【Kindle】サーファーが知っておきたい台風の知識
サーフィン×気象の
波乗りブロガーです
9月3日 土曜日の
気圧配置と風と波の状況を
本日も更新していきます。
今日も朝の時点に今日の状況を投稿して
夕方に明日の状況を追記しました
台風11号からの南西うねりの
反応が気になりますので
今日はそんな話題を中心に
記載していきたいと思います
~
台風の移動に伴って
うねりの向きも変わってきます
うねりの向きとポイントの向きから
タイミングよく海に入れるようにして
今回の台風もいい波をあてたいですね
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~
今日の気圧配置と風と波
午前9時の実況天気図
今日の午前9時の実況天気図です
日本海に中心のある高気圧は
昨夜からゆっくりと東へ進んでおり
その高気圧の南側には
秋雨前線がかかっています
午前3時の気圧配置では
千葉南エリアあたりに前線が
かかっているような感じですが
今日も日本海にある高気圧を
まわる北東ベースの風が吹きやすい
朝の気圧配置です
~
台風11号は大型で非常に強い勢力に
今日も気になる台風11号ですが
中心気圧は945hPaと昨日からは
少し浅くなってきた傾向ではありますが
台風の大きさは「大型」となり
風速25m/s以上の強風域の範囲が
大きくなってきている模様
午前8時の情報をベースにしてますが
石垣島の南南東の海域にあって
このままゆっくり北上する
予想がでています
その後も東シナ海を
ゆっくり北上して
来週火曜から水曜には
速度を上げながら日本海を
北東方向へと進む予想進路図です
~
台風11号からの南西うねりの反応が鈍い・・・
昨日の記事やLINE配信でも
記載しましたが
この台風11号からの南西うねりの
反応をこの週末は期待していたのですが
まだまだ反応が鈍いですね
猛烈な勢力にまで発達した台風であり
北緯20度線も越えてのこの位置で
途中に前線がある訳でもなく
北東うねりが強い訳でもないのですが
今日も反応が鈍い状態が続いて
いるようです。
~
なんで今回は反応が鈍いのかを
少し考えてみたのですが
これまでの私の経験からですが
台風の勢力が「猛烈な」か「非常に強い」
まで発達したときには
太平洋沿岸にうねりが到達することが多い
ので、今回もこの位置なら南西うねりが
入ってきてもおかしくないかなと
思ったのですけど・・・
よくよく考えてみると
北緯20度を超えて太平洋沿岸に
うねりが届くケースは
台風が南海上から北上してくる
ことを前提にした経験則でしたが
今回の台風11号は南海上を
西へ進んで今の位置になった
んですよね
つまり西進してきたことで
北上してくる台風と比較すると・・・
海上で南西うねりをつくる時間が
少ない・足りないことから
反応が鈍いのではないかと・・・
台風11号のすぐ東側に
熱帯低気圧があったことが
影響しているのではないかとも
思いましたが
うねりを蓄えるというか
太平洋沿岸に向けて
南西の風が吹いている時間(吹続時間)
が足りないことから
うねりの反応が鈍い
のではないか?というのが
私の仮説です
~
つまり
このままずっと反応が鈍いわけではなく
昨日などは同じような位置でほぼ停滞
していたこともあり
南西うねりがだいぶ蓄えられたのでは
ないかと思いますので
周期の長い南西うねりが
湘南や千葉南エリアには
反応してくるのではないか?
