いい波に乗るために~潮まわりを知っておく

週末サーファーがいい波に乗るために

週末サーファーがサーフィンできる時間は非常に限られていますが、その限られた時間の中で ”いい波” をあてるために知っておきたい気象や海に関する知識と経験則についての記事です。

・風の向き・強さ・持続時間によるうねりの向きと強さ

・太陽と月と地球の位置関係から変化する潮まわりと毎日の干潮・満潮の時間による潮の動き

・ポイント毎の向きと地形・周辺ロケーションの環境などによる波のコンディション

その他、台風の記録や安全にサーフィンを楽しむための情報を記事にしています。

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なぜ潮まわりを知っておく必要があるのか

週末サーファーがいい波に乗るために。
いままでの記事では、主に風と波に関する内容を記載してきました。

ですが、いい波に乗るためには気象のことだけでなく、潮汐に関して把握しておかなければなりません

なぜ潮まわりを知っておく必要があるのか?

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波はどうして崩れるのか前々回のこちらの記事にて波の発生から終わりまでについて記載しました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://asasfsas24.com/20181029/wave-5097[…]

こちらの記事を読んで頂いた方はピンっときているかもしれません。

波がどうして崩れるのかというところでも記載したとおり、波は自身の波長の1/2の水深になるまでは海底の影響を受けませんが、
水深が波長の1/2以下になると海底の地形の影響を受けるようになっていきます。

詳細は上記の記事をもう一度読んで頂くとして、要は波が崩れることは水深と大きく関係しているということです。

つまり、干潮や満潮で潮が引いたり上げたりすることで、波の崩れるエリアの水深が浅くなったり深くなったりするということになるので、この潮の満ち引きが波の崩れ方やコンディションに大きく影響してくるということになります。

リーフブレイクでは潮まわりを知らないと危険

パタゴニア

特に海底が岩やサンゴ礁などの地形になっているリーフブレイクのポイントでは、
そもそもこの潮まわりを知っておかないとサーフィンできない状況になることがあります。

満潮時刻に合わせて海へ向かう

そのポイント毎に異なるので一概には言えないところがありますが、
多くのリーフポイントでは干潮の時刻付近(潮が少ない時間帯)では、サーフィンできないことが多いです。

地形が浅いリーフブレイクのポイントでは、ある程度の海水によって水深がないと、岩が海面から突出した状態になったり、波が崩れる場所の水深が浅すぎてサーフィンするには危険な状態になったりします。

沖縄や奄美大島のポイントは、満潮前後の時間帯しかサーフィンできないポイントが多くあります。

そんなポイントでサーフィンするには、満潮と干潮の時刻とその潮位について知っておく必要があり、島のローカルの方は潮の時間にあわせて海に入るという生活をしている方も多いです。

この潮の時間を知らないまま海に入ってサーフィンするのは非常に危険であり、
特に南の島へのサーフトリップ時などはポイントそれぞれの地形と潮の時間を予めよく調べておくかローカルの方に教えてもらう必要があります。

逆に干潮にならないと波が割れないポイントも

潮が引いている時間帯じゃないと波が割れないというポイントもあります。

水深がある程度深いポイントでは、ある程度のサイズの波(波長の大きい波)になるか、もしくは潮が引いて水深が浅くならないと波はブレイクしてくれません。

特に干満の差が大きい大潮まわりの時期には、満潮前後の時間はまったく湖みたいな状況だったのに、干潮前後の時間にはいい波が割れるようになったということも珍しくありません。

やはりポイント毎の地形と潮まわりをよく知っておく必要があります

ビーチブレイクでも潮まわりは重要なファクター

リーフブレイクに関しての潮まわりについて記載してきましたが、ビーチブレイクでも当然潮まわりは重要なファクターとなります。

リーフブレイクのように、そもそも海に入れないとか波が割れないとかの大きなインパクトはないですが、
ビーチブレイクでも砂の付き具合によりブレイクポイントが決まってくるため、潮が引いたときがいいポイントもあれば、
潮が上げたときのほうがいいポイントもあることになります。

またリーフブレイクのように海底の形状が固定ではなく日々変化するため、その時々によってもいい潮の時間帯が異なってきます。

これには日々の地形の状況をよく把握しておくことが必要です。

サーフィンの経験が長くなってくると、海を見たり実際に海に入れば何となくですが、
潮が上げたほうがいいのか引いたほうがいいのかが、感覚でわかるようになってきます。

潮が動く時間帯に合わせて海にはいる

リーフブレイクやビーチブレイク問わず、そのポイント毎や地形の状況毎に、潮が引いているときがいいのか、潮が上げているときがいいのかは異なることは、なんとなくわかったかと思います。

ですが、総じて言えることが一つだけありまして、それは、「潮が動く時間帯に合わせて海に入る」のがいいということです。

1日に2回干潮と満潮の時間がありますが、満潮から干潮までの潮が引いていく状態を「引き潮」、干潮から満潮までの潮が満ちていく状態のことを「上げ潮」といいます。

この潮が引きや上げに向けて動いている時間帯は、海水の運動が発生することにより波が良くなることがあります。

逆に満潮や干潮の時間帯は潮が動かなくなるので、海水の運動がなくなることで海水の量が少なくなり波が小さくなったりします。

特に潮位の差(干満の差)が大きい「大潮」の時期の「上げ潮」の時間帯には、ワンサイズ大きい波が上げ潮に乗ってブレイクすることがあり、サイズの小さな日でも大潮の上げの時間帯だけワンサイズ大きなセットの波でサーフィン楽しめることがよくあります。

この潮が動く「ミドルタイド」の時間帯が何時ごろなのかは、海に行くときには常にチェックしておきたいところです。

週末サーファーは、なかなか潮の時間帯に合わせて海に入ることは難しいかもしれませんが、これから入る時間帯がどんな潮まわりなのかを知っておくだけでも波のことをもっとよく知ることができると思いますので、ぜひ潮まわりを意識してサーフィンを楽しみたいですね。


今回はサーファーはなぜ潮まわりを知っておく必要があるのか、ということを中心に記載してみました。

次回はそもそも潮の満ち引きとはどういうことかについてを中心に、いい波に乗るための潮まわりについてもう少し記載してみようと思います。

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