波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士です
2月25日 金曜日の
気圧配置と風と波の状況を
本日も更新していきます。
~
昨日まで平年より低い気温が続き、
芯から冷える感じでしたけど、
今日は日差しが出てきてからは
暖かさを感じられる一日になりました。
これまでは西高東低の気圧配置が多く
シベリア方面の北にある冷たい空気の
高気圧に覆われる日がほとんどでしたが
これから覆ってくる高気圧は
西からやってくる比較的に暖かい
空気の高気圧です
この週末は最高気温は15℃近くまで
上がる予想となっており
だいぶ暖かくなりそうですね
今日も日差しと空気が昨日から
ガラッと変わったなと思いましたが
明日と明後日は更に春を
感じられるようになるのでは
ないでしょうか
なんだか暖かくなると
嬉しくなりますよね
~
この先は2~3日周期で
高気圧と気圧の谷が交互に
日本付近を通過することに
なりそうですが
気温が高い状態はしばらく
続きそうですね。
南高北低とは?季節ごとの気圧配置と特徴

「南高北低(なんこうほくてい)」とは、
南側に高気圧・北側に低気圧が位置する気圧配置のことを指します。
この配置では、南の高気圧から北の低気圧へ向かって空気が流れるため、
日本付近には南風が吹き込みやすくなります。
結果として、気温が上昇し、春や初夏のような暖かい陽気を感じることが多くなります。
南高北低が現れる季節
南高北低の気圧配置が見られるのは、主に春先(2月下旬~4月)です。
冬の間、日本は「西高東低」という寒気をもたらす気圧配置が続きますが、
季節が進むにつれてシベリア高気圧の勢力が弱まり、代わりに南の高気圧(移動性高気圧)が発達してきます。
この時期になると、
- 南から暖かく湿った空気が流れ込む
- 北には低気圧が通過して天気が変わりやすくなる
- 日中はポカポカ陽気、夜は冷え込む“寒暖差の大きい日”が増える
といった特徴が見られます。
夏の南高北低との違い
同じ「南高北低」という言葉でも、夏に見られる場合は少し意味が異なります。
夏は太平洋高気圧(小笠原気団)が日本の南東に広がり、北側にはオホーツク海高気圧や低気圧が位置します。
このときも南に高気圧・北に低気圧という配置になりますが、
冬〜春の移行期の南高北低よりも広範囲で安定した高温多湿の天気をもたらします。
つまり、
- 春の南高北低 → 季節の変わり目/一時的な暖気
- 夏の南高北低 → 高温多湿の安定した晴天(太平洋高気圧)
という違いがあります。
サーファー目線での南高北低
サーフィンをされる方にとって、南高北低は少し厄介な配置です。
南風が強まりやすく、沿岸ではオンショア(海から陸に吹く風)になりやすいため、
波の面が乱れてコンディションが安定しにくくなります。
ただし、この時期は冬の冷たい北風が落ち着くため、
気温が上がり「春一番」などを感じやすい時期でもあります。
体感的にも冬から春への移り変わりを実感できるタイミングです。
まとめ:南高北低は季節の変わり目のサイン
- 南に高気圧・北に低気圧=南高北低
- 春先(2~4月)に出現しやすく、暖かい南風をもたらす
- 冬の寒気が弱まり、春の陽気が増える
- サーファーにはオンショア傾向が強く波は乱れがち
季節が少しずつ移ろうこのタイミング。
南高北低の天気図を見たら、「春が近いな」と感じてみてください🌸
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今日の気圧配置と風と波
それでは今日も
気圧配置からみていきましょう
午前9時の実況天気図

今日の午前9時の実況天気図です
アリューシャンの低気圧は
やや勢力は落としてきて
中心をカムチャツカ半島の
付け根あたりまで
移動させてきました。
東シナ海からは
暖かい空気の高気圧が東進してきており、
この週末は南に高気圧、北に低気圧
という南高北低の気圧配置に
なってくる予想気圧配置です。
この南高北低の気圧配置になると、
南の高気圧から北の低気圧にむけての
流れが出来やすく、
南よりの風が
吹きやすくなってきます。
日本付近は
これまでシベリア方面にある
冷たい空気の高気圧に
北から覆われる状況が続いてましたが、
今回は東シナ海から移動してくる
暖かい空気を持った高気圧に
覆われてくることから、
この週末は予想どおり
春の暖かさになりそうですね。
〜
ただこの南高北低の気圧配置は
波のコンディションの観点からは
期待ができる気圧配置では
ないことが多いのですが、
今日は千葉北エリアには
アリューシャンの低気圧からの
北東ベースのうねりの反応が
続いており、
今朝もミドルサイズで
十分遊べるコンディション
になっている模様です。
〜
千葉南エリアは
西うねりの反応はなくなり、
千葉北に反応している
アリューシャンからの
北東うねりの反応も弱く、
今日は物足りない
コンディションとなりました。
潮が引いてきた午後は
割れやすくなってきましたけど、
南よりの風も入ってきて
面にも影響でてきて
イマイチな感じになって
しまいました。
~
こちらは今朝の波の状況です。