鎌倉エリアなど
南西うねりが待ち遠しいエリアでは
明日は
石廊崎の波浪観測データの
波高と周期のデータを見ながら
反応具合をチェックして
午後はスタンバイしておくのが
よいかもしれませんし
月曜日は海に行く時間をつくるために
いまから仕事の調整をしておくと
よいかもしれませんね・・・
~
沿岸部の風向き・風速
朝から北東ベースの風が
吹いていますが
ポイントによっては
風の影響が既にでている
ところもありそうです
~
今日の波・うねり
こちらは石廊崎の波浪観測データですが
今朝も波高は1m以下のままで
まだ周期の長い波の観測はないようです
千葉エリアは
これまで続いている
はるか東海上の高気圧からの
東~南東うねりが
少し弱くなりながらも
遊べるサイズの反応は続きそうですね
~
千葉・湘南エリアの波
朝から北東ベースの風が
吹いていることもあり
北東の風をかわず
片貝エリアや鴨川エリア
などが無難なポイント選び
となりそうですが
かなり混雑してそうですね・・・
北東の風なので
平砂浦も期待したいところですが
まだ南西うねりは届かず・・・
混雑を覚悟で風をかわすポイントで
入るか、風はかわしきれないけど
比較的空いてるポイントではいるか
でしょうか
~
こちらは一宮周辺の波の様子を
今日も共有してもらいました。
北東の風の影響がでているようですが
サイズは十分ある分できそうですね
波質としてはイマイチかと思いますが
混雑してない海でというなら
楽しめるのではないかと思います
~
湘南エリアは
今日もまだ台風11号からの
南西うねりの反応は鈍く
大きなサイズ変化は
ないようですが
南東ベースの波が
物足りないながらも少し
反応があるのか
厚めの板などを持参すれば
少しできる時間帯が
あるかもといった状況でしょうか
南西うねりの反応に
期待したいところです
~
今日の暦と潮回り
【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/09/03
日の出:05:12 / 日の入:18:04
小潮
満潮:09:18(118cm) / 20:03(142cm)
干潮:02:31(43cm) / 14:06(92cm)
【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/09/03
日の出:05:15 / 日の入:18:07
小潮
満潮:09:47(116cm) / 20:09(141cm)
干潮:02:53(39cm) / 14:22(93cm)
~
明日の気圧配置と風と波
明日午前9時の予想気圧配置
明日午前9時の予想気圧配置です
日本海を東進した高気圧は
千島の東あたりまで中心を移動させ
秋雨前線は北陸から朝鮮半島まで
のびていますが次第に
消滅していきそうな流れ
台風11号は引き続きゆっくり北上し
これから宮古島や石垣島などが
暴風域に入っていく見込み
沖縄本島まで強風域に入りそうで
これらの地域では台風通過まで
厳重な警戒が必要な時間帯となってきます。
その後、台風11号は東シナ海を
15㎞/hくらいのゆっくりした速度で
北上を続ける見込みで
火曜日の午後までは
東シナ海を北上する状況が続きそう
な予想となっています
~
沿岸部の風向き・風速
千島の東まで移動した
高気圧から吹き出す
北東~東の風が入りやすい
一日となりそうです
朝のうちは北寄りの風が
吹き時間帯もありそうですが
概ね東よりの風が続きそう
そこまで強くは吹かないかもですが
面がザワついてくるくらいの
感じで吹くポイントもありそうです
~
明日の波・うねり
明日午前9時の
沿岸波浪予想図を見てみますと、
房総半島沖では
東南東からの波が卓越し、
周期は9秒、波高は1.2m
相模湾沖でも
南東からの波が卓越し、
周期は10秒、波高は1.1m
がそれぞれ予想されています
朝の時点では
まだ東よりの波が卓越することが
予想されており
まだ台風からの南西うねりの大きな
変化はないかもしれませんが
午後には湘南や千葉南エリアには
周期の長い南西うねりの反応が
良くなってくる可能性がありそうです
~
明日のざっくり風と波イメージ
南西うねりがどのタイミングで
しっかり反応してくるかでしょう
サイズアップしてくれば
中級者以上の方が中心の
コンディションとなってきますが
台風からの周期の長い南西うねり
が入ってくるとなれば
鎌倉エリアや千葉南エリアなど
待ち望んでいたブレイクが
現れるかもしれません
明日のうちにどこまでサイズが
上がってくるかはなんとも言えない
ところがありますけど
後半は鎌倉エリアでも
十分なサイズのセットが
入ってくることに期待したいですね
~
千葉南エリアも平砂浦などは
風もかわして十分なサイズまで
アップしてくることが期待できます
ここでは詳しくは書きませんが
普段は波がたたないポイントなどへ
行くこともあるかと思います。
これまでも駐車問題がいろんなところで
発生してしまっており
パトカーが出動するなんてことも
何度もあったようですので
くれぐれも迷惑駐車などに
ならないよう、
地元の方の生活に影響がでてしまう
ようなことのないようにだけ
お願いしたいと思います
~
また台風のうねりが入ったポイントでは
ビギナーの方は危険なので
海は控えたほうがよいでしょう
