Minamiboso Pro Junior2日目

WSL南房総プロジュニア2日目は北高型で北東の風とうねりが強まる【2022.10.9】

はるべえ@
サーフィン×気象の
波乗りブロガー
です

10月9日 日曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

今日も南房総の千歳ポイントでは
WSL『Minamiboso Pro Junior』
が朝から開催されており

男子・女子ともにファイナルまで
全てのヒートが終了したようです

昨日よりも北~北東の風とうねりが
強まっての2日目となったようでして
今日もその内容を含めての記事となります

まずは今日の気圧配置から
見ていきましょう

今日の気圧配置と風と波

9時/15時の実況天気図

実況天気図

実況天気図

今日の9時/15時の実況天気図です

南岸を通過した後に
北東へ進んだ低気圧は
東海上をさらに北東方向へと進み、
アリューシャン方面へと進んでいます

日本海には
ゆっくり東進する高気圧があり、
今朝は高気圧の中心を
北海道から千島近海まで移動させ、

北から日本付近を覆う
「北高型」の気圧配置へと
移行してきました

このブログを読んでいただいてる方には
お馴染みかもしれませんが、

「北高型」の気圧配置になると
関東地方には北東の風が入りやすくなり、
多くのポイントで風の影響が
出てくるようになってきます。

今日は昨日よりもサイズは
上がってきてましたが
この北東の風がネックな一日と
なりました。

沿岸部の風向き・風速

アメダス風向風速_221009_0600

アメダス風向風速_221009_0900

今日の午前6時と9時の
アメダス風向風速データです

昨日と同じく
朝一の時間帯はまだ北風がメインで
吹いていましたけど、
沿岸部は朝からやや強めに吹いています

午前9時の時点では
だいぶ北東の風にシフトしてきた
ところが多くなり
風も強くなってきていました

今日の波・うねり

唐桑の波浪観測データ_221009

東海上を北東へ進む低気圧と
日本付近を北から覆う高気圧との間では、
等圧線の間隔が狭くなっており、

この付近でつくられた
北東うねりの反応が
良くなってきています

掲載したのは気仙沼市にある
唐桑の波浪観測データ
です

こちらは北東うねりの反応が
よくなってきそうなときに
よくチェックするデータですが

こちらも見ても
昨日の後半より波高がアップ
してきているのがわかりますね

沿岸波浪実況図

昨夜21時の沿岸波浪実況図でも
北東から入ってくる波が
反応強くなってきている様子が
解析されており

唐桑の付近では
北東からの波が卓越し
周期10秒、波高3.7mの波

解析されています

千葉エリアも
北東うねりの反応が良くなってきて
だいぶハードなコンディションの
ポイントが増えてきており、

強い北~北東の風と波を軽減する
ポイントが中心のサーフィン
となったかと思います

千葉・湘南エリアの波

千葉エリアは
朝から北風が強めに吹き、
北東の風にシフトしてきている
ことから、

今日はこの北~北東の風を
かわすポイントがメインとなる
一日です

朝一は北風だったので、
まだサイドに風をかわす
和田エリアのポイントは
出来ていた時間帯があったかもですが、

北東の風にシフトして
強く吹くとまとまりない波になってきます。

今日は北東の風をかわす
飯岡や片貝、御宿〜部原の勝浦エリア、
鴨川などへ向かうのが
無難となってきそうです

大潮まわりが続いており
潮が引いてる時間帯の方が
ブレイクがよくなるポイントもあるので、

潮回りで入るタイミングを
合わせるのが良さそうですね。

湘南エリア
東よりのうねりなので
今朝もスモールサイズな状況が
続いているようです。

鵠沼のライブカメラを見ても
膝くらいなコンディションで、
ロングで何とかといった
感じかと思います。

北東うねりが強まってきているので、
吉浜までいけば少しできるかもですが、

今回は東うねりではなく
北東からのうねりなので、
反応してくるのに少し時間がかかる
かもしれませんね

WSL『Minamiboso Pro Junior』2日目@千歳ポイント

WSL『Minamiboso Pro Junior』

昨日の記事にも記載しましたが、
千歳ポイントで開催中の
WSL『Minamiboso Pro Junior』ですが

昨日より北東うねりが強まり
サイズはアップしてきてますけど、
強い北風がネックで、

北東の風が強まると
更にまとまりないハードな
コンディションに
なってきそうでしたが・・・

今日はどんな感じなのかと
千歳のライブカメラの映像や
WSLのサイトをちょくちょく
見ていたのですが

昼くらいには男子・女子ともに
ファイナルまで進んだようで
北東の風になる前の北風のうちに
早めにすべてのヒートが終了したなあ
と思ったところでした

男子はKian Martin選手、女子は中塩佳那選手が
それぞれ優勝して、JPSA鴨川で優勝した
金沢呂偉選手は惜しくも2位という結果になりました

WSLのサイトでKian Martin選手の国旗を見ると
スウェーデンの国旗?アジアの大会なのに?
と思って調べて見ると
どうもインドネシアを拠点として活動している
選手のようですね

女子の中塩佳那選手は強いですねー
JPSAでは4連勝しており、この大会でも
優勝とのことで5連勝中
今年はJPSAのグランドチャンピオンも確定していて
次の宮崎の大会も注目ですね

今日の暦と潮回り

【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/10/09
日の出:05:39 / 日の入:17:13
大潮
満潮:03:43(153cm) / 16:15(152cm)
干潮:10:02(39cm) / 22:19(42cm)

【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/10/09
日の出:05:42 / 日の入:17:15
大潮
満潮:04:03(150cm) / 16:35(148cm)
干潮:10:27(31cm) / 22:37(36cm)

