波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士です
3月20日 日曜日の
気圧配置と風と波の状況を
本日も更新していきます。
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南岸を通過していった低気圧が残した
南東ベースのうねりと
冬型の気圧配置になったことで
東海沖で西風が強まったことによる
西うねりがそれぞれ反応し
今日も千葉と湘南エリアは
十分遊べるだけの波が続いた
3連休の中日の日曜日でした。
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明日はいよいよ春分の日を
迎えます。
冬至から夏至までのサイクルの
半分まで季節が進んだということで
これからの時期は海へ向かう方も
増えてくる頃になってきますね
ただしまだまだ三寒四温が続いて
寒くなる日がありそうなので
気温のアップダウンで
体調崩さないように注意しておきたい
ところです
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それでは今日も気圧配置から
見ていきましょう。
今日の気圧配置と風と波
午前9時の実況天気図
今日の午前9時の実況天気図です
先週の金曜日に南岸を通過して
昨日北東方向へと移動した低気圧は
今朝は千島近海まで中心を移し
中心気圧は976hPaで勢力を台風並みに
維持したまま北東方向へと進んでいます。
西高東低の気圧配置となり
真冬のような冬型の状況とまでは
ならないまでも
北日本を中心として縦縞の等圧線がかかり
午前9時のアメダス風向風速データをみても
関東沿岸部では北西の風が吹きやすい
状況となっています。
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千島近海まで移動した低気圧が残した
南東ベースのうねりは
昨日よりだいぶ落ち着いてきていて
千葉エリアも入れるポイントが
昨日より多くなってきています。
また西高東低の気圧配置となったことで
昨日は東海沖では西風が強まりましたが
今朝は御前崎灯台のデータをみても
西風も一時的に収まってきていましたが
再び強めに西風が強めな状態で
続いたようです
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南東うねりと西うねりが
それぞれ落ち着いてきている傾向なので
石廊崎の波浪観測データも
昨日は波高2mを越える時間帯が
多かったのですが
今日は波高は下がり1m前後で
推移していたようでした。
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今朝の湘南エリアは
昨日よりサイズダウンしてきましたが
一日を通しては腰腹くらいの波が残って
ちょっと物足りなくなってきた
ポイントもありましたが
遊べるコンディションなポイントも
続きました
こちらは今日の夕方の鵠沼の様子
今日も波の写真を共有していただきました
16時くらいまでは腹サイズの波が
入ってきていたようですね
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千葉エリアも
昨日よりは落ち着き傾向ながら
まだまだ頭サイズのセットが
入ってきていたようで
朝はハードな感じな波が残って
いたようです
朝は強い南東~東うねりを軽減する
ポイントからのチェックがやはり良さそうで
片貝エリアや鴨川~和田エリアでは
ミドルサイズで胸くらいのセットも
入ってきていて遊べるコンディション
な時間帯もあったようでした
こちらは今日も共有いただきました
波情報と波の写真です
昼過ぎの一宮周辺ポイントでは
だいぶ落ち着いてきてはいたものの
また肩頭サイズのセットが入ってきて
アウトに出るのがすこし
かったるい感じなコンディション
だったようです
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今日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/03/20
日の出:05:43 / 日の入:17:50
中潮
満潮:05:43(138cm) / 18:06(141cm)
干潮:11:51(20cm) / -(-cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/03/20
日の出:05:46 / 日の入:17:53
中潮
満潮:05:59(145cm) / 18:23(145cm)
干潮:12:11(26cm) / -(-cm)
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明日の気圧配置と風と波
明日午前9時の予想気圧配置
明日午前9時の予想気圧配置です
千島近海にあった低気圧は
明日の朝には勢力をやや発達させて
カムチャッカ半島付近まで移動していく
見込み
北日本にはまだ間隔の狭い等圧線が
斜めに数本かかる状態が続きそうであり
東海上には弱い低気圧も
予想されていますが
東日本から西日本は
大陸から張り出してきて
日本海にも中心のある高気圧に
北から覆われてくる
予想気圧配置です。
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明日の関東地方は
この北から張り出してくる
高気圧の前面に位置する
ようになることから
朝から北東ベースの風が
吹きやすい感じからの
スタートとなってきそうです
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明日午前9時の沿岸波浪予想図を見ると
房総半島沖では北東からの波で
周期は8秒、波高は1.9mが予想されています
また相模湾沖では、東よりの波で
周期は9秒、波高は1.1mが予想されています
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明日のざっくり風と波イメージです
今日よりも更に東よりの波は
落ち着いてきそうですが
千葉エリアは明日も遊べるサイズは
十分続きそうなので
明日も北東の風をかわすポイントから
チェックしていくのが無難な
ポイント選びとなりそうです。
前半は北東の風で後半は東~南東の風
までシフトしてくる可能性があるので
午前中に北東の風をかわす
片貝や勝浦~鴨川~和田エリアあたりから
チェックしていくと良さそうな感じですね
ビギナーの方などサイズにちょっと自信
なさそうなときは、飯岡や御宿など
ワンサイズくらい落ちるポイントへ
移動して入るなどするのがよろしいかと
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ただ朝一は潮がかなり多くて140㎝くらい
もあるので、千葉南エリアでは厚い割れにくい
波が多くなってきそう
潮位が100㎝を下回ってくる
午前8時くらいから入るくらいの
タイミングがよいかもしれません
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湘南エリアも朝から北寄りの風と
なりそうなので
朝から入っておくのが良さそうですが
同じく朝一は潮が多いので
少し潮が引いてきてから入るのが
良さそうなんですが
明日はサイズダウンしてきそうなので
午前中の潮が引いてくるタイミングを
逃さずに入っておきたいところですね
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明日の暦と潮回り
千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/03/21
日の出:05:41 / 日の入:17:51
中潮
満潮:06:05(140cm) / 18:50(135cm)
干潮:00:07(32cm) / 12:25(13cm)
湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/03/21
日の出:05:44 / 日の入:17:54
中潮
満潮:06:19(146cm) / 19:09(139cm)
干潮:00:26(36cm) / 12:46(19cm)
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明後日の気圧配置と風と波
明後日の午前9時の予想気圧配置
明後日の午前9時の予想気圧配置です
黄海のほうから張り出してきた
高気圧は中心の1つを三陸沖あたりに
予想されており
また九州の南部には前線を伴った低気圧が
東進してくる予想気圧配置です
西から天気は下り坂となってきそうで
関東沿岸部は高気圧の南側に
位置してきそうなことから
東よりの風が吹きやすい
一日となってきそうですが
高気圧の南側には天気図には現れない
弱い低気圧性の循環も予想されそうであり
千葉北では東寄りの風だけど
千葉南と湘南は北寄りの風が吹く
といった感じになる可能性もありそうです
千葉エリアは東寄りの波が
遊べるだけのサイズ感で続きそう
ではありますが、
エリアによって微妙な風向きと
なってきそうなので
また明日の状況みて
ブログにも更新していきます。
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過去の「今日の気圧配置と波情報」
過去5年分の今日の記事を紹介しています
【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/03/20)
3月20日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/2021032
2020
https://asasfsas24.com/2020032
2019
https://asasfsas24.com/2019032
2018
https://asasfsas24.com/2018032
2017
https://asasfsas24.com/2017032
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今日の記事は以上です。