コンディションの急変もありえますし
流れも強くなり波のパワーも大きく
なってきて、手に負えなくなってきます
技量に合わせて
無理のないようにポイント選びを
してもらえればと思います
~
千葉北や茨城エリアは
南西うねりは回り込んで反応するため
卓越波向は東よりの波で
明日も続くのではないかと思います。
それでも一宮周辺などでは
東よりの波でもそこそこのサイズがあるのですが
明日も北東の風をかわす片貝エリアなどは
朝のうちは程よいサイズで遊べる
可能性もありそうです。
台風のうねり狙いではない方は
千葉北でもポイント選べば
できる時間帯はありそうですが
早めに入っておくのがよいでしょう
~
明日の暦と潮回り
【千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)】
2022/09/04
日の出:05:13 / 日の入:18:02
小潮
満潮:11:31(112cm) / 20:39(137cm)
干潮:03:38(44cm) / 14:41(107cm)
【湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)】
2022/09/04
日の出:05:16 / 日の入:18:06
小潮
満潮:12:19(112cm) / 20:42(135cm)
干潮:04:04(39cm) / 14:56(110cm)
~
休日の前日+不定期に
ブログ更新情報やおすすめ情報などを
配信しています
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台風11号の南西うねりはその後も反応イマイチ・・・
こちらは9月5日月曜日の20時発表の
台風情報を追記しています
台風11号は大型で非常に強い勢力のまま
東シナ海を北上していきました。
こちらは石廊崎の波浪観測データですが
4日の日曜日の午前2時から
12秒程度の長い周期の波が
観測されはじめるも
波高は夕方までほぼ1.0m前後で推移し
湘南エリアや平砂浦でも
後半にかけてはややサイズアップ
してきましたが
そこまで大きな変化はみられず
南西うねりに反応する由比ガ浜の
夕方でも腿腰くらい、鵠沼で腰腹くらいと
反応が鈍い状態が続きました
平砂浦でも腹胸くらいな
サイズ感までのアップで
大きくサイズアップするような
感じではありませんでした
~
5日月曜午前9時の沿岸波浪実況図です
房総半島沖では
南からの波が卓越し、
周期は10秒、波高は1.7m
相模湾沖でも
南南西からの波が卓越し、
周期は13秒、波高は1.3m
として解析されており
石廊崎の波浪観測データも
4日日曜夜遅くから波高1.5m程度まで
アップしてきて
朝一の由比ガ浜は胸くらいまで
やっとサイズアップ!
鎌倉エリアは頭サイズの波は
なかなか入ってこないながらも
胸肩サイズはキープして
遊べるコンディションがありましたが
やはり猛烈な台風にまで発達した
台風からのうねりとしては
反応が鈍いのではないかと思います。
~
御前崎や伊豆の多々戸などでは
頭オーバーのセットが入ってきて
御前崎~伊良湖まではほぼクローズアウト
ただ和歌山の磯ノ浦は
腰腹~胸サイズ止まりで
こちらも頭サイズが入ってくる
ようなサイズアップには
至りませんでした。
~
台風11号は9月6日の21時に
日本海で温帯低気圧に変わりました
8月28日に発生してから
約10日間続いた台風となりましたが
こちらの経路図を見てもらうと
わかるように
南海上を西へ進んで停滞後に
東シナ海を北上し日本海を北東
へと進むという
非常に珍しいコースとなった
台風でした。
こちらは9月5日(月)の午前3時の
実況天気図ですが
5日以降も台風11号の南西うねりの
反応が鈍かった理由としては
千島からオホーツク海付近に
停滞していた高気圧からの
北東うねりの存在もあったのでは
ないかと思える天気図です
この高気圧はその後も
同じような場所に停滞傾向となり
南西うねりとは真正面からくる
北東うねりを送りこんでいた状況でした
強い南西うねりを打ち消すほどの
強い北東うねりだったのかというと
そこまでは強くはなかったようにも
思えますが、
気圧配置の推移から見る限りでは
そのような要因もあったのでは
ないかと想定しています。
~
気象実況データ
Windy:https://www.windy.com/
Wind
Waves
Swell1
過去の「今日の気圧配置と波情報」
過去5年分の今日の記事を紹介しています
【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/09/03)
9月3日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/2021090
2020
https://asasfsas24.com/2020090
2019
https://asasfsas24.com/2019090
2018
https://asasfsas24.com/2018090
2017
https://asasfsas24.com/2017090
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今日の記事は以上です。