明日の気圧配置と風と波

明日/明後日午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

予想気圧配置

明日/明後日午前9時の予想気圧配置です

北から日本付近を覆っていた
高気圧は千島の東へと移動し、

代わって渤海あたりから
朝鮮半島を通過して
低気圧が発達しながら
日本海へと移動してくる
予想気圧配置です

この低気圧の東側には温暖前線、
南側には寒冷前線を従えており、

明日の夜には
この寒冷前線が関東地方を
通過する予想にもなっています。

この低気圧が日本海を東進することで、
今夜から明日の午前中あたりまでは
雨となるエリアが多くなり、

沿岸部の明日の明け方は
まとまった雨になるところも
ありそうなので、

海へ向かうクルマの運転時にも
少し注意が必要となりそうです。

明日はこの低気圧に向けて
吹き込む南〜南西の風が強まりそう
なので、
千歳ポイントでWSLの大会が
明日まで開催されてれば、

千歳ポイントはサイズもあって
オフショアとなりコンディション
整ってきそうなのですが、、、

こればっかりは自然のことなので
しょうがないですね

沿岸部の風向き・風速

日本海を低気圧が発達しながら
東進することから、
この低気圧に向けて吹き込む
南西の風が朝から強く吹きそう
です。

雨は午前中までには止みそうですが、
南西ベースの風が強い状態は
夕方まで続く見込みとなりそう

 

明日の波・うねり

沿岸波浪予想図

沿岸波浪予想図

今夜9時と明日朝9時の
沿岸波浪予想図です

明日朝9時の予想データを
見ていきますと

房総半島沖では
東からの波が卓越し
周期10秒、波高3.2m

相模湾沖では
東南東からの波が卓越し
周期9秒、波高2.0mとして

それぞれ予想されています

今日反応がよくなった北東うねりから
明日は次第に東~南東うねりへと
シフトしてきて
更にサイズアップしてくる
可能性があります

明日のざっくり風と波イメージ

ざっくり風とうねり221009

  • 高気圧の南側の東~南東うねり
    へシフトし強まりそう
  • 沿岸部は低気圧へ吹き込む
    南~南西の風が強めに吹き続く
  • 南西の風をかわすポイントで
    少し落ち着いてきてから入るくらいが良さそう

北から覆っていた高気圧の南側で
東~南東の風が海上で強く吹いたことにより

今日反応がよくなった北東うねりから
明日は東~南東うねりがメインの
うねりの向きへとシフトしてきそうで

今日よりも更に東よりのうねりとしては
反応が強くなってきそう
です

明日の沿岸部の風は
南西の風が強まってくる予想
となることから

今日は北東の風とうねりで
荒れたコンディションとなった
一宮周辺や千歳・千倉などの
南風をかわすポイント
では

はるべえ
次第にコンディション整ってくる
可能性があります

ただし風向きが南へとシフトしてくるのは
明日の日付に変わってからと
なってきそうで、

更に南西の風にシフトしてくるのは
日の出時刻あたりからに
なってきそうな予想がでているので

朝一のタイミングでは
まだ前日の影響が残り
今日よりもサイズアップしている
ことも考えられるので

風の合うポイントでも朝一はまだ
ハードなコンディションからの
スタートとなるかも
しれません

南西の風が強めに吹き出して
うねりが少し抑えられるくらいに
なってから入るくらいが
ちょうどよいかもしれませんので

はるべえ
自身の技量にあったタイミングや
ポイントで入る調整をするのが
よいのではないかと思います。

ビギナーサーファーの方は
明日は風・波が強い状態が続きそうなので
海は控えておいたほうが無難かと思います

湘南エリアは
同じく南西の強めに吹く風により
サイズアップしてきそうですが、

オンショアでまとまりない状態
でのアップとなってくるでしょう

波がないよりかは
まとまりなくてもサイズあった方が
よいのかと思いますが、

オンショアでサイズアップしてきたら
少しでも風を軽減する大磯やパーク下、
また湾の奥の奥でオンショア強くても
他よりは少しはまとまりのある
由比ヶ浜などへ向かうのがよいかもですね

また明日の風に関しての各種データを
見てみると、
千葉エリアは朝から南~南西の風が
強めに入ってきてそうですが

湘南エリアの朝一はまだ北風が
吹いている可能性があり
南風が強く吹き出すまでの
朝一からの数時間は風の影響が少ない
時間帯があるかも
しれません

明日の朝一までに
沖合で吹く南寄りの風によって
どれだけサイズアップしているかは
微妙なところかと思いますが

はるべえ
もし朝一から少しサイズアップ
しているのであれば・・・
朝の数時間だけ
いい時間帯があるかも⁈

明日の朝までの
石廊崎の波浪観測データを見て

反応がでてきているのかを
チェックしておくのがよいかと思います

明日の暦と潮回り

【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/10/10
日の出:05:40 / 日の入:17:11
大潮
満潮:04:27(156cm) / 16:36(155cm)
干潮:10:34(47cm) / 22:51(31cm)

【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/10/10
日の出:05:43 / 日の入:17:14
大潮
満潮:04:46(155cm) / 16:55(149cm)
干潮:10:59(41cm) / 23:09(24cm)

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過去の「今日の気圧配置と波情報」

過去5年分の今日の記事を紹介しています

【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/10/09)
10月9日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/20211009/wave-22756/
2020
https://asasfsas24.com/20201009/wave-15370/
2019
https://asasfsas24.com/20191009/wave-10257/
2018
https://asasfsas24.com/20181009/wave-5010/
2017
https://asasfsas24.com/20171009/wave-391/
2016
https://asasfsas24.com/20161009/wave-30/

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今日の記事は以上です。

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