今日もサイズ十分な千葉の波

低気圧が残したうねりが残り今日もサイズ十分な千葉の波【2022.3.28】

はるべえ
はるべえ@
波乗りブログ毎日書いてる
気象予報士
です

3月28日 月曜日の
気圧配置と風と波の状況を

本日も更新していきます。

昨日は一気にサイズアップして
クローズアウトが多かった千葉エリアも
今朝は落ち着いてはきて
エントリーできるポイントは
多くなってはきたものの

まだまだサイズ十分な反応が
続いた3月最終週の月曜の波。

午後からは東よりの風が強まって
北東の風をかわす一部のポイント
しかできないような感じに
なってしまいました。

明日も北東~東の風が続きそうなので
風向きと潮回りのタイミングよく
海に入れるようにしておきたい
ですね

今日もまずは気圧配置から
みていきましょう

今日の気圧配置と風と波

午前9時の実況天気図

実況天気図

今日の午前9時の実況天気図です

週末に日本付近を通過していった
二つ玉低気圧は1つにまとまった形となり
オホーツク海で台風並みに発達しています

もう3月も末なので
ここから冬型が強まるということは
ないですが

黄海から高気圧が東へと張り出してきて
西高東低の気圧配置には
なってきています

アメダス風向風速_220328_0900

朝の沿岸部の風は
概ね北よりの風が吹いており
海陸風のオフショアが吹いて
いるところが
多くなっているようです

石廊崎の波浪観測データ_220328

日曜の午前1時には波高5mオーバーまで
観測した石廊崎の波浪観測データですが
昨日の後半からはダウン傾向となり
今朝は1m前半まで
落ちてきています

今朝の千葉エリア
昨日大きくサイズアップした南うねりは
落ち着いてきている傾向ながらも
朝はまだ頭サイズのセットが
入ってきているポイントも多く

ハード気味なコンディションが
残っていましたが
北風をかわす片貝や勝浦、鴨川、平砂浦などの
ポイントを中心にそこそこコンディション
まとまってきて出来ていたようです

午後は次第に落ち着いて
きてはいたものの
海からの風が入るようになってきて
だいぶ面に影響してきた感じの
ポイントが多くなりました

こちらは昼頃の波の様子です

220328

既に東よりの風が強めに入ってきて
しまっていた時間帯で
まとまりのない波でしたが
サイズはしっかり残っていました

220328

こちらも東の風が強くて
右に流れる感じのコンディション

セットはまだまだサイズ十分で
肩頭サイズは入ってきてましたけど
波は整っておらず
海の中はガラガラでした

220328

220328

朝はまだ風が弱いオフショアが吹いていて
周辺ではだいぶまとまった波になってましたが
午前10時前あたりから東の風というよりも
南東っぽい海からの風がやや強めに
入ってきてしまいました。

低気圧が残した波がまだ反応続いて
いると思われますが
朝はセットが入ってくると
波数が一気に多くなり
やり過ごすまでジッとドルフィンで
耐える感じとなります

今日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/03/28
日の出:05:31 / 日の入:17:56
若潮
満潮:03:11(117cm) / 13:05(110cm)
干潮:08:28(90cm) / 20:26(18cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/03/28
日の出:05:34 / 日の入:17:59
若潮
満潮:03:39(127cm) / 13:19(112cm)
干潮:08:58(96cm) / 20:50(19cm)

明日の気圧配置と風と波

明日午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明日午前9時の予想気圧配置です

黄海付近に中心のあった高気圧が東進し
明日の朝には関東付近まで中心を
移動させてきて
日本付近をすっぽりと覆ってくる
予想気圧配置です。

高気圧中心の南側に位置するように
なる
ということで
いつもこのブログ読んでいただいている
方はなんとなくパターンが
わかってきているかと思いますが

高気圧からの吹き出しによる
北東~東の風が入りやすい気圧配置
です

沿岸波浪予想図

明日の午前9時の沿岸波浪予想図では、

房総半島沖では東からの波で
周期は8秒、波高1.7mが予想されています

また相模湾沖では、南東の波で
周期は7秒、波高は1.7mが予想されています

 

波のほうは今日も落ち着き傾向となっている
低気圧が残した南~南東うねりは
落ち着いてくる傾向となりますが

これに東からの風波が加わって
きそうなので
一気にサイズダウンという感じでは
なさそうな感じかと。

風の影響を受けやすいポイントが
多くなりそうなので
北東の風をかわすポイントからの
チェックが無難になってくるのでは
ないかと思います。

ポイント選びの傾向としては
今日と同じような感じが良さそうで

片貝や飯岡、御宿・部原、
鴨川、平砂浦などの
ポイントあたりから

自身の技量にあわせて
サイズが程よいポイントに
入るというのが
無難な感じでしょうか

片貝・部原・鴨川が比較的には
サイズの反応が良さそうな
ポイント
とはなりそうですね

午前9時が午前の干潮時刻なので
その前後の時間帯に入っておくのが
良いのではないかと思います

湘南エリアもサイズダウン傾向には
かわりはなさそうですけど
先ほども記載した沿岸波浪予想図では
東南東の波が1.7mとして
予想されており

西湘方面を中心に
サイズは残って反応が続きそうな
感じが予想されています。

午後は東の風にシフトしてきそうなので
少しでもサイズ残っていて
北東の風が吹きそうな
午前中の干潮時刻前後のミドルタイド
の時間帯に入ると
明日も遊べる波があるかもしれません

ただサイズが思ったよりも残らずに
物足りないコンディションに
なってしまう可能性もあるので

家を出発する前に
反応がどれくらい残ってそうなのかを
チェックしたほうがよいでしょう。

明日の暦と潮回り

千葉エリア:こよみと潮まわり(勝浦)
2022/03/29
日の出:05:30 / 日の入:17:57
中潮
満潮:03:35(123cm) / 14:23(120cm)
干潮:09:07(74cm) / 21:14(15cm)

湘南エリア:こよみと潮まわり(江の島)
2022/03/29
日の出:05:33 / 日の入:18:00
中潮
満潮:04:01(131cm) / 14:41(124cm)
干潮:09:28(80cm) / 21:39(16cm)

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明後日の気圧配置と風と波

明後日の午前9時の予想気圧配置

予想気圧配置

明後日の午前9時の予想気圧配置です

日本付近を覆っていた高気圧は
東海上へと離れる方向へ移動していき
ますが、

関東地方は高気圧の後面に
位置するようになり
また南海上には前線も予想されていて

沿岸部は雲の多い時間帯が
多くなりそうな
予想気圧配置です

高気圧の吹き出しによる
南東の風が入りやすそうであり
明日よりもうねりの反応はよくなって
きそうで

千葉エリアではサイズは続きそうな感じ
ではありますが
南東の風の影響が気になるところ
ですね

また明日の状況みて
ブログ更新していきます

過去の「今日の気圧配置と波情報」

過去5年分の今日の記事を紹介しています

【千葉・湘南】今日の気圧配置と波情報(2022/03/28)
3月28日の気圧配置と波情報
2021
https://asasfsas24.com/20210328/wave-18526/
2020
https://asasfsas24.com/20200328/wave-12401/
2019
https://asasfsas24.com/20190328/wave-6717/
2018
https://asasfsas24.com/20180328/wave-563/
2017
https://asasfsas24.com/20170328/wave-200/

今日の記事は以上です。

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