圧配置のように
等圧線が縦じまに間隔が狭くかかるように
なったことが起因しており

東海沖の遠州灘には
強い西よりの風が吹きはじめました。

低気圧の南側でつくられた
南からの風波は一気にアップして
その後はすぐにダウン傾向となって
しまうのですが

この東海沖からの西風があるおかげで
西うねりの反応により
波高は一気にはダウンしないという
パターンとなってきています。

関連記事

季節毎の特徴的な気圧配置のときに、どのような風と波のコンディションになるのでしょうか?このブログでは、こちらのカテゴリにて、様々な気圧配置と天気図パターンによる波のコンディションについて解説してきています[…]

東海沖からの西うねり

湘南エリアは朝からサイズアップし
北寄りの風が吹いて面も整ってきて
今日は朝から十分いい感じのコンディション
になっているのではないでしょうか

鵠沼のライブ配信やSNSでの投稿などでは
サイズも胸肩くらいまでアップして
形良くブレイクする波もあるようで
やはり今日は湘南エリアには
いい波が入ってきているようでした。

一方で千葉エリアは
すでにこちらも北寄りの風にシフトして
きてはいるのですが

千葉の沿岸部にも昨夜から強い南風が
吹き続いたことと、外海であることから
風波でサイズアップした波が
落ち着いてくるのには時間がかかります。

今朝はほとんどのポイントで
波数も多くまとまりのない波で
ハードなコンディションとなっています。

南風が強かったことから
南風をかわすポイントのほうが
荒れ具合は小さいかもしれませんが
サイズが十分ありすぎてハードな
流れのあるコンディションにも
なってそうなので

技量にあわせて無理をしないように
したほうがよいでしょう。

夕方までには落ち着いてきて
入りやすいポイントも増えてくる
可能性もあることから

サイズが小さめなポイントから
チェックしていったほうが
早い時間帯から入れるコンディションに
なってくるかもしれません

湘南は相模湾という内海の中のポイントで
あることから
外洋に面している千葉よりも
波が落ち着くのが早く

昨日もそれほど南風が沿岸部では
強く吹かなかったこともあり
今日は朝一から整った波となっています。

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/20
日の出:06:19 / 日の入:17:25
中潮
満潮:06:54(135cm) / 18:48(133cm)
干潮:00:34(13cm) / 12:48(40cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/20
日の出:06:23 / 日の入:17:28
中潮
満潮:07:09(140cm) / 19:04(135cm)
干潮:00:51(14cm) / 13:09(44cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

予想気圧配置

今夜9時と明日午前9時の予想気圧配置です

通過していった二つ玉の低気圧は
千島の東でまとまりながら発達する見込み

日本付近は再び強い冬型の気圧配置となり
北海道から東北地方あたりまでだけでも
等圧線が10本もかかる予想であり
北海道から九州までの日本列島でかぞえると
17本もの等圧線がかかる予想となっています

北海道だけでも10本近くの等圧線がかかり
猛吹雪となり厳重警戒が必要となってきそうです

関東地方も等圧線の間隔は狭く
明日は北西ベースの強い季節風が
一日を通して吹いて

今日よりもだいぶ寒く感じる
一日となりそうです

今日は一日を通して
いい感じのコンディションが
続いた湘南エリアは

南からの風波はダウンしますが
東海沖からの西うねりの反応は
明日も続きそうで

腰腹~胸くらいの程よいサイズ感で
明日も楽しめる波が続くのではないかと思います。

風は北よりですが後半は北西の風が
強く吹いてきそうです。

沿岸波浪予想図

千葉エリアはいろんな方向からの波が
反応してきそうであり
通過した低気圧が残した南東~東うねりもあれば

アリューシャン方面からの北東うねり
の反応も続いており

東海沖からの西うねりの反応は
千葉南エリアを中心に入ってきそうです。

沿岸部の風は朝から北西ベースの風が強く
午後は次第に西よりの風にまでシフト
してくる予想。

今日は夕方になってもまだまだ落ち着かず
強いうねりをかわすポイントが
中心のサーフィンでしたが

明日は今日よりかはだいぶ
落ち着いてくるのではないかと思います

とはいえ朝一はまだハードな
状況が続いているかもしれないので
朝一でいくなら強いうねりと北西の風を
かわすポイントからのチェックが
よいのではないでしょうか

後半になると東よりで入ってくる波は
落ち着いてきそうなので
夕方はもう少し入れそうなポイントが
増えてきそうです

北西の風が強くて
オフショアであおられて
風がかなり冷たく感じる
1ラウンドとなりそうですので

防寒対策をしっかりして
無理しないようにしたいところです

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/21
日の出:06:18 / 日の入:17:26
中潮
満潮:07:16(134cm) / 19:35(124cm)
干潮:01:03(27cm) / 13:26(35cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/21
日の出:06:21 / 日の入:17:29
中潮
満潮:07:29(139cm) / 19:52(126cm)
干潮:01:20(28cm) / 13:46(38cm)

明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

予想気圧配置

明日午後9時と明後日の午前9時の予想気圧配置です

千島の東からアリューシャン方面へと
猛発達した状態で低気圧が移動していく
予想気圧配置となっています。

明後日も北西~西ベースの季節風が
吹く時間が長くなりそうですが
明日よりかは等圧線の間隔が少し広く
なってきそうなので
風は少し落ち着いてくるのではないでしょうか

唐桑の波浪観測データ_220220_1700

今日の夕方の唐桑の波浪観測データでは
再び波高が2m近くまで上昇してきており
この猛発達した低気圧からの
北東ベースの波が再び強まってくる
のではないかと思います

またこの低気圧の南側では
西北西うねりがかなり強まりそうな
海域が予想されていることから

ハワイ・ノースショアにも
3~4日後くらいには
大きな西北西うねりが入ってくるのでは
ないでしょうか

また明日の状況みて
ブログ更新していきます!

気象関連実況データ

Twitterタイムライン

Windy:https://www.windy.com/

Wind

Waves

Swell1

過去の「今日の気圧配置と波情報」

過去5年分の今日の記事を紹介しています

【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/02/20)
2月20日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/20210220/wave-17990/
2020
https://asasfsas24.com/20200220/wave-11820/
2019
https://asasfsas24.com/20190220/wave-6307/
2018
https://asasfsas24.com/20180220/wave-527/
2017
https://asasfsas24.com/20170220/wave-164/

今日の記事は以上です。

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