うねりは弱く
潮も多い時間帯で乗れる波は
少ないコンディション。
もう少し潮が引いてきた
時間帯でなんとかと
いったところでしょうか。
〜

今朝も潮が多く
ショアブレイクのみで
ほぼ乗れる波はなかったです。
〜

こちらもなかなかセットは
入ってこなくて波待ちが長いです。
物足りないコンディションでした。
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今日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/25
日の出:06:13 / 日の入:17:30
長潮
満潮:00:30(97cm) / 09:13(122cm)
干潮:03:07(94cm) / 18:01(27cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/25
日の出:06:17 / 日の入:17:33
長潮
満潮:01:08(102cm) / 09:13(124cm)
干潮:03:21(101cm) / 18:25(28cm)
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明日の気圧配置と風と波
明日午前9時の予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です
先ほどの今日の気圧配置
のところでも記載しましたが
東シナ海にあった高気圧は
明日の朝には九州~四国の南海上にまで
東進してくる予想となっており
南に高気圧、北に低気圧の
南高北低の気圧配置へと移行していきます
明日の朝の時点ではまだ冷え込む地域も
多くありそうですが
日中の千葉沿岸部では14℃近くまで
気温が上昇してきそうで
今日よりも春の暖かさを
感じられる土曜日となりそうです。
~
明日の沿岸部の朝の風は
北よりの風が吹いてるところが
多くなりそうですが
その後昼前までには
南よりの風にシフトしてきて
やや強めに吹いてくる
ポイントも多くなってくるかも
しれません
~
明日も今日と同じような感じで
アリューシャン低気圧からの北東うねりが
弱まりながらも千葉北や茨城エリアには
反応が続きそうですが
湘南や千葉南エリアにはうねりが
弱い状態が続きそうで
湘南や平砂浦には弱い西うねりが
何とか続くといった感じでしょうか
千葉南には北東うねりも少し入って
きているようですけど
うねりの反応は弱く
サイズは今日と同じくらいの
物足りない感じが続いてしまう
可能性がありそうです
~

こちらは勝浦の
明日と明後日の潮位なのですが
今日と同じく、昼くらいまでは
潮が全然引きに動かなかいんですよね・・・
なので千葉南エリアなど
地形の深いポイントが多いエリアでは
午前は割れにくく厚い波が多く
なってきそうです
~
ということで明日もサイズ求めて
千葉北や茨城エリアに向かうのが
無難なポイントセレクトになって
きそうです。
朝のうちは北西っぽい風となりそうなので
九十九里~一宮周辺ではミドルサイズで
そこそこ出来るポイントが
ありそうです
午後になると南寄りの風で
一宮周辺はコンディションが整って
くるかもしれないので
期待したいところですね
また茨城の鹿嶋~波崎エリアなども
北東うねりの反応がよく
サイズもあって十分楽しめる波が
入ってきている可能性がありそうですね
~
明日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/02/26
日の出:06:12 / 日の入:17:31
若潮
満潮:03:10(107cm) / 10:36(116cm)
干潮:05:37(106cm) / 19:36(18cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/02/26
日の出:06:15 / 日の入:17:34
若潮
満潮:03:42(115cm) / 10:28(118cm)
干潮:06:42(112cm) / 20:01(19cm)
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明後日の気圧配置と風と波
明後日の午前9時の予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です
明後日の朝は高気圧と高気圧の間の
気圧の谷に差し掛かってきます。
北日本には低気圧が予想されており
日本海沿岸には寒冷前線が伸びていく
予想気圧配置です
千葉と湘南エリアはこの低気圧の
南側に位置するようになり
西から南西の風が強く吹いてきそうです
朝から強く吹きそうであり
風があわないポイントでは
かなり風の影響がでてきそうです。
日曜はこの西~南西の風を
かわすポイントが中心の
サーフィンとなりそうですね
また明日の状況みて
ブログ記事更新していきます
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過去の「今日の気圧配置と波情報」
過去5年分の今日の記事を紹介しています
【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/02/25)
2月25日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/2021022
2020
https://asasfsas24.com/2020022
2019
https://asasfsas24.com/2019022
2018
https://asasfsas24.com/2018022
2017
https://asasfsas24.com/2017022
~
今日の記事は以